【感想・ネタバレ】ソードアート・オンライン20 ムーン・クレイドルのレビュー

あらすじ

山ゴブリン族オロイによる、人界人ヤゼンの殺害。《禁忌目録》と《力の掟》によって縛られたアンダーワールドの住人には、決して起こすことのできない事件が発生した。真相を探るキリトは、暗黒界軍の総司令官イスカーンの助力を得るも、すんでのところで犯人とおぼしき《黒ローブの男》に逃げられてしまう。調査が難航する中、アスナは殺害現場である宿屋で《過去覗術》の詠唱を試す。すると意外な映像が浮かび上がり……。 そして、整合騎士見習いのロニエとティーゼに《真犯人》の毒牙が迫る――! 《ムーン・クレイドル》編、完結!

...続きを読む

「ゲームの中での死は、そのまま現実世界での死に直結する」、そんな地獄のゲームに巻き込まれてしまった主人公・キリトが、自らの剣の腕だけを武器に、文字通り死にもの狂いでゲーム「ソードアート・オンライン」の世界を攻略していく、という物語。

この作品の魅力は、「ソードアート・オンライン」というゲームのリアルな世界観と臨場感を細部にわたって味わえるところ。

とにかく描写がすごい! 「ソードアート・オンライン」では、プレイヤーは「剣」を武器に戦うことになります。その分、敵との戦闘は接近戦が中心となるため、さまざまな剣技や仲間との連携技など、迫力のある戦闘シーンの描写は、実際に剣が交錯する音や息遣いが聞こえてきそうなほど……!

また、他のプレイヤーがログアウト(死)してしまうシリアスな場面には「自分がもしこのゲームに巻き込まれたら……」と思わず想像してしまって、ゾッとします。リアリティの演出がすごいんです。

とはいえ、重いシーンばかりではなく、キリトと他プレイヤーとの交流や、ヒロイン・アスナとのやりとりなどほっこりするシーンも適度にはさまれているので、途中で疲れることなく一気に読んでしまいました!

現実よりもリアル!? なゲームの世界に、あなたも没頭してみませんか?

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

ムーン・クレイドル完結編

この世界では強くなりすぎてしまったキリトくんの代わりに、本巻でもティーゼとロニエの二人が頑張ります

かなりほのぼのとした感じのアンダーワールドでの暮らしぶりが描かれた後、少し(かなり)ご都合主義的に事件が進みます。せっかくなので探偵モノらしく、事件の真相に迫って欲しかったです(かなり残念)

バイオハザード並に不可解なバトルシーン。何故そんな機能が実装されているのか謎の多いアンダーワールドのシステムへの疑問がいっぱい湧いてきます。

主のために頑張る月駆のシーンは是非映像化して欲しいくらい難解でした。

事件も完全解決とはなっていないので、ティーゼとロニエの今後も気になるので、いつか続きを書いて欲しいです。

0
2019年01月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

2018/5 18冊目(通算88冊目)。アンダーワールドの世界の話はこれで一区切りにするそうだが、「凄くこの話の続きが気になるんですけど!」と言いたくなるくらい、話の伏線が回収されずに終わる。作品はいつも通りおもしろかったのだが、その点が不満。もう他の方でもいいから、この続編書いて欲しい。それは、不可能かなあ。諦めて続きが書かれるのを待ちたいと思います。感想はこんなところです。

0
2018年05月31日

シリーズ作品レビュー

「男性向けライトノベル」ランキング