あらすじ
パパの名前は的場信吉。ちょっと難しい本などを書いている作家サンで、ハンサムな上に背が高い。娘の知世ちゃんの自慢の親だ。パパはパパで、かわいくスルドイ知世ちゃんには、やや親バカの傾向あり。2人きりの父子家庭だけど、毎日建設的に頑張ってマス
...続きを読む
日常系マンガでこんなに胸を打つ作品があったなんて…!
主人公の知世ちゃんは小学生。大好きな小説家のお父さんと二人暮らしをしています。お母さんはずっと昔に夜空の星になってしまいました。そんな知世ちゃんのセンチメンタルで少し不思議な日常を切り取った物語です。
知世ちゃんだけでなく、たくさんの人が登場人物として登場し、お話は一話完結の短編集のような作品です。
中でも、お父さんの妹の百合子ちゃんやお父さんの編集担当の北原さんなど、働いている女性たちの内面に迫った物語がおすすめです。
特に、EPISODE.76「ビクトリア エンバンクメント」は、北原さんのお部屋作りについてのお話なのですが、自分自身の居場所を自らの手で作っていく強さを感じられて、とてもおすすめです! 現代社会を生きている人は少なからず心打たれる部分があると思うので、ぜひ読んでみてください!
おしゃれでオトナな知世ちゃんのセンチメンタルで不思議な日常を読んでみませんか?
感情タグBEST3
砂糖菓子のような物語だと思っていたら、とある人物の予想外の過去が明かされ、ただ甘いだけじゃない、ちゃんと人生の苦味も描かれている素敵な物語でした。ノスタルジーガーデンという響きもいいなぁ。
Posted by ブクログ
信吉さんと千草さんの出会いが語られる。そういう馴れ初めでなくても、というかそこまで作り込まなくても、とも思えるが、彼の生き様の理由として、これくらいツヨいものがあることは説得力をもつ。北原さんの出し方とかも、上手い。
Posted by ブクログ
出版社/著者からの内容紹介
お友達のさちこちゃんのおうちに遊びに行った知世ちゃん。おうちの中には何でもあって、うらやましいくらい。だけど、さちこちゃんの気持ちは複雑のようで…。かわいく鋭い知世ちゃんとパパの、あったかシリーズ。
ほろ苦い
2巻目にして、信吉さんと千草さんにはそんな大人な事情があったのか・・とほろ苦では済まないような、ちょっとビックリした。画家さんが味のある素敵な人に見えたけど千草さんはどんな気持ちでいたんだろう、深堀りしてほしくなりました。
悩むこともあるけど
小さなころに母親を亡くして大人びた思考をしている小学生の女の子と、作家をしている彼女の父親のハートフルなお話の第二巻。
友達の幸子ちゃんから招待状をもらってピアノの発表会に来た知世。
次の日その彼女から誘われて家に招かれた。
とても豪華な家に住んできらびやかな調度品に囲まれて暮らしている幸子だが、彼女の家庭にはなにか事情がありそうで……。
編集者からサイン会の提案があった信吉。
気乗りしなかったが押し切られてしまった。
知世には内緒にしていたが彼女は新聞の広告欄を見て知ってしまう。
そして父親の内緒の仕事をこっそりと見に行くのだった。
この頃下校中によく視線を感じる知世。
二人組の怪しい男に声を掛けられ誘拐かナンパだと思ったので父親に報告。
その後しばらく知世の登下校に付き添う信吉だったがそれでも声を掛けられ……。
叔母の百合子の家に泊まった知世は父親の若いころの写真を発見。
今とまったく違うその姿に不安になりついには夢にまで出てきてしまったが……。
今巻もあいかわらずおしゃれで温かいお話が多かった。
それでも作中には知世や信吉、百合子やほかの人が感じている生きづらさがちらほらと出てきてその中でなんでもないように生きている彼らがすごいと思った。
続きが楽しみ。
Posted by ブクログ
EPISODE.7 ノスタルジーガーデン
お父さんとお母さんの過去。
香原さんもお父さんもお母さんも誰も悪くなかったのだ。
笑顔になれなくても
知世ちゃんを会わせるお父さんの心中。せつない。