あらすじ
東雲と香織が出会ったとき、東雲が抱いていた想い――。香織が抱いた冷淡で傲慢な印象とはうらはらに、東雲は複雑な想いを抱いていた。「前島香織を潰す」、その一心で帰国した東雲だったが、香織を知ることで徐々に彼女に惹かれていく。東雲目線で語られる「罠」とその崩壊…。そんなある日、東雲に一本の電話がかかってくる。その相手は香港時代に愛した女性――今は冬木部長の妻である、冬木沙織からだった。東雲を呼び出した沙織の真意とは? オトナの恋が、複雑に、エモーショナルに交錯する…!
※第5話を収録。
スリル満点の大人の恋!
インテリアプランナーで仕事もできるキャリアウーマンの香織(33)。7年前から上司である冬木と不倫の関係を続けています。もちろん絶対に秘密の関係。まさに道ならぬ恋です。しかし、香港支社から移動してきた東雲遥斗に不倫現場を目撃されてしまい、そこから物語は急展開していきます。
登場人物それぞれの思惑が絡み合い、目まぐるしくストーリーが展開していくので一回読み始めたらページをめくる手が止まりません…!とにかく面白いです。
元が小説なので、大人のディープな恋愛が描かれつつも、まるでミステリー小説のような読後感を味わえます。一筋縄ではいかない、大人の恋愛が描かれる『Perfect Crime』。ドキドキとスリルに溢れた大人の恋に足を踏み入れてみませんか…?
感情タグBEST3
東雲の心中が明かされ、蟠りも解消されるかと思いきや更なる混乱の芽が生まれる。
物事は複雑に絡み合い、ねじれ、どうしようもなくこじれてしまった。
当初予期されていたように沙織と東雲が直接干戈を交えるような事態を迎えてしまうのだろうか。今後も目が離せない。
せつない想い
東雲目線の話が続き、香織目線での話の時の東雲の様子の違和感が分かります。お互い惹かれあってるのに、本音は分からないから東雲の切なさ半端ないです。
東雲さん目線で描かれる香織との関係。東雲さんは香織の事が憎いとかでなく、だんだんとひかれていってたこと、でも小野さんの気持ちも知っていたので一歩引いていたこと。あ~切ないねぇ。
うーん
東雲の気持ちがいつどのタイミングで変化したのか、何度か読み返して見たけど分からなかった。
香織が東雲に惹かれたのは、嫌なのに強引に迫られたり、優しさと冷たさの間で揺れ動く気持ちが恋に変わったのか、と想像つくし分かる気がする。
これは私が女だから、女性側の気持ちは分かるけど男性側の気持ちが分からないから、ってことなのか。
香織への気持ちが復讐だけではなくなった東雲がこれからどうするのか、気になります。
それにしても登場人物みんなこじらせてるよなぁ。
東雲さん視点からのお話。しかし、読めば読むほどただただ沙織さんが可愛そう。
旦那は不倫し、友人だと信じていた男は勝手に惚れて勝手に体の関係を求める→よりによって旦那の不倫相手(主人公)に惚れた、もう会えないと告げられる。いくら主人公とはいえ、あまりにも持ち上げられ過ぎでは?と感じてしまう。
東雲さんサイドの観点からのストーリーですが、普通はその人サイドのストーリーだとその心情が伝わって肩入れしたくなるけど、東雲さんにあんまりその気にならないです。
香織と冬木部長は、不倫ではあったけど、お互い本当に惹かれあってたんだろうし。別れてからも、冬木部長は、やっぱり香織には特別な感情を持っているのか、優しく幸せを願ってくれている。遥斗は、複雑なバックボーンがあるけれど、自分のご両親への誤解が解けたあたりから、とても表情が柔らかくなったと思う。香織に対しても、深い愛情と信頼がある。 遠距離は辛いけど、気持ちで繋がってる感じがするし、この2年間にどうなっていくのか、この先が気になる。小野さんと千夏もできることなら、きちんと気持ちで繋がってほしい。みんな幸せになって。
こいつには小野さんがいるっていいながら手を出す東雲さんのことが本当にわからないなあ・・・まあ、もともと自覚なしにヒロインに執着していたってことなのかな。
うーん・・・沙織さんのことが何だかかわいそうになってしまいます。冬木部長サイドからのストーリー読んだら違ってくるのかもしれないけど・・・東雲さんも冬木部長もなんだかなあ・・・
最初は香織目線で書かれてたけど東雲目線で書かれています。最初東雲くんが何を考えているのか分かりませんでしたが読んでいくうちに東雲くんも辛かったんだなと感じました。
CP4
冬木部長の奥さんのさおりさん。東雲さんを傷つけた酷い女性だけど、冬木部長のことは本当に愛しているんですね~。う~ん。ある意味、悪い女性に振り回され続けている東雲さんが、気の毒過ぎる~。