【感想・ネタバレ】Papa told me 7のレビュー

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親と子

小さなころに母親を亡くした大人びた言動の小学生の女の子と、作家をしている彼女の父親とのハートフルストーリーの第七巻。

6年生の乾鷹彦くんは父親が議員の男の子。
秀才でクールビューティーで性格もクールだと噂だ。
初等部だけでなく中等部の人にも人気があるらしい。
ただ知世は彼のことをよく知らないがキザでインケンだと感じてしまいあまり興味がないみたい。
ただその後新聞部のコラムのことで乾くんと関わり合いになることになってしまう。

マンションに引っ越してきたばかりのかつての二人。
信吉は知世に寝室を与えるが、段ボールに囲まれた知らない場所ではやはり眠れなかった。
でも父親を心配させたくない知世は本を読んでくれたら眠れるかもとお願いをした。
それがいつしか知世の楽しみになるがある晩、彼女より先に信吉が眠ってしまった。
それから彼女は本を読んでもらわずに一人で眠るという事を選択したのだった。

親にとって子供は大事だと思っている人もいればそうじゃない人もいる。
でもやっかいなのは大事だと思っていても当人の言動が子供をまったく大事にしていないことだ。
鷹彦の父親はそういうタイプなのだろう。
姉は見切りをつけたけど、彼はまだ割り切れる年齢じゃないことがかわいそうだった。


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2021年08月04日

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