あらすじ
キリトが謎のファンタジー世界に入り込み、ユージオと出会って二年が過ぎた。≪北セントリア帝立修剣学院≫の≪上級修剣士≫となった二人は、人界最強の秩序執行者≪整合騎士≫目指し、修行の日々を過ごしていた。 ≪上級修剣士≫のキリトとユージオには、身の回りの世話役があてがわれる。キリトにはロニエ、ユージオにはティーゼ。四人は互いに絆を結び、充実した修士生活を過ごしていた── その時。 突然、≪悪意≫はやってきた。 ロニエとティーゼが、≪上級修剣士≫の下劣な貴族達の罠に嵌められる。それを知ったユージオは彼らに対して剣を抜こうとするも、教会への信仰心で身体が動かない。その時、ユージオの右目に凄まじい激痛が貫き、奇妙なしるしが浮かび上がる。 それは、ユージオには読めない神聖文字の羅列だった。 ── 【SYSTEM ALERT】。
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「ゲームの中での死は、そのまま現実世界での死に直結する」、そんな地獄のゲームに巻き込まれてしまった主人公・キリトが、自らの剣の腕だけを武器に、文字通り死にもの狂いでゲーム「ソードアート・オンライン」の世界を攻略していく、という物語。
この作品の魅力は、「ソードアート・オンライン」というゲームのリアルな世界観と臨場感を細部にわたって味わえるところ。
とにかく描写がすごい! 「ソードアート・オンライン」では、プレイヤーは「剣」を武器に戦うことになります。その分、敵との戦闘は接近戦が中心となるため、さまざまな剣技や仲間との連携技など、迫力のある戦闘シーンの描写は、実際に剣が交錯する音や息遣いが聞こえてきそうなほど……!
また、他のプレイヤーがログアウト(死)してしまうシリアスな場面には「自分がもしこのゲームに巻き込まれたら……」と思わず想像してしまって、ゾッとします。リアリティの演出がすごいんです。
とはいえ、重いシーンばかりではなく、キリトと他プレイヤーとの交流や、ヒロイン・アスナとのやりとりなどほっこりするシーンも適度にはさまれているので、途中で疲れることなく一気に読んでしまいました!
現実よりもリアル!? なゲームの世界に、あなたも没頭してみませんか?
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Posted by ブクログ
ほんわかWデートからの、乙女の貞操を守るための命を懸けた戦い。そして、幼なじみとの邂逅。キリトさんの脱獄講座。
本巻も盛りだくさんで面白かったです。
Posted by ブクログ
アリシゼーションの3作目は一気に流れが動き出したストーリー。その中で意外な再会もあり解明できた事、更に現れた謎、それぞれが徐々に動き出している。そんな印象を持ちました。自分は特に気になったのは、カーディナルが言っていた「原初の四人」…いったい誰の事だろう?とある人物が名前だけ出てきているのが自分には気になるが…これが完結した時は壮大なストーリーがどのように集結するか、それだけが楽しみです。
Posted by ブクログ
【ネタバレあり】
タイトル「ターニング」の通り、一気に物語は転換期を迎えます。
ある事件がきっかけで意外にも早く「セントラル・カセドラル」に辿りついてしまうキリトとユージオ。二人を阻む整合騎士の真実。そして窮地から救ってくれる謎の少女の登場。
なぜアンダーワールドに貴族制度が存在するのか。なぜ貴族の子息達に下衆で傲慢なものが生まれてくるのか。
謎が解かれるたびに新たな謎が生まれます
ユージオの右目に現われる「SYSTEM ALERT」となる行動は何なのか?(どうやら禁忌目録ではない可能性あり。一旦破ってしまうと制限を解除できているように見える)
ラースではどこまでアンダーワールドの状況を掴めているのか? アスナが感じた何かが黒幕なのか? 黒幕の狙いは何なのか?
まだまだ物語は続きますが、先が読みたくてたまりません。
Posted by ブクログ
アンダーワールドでのキリトの話がメイン。
ようやく大きな転機が訪れ、擬人化したカーディナルよりアンダーワールドの真相が語られる。
半分くらいまでは比較的ゆったりとした展開だったが後半は驚きの連続ですよ。淡々としながらも劇的に変わっていく展開は圧巻。
これでもまだアリシゼーション編の折り返し地点かどうか未定とは・・・壮大な話になってるなー。
Posted by ブクログ
SAOシリーズ第11巻。アリシゼーション編の3巻目。
キリトとユージオは上級修剣士となり、世話役となった後輩の女子達を交えた学院生活を送ります。
そんな中、下衆な貴族によって罠に嵌められた後輩を救うべくキリトとユージオが取った行動は……といったストーリー。
意外な展開で話は急展開を迎えるわけですが、それにしてもSAO・ALO・GGOの時のようなハマっていく感覚が得られない。
世界観ばかりが広がりすぎて、置いてけぼりにされている感が否めず。ここに没入できるか否かがアリシゼーション編の評価を分けるポイントなのでしょうか。