あらすじ
キリトとシノンが巻き込まれた《死銃(デス・ガン)》事件から数週間。 妖精アバターによる次世代飛行系VRMMO《アルヴヘイム・オンライン》にて、奇妙な騒動が起こる。新マップ《浮遊城アインクラッド》、その第24層主街区北部に現われる謎のアバターは、自身の持つ《オリジナル・ソードスキル》を賭け、1体1の対戦(デュエル)で、すべてを蹴散らし続けているという。 《黒の剣士》キリトすらも打ち負かした、《絶剣》と呼ばれるその剣豪アバターにアスナも決闘を挑むのだが、結果、紙一重の差で敗北してしまう。 しかし、そのデュエルが終わるやいなや、《絶剣》はアスナを自身のギルドに誘い始めた!? 《絶剣》と呼ばれるほどの剣の冴え。そこには、とある秘密が隠されており──。 『マザーズ・ロザリオ』 編、登場!
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「ゲームの中での死は、そのまま現実世界での死に直結する」、そんな地獄のゲームに巻き込まれてしまった主人公・キリトが、自らの剣の腕だけを武器に、文字通り死にもの狂いでゲーム「ソードアート・オンライン」の世界を攻略していく、という物語。
この作品の魅力は、「ソードアート・オンライン」というゲームのリアルな世界観と臨場感を細部にわたって味わえるところ。
とにかく描写がすごい! 「ソードアート・オンライン」では、プレイヤーは「剣」を武器に戦うことになります。その分、敵との戦闘は接近戦が中心となるため、さまざまな剣技や仲間との連携技など、迫力のある戦闘シーンの描写は、実際に剣が交錯する音や息遣いが聞こえてきそうなほど……!
また、他のプレイヤーがログアウト(死)してしまうシリアスな場面には「自分がもしこのゲームに巻き込まれたら……」と思わず想像してしまって、ゾッとします。リアリティの演出がすごいんです。
とはいえ、重いシーンばかりではなく、キリトと他プレイヤーとの交流や、ヒロイン・アスナとのやりとりなどほっこりするシーンも適度にはさまれているので、途中で疲れることなく一気に読んでしまいました!
現実よりもリアル!? なゲームの世界に、あなたも没頭してみませんか?
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Posted by ブクログ
面白かった~
純粋なSAO世界のみだったころとは違い、今はALOと現実の2重生活をおくっている主人公たち。
中でも今回はアスナがメイン。
あの副団長を務めたアスナでも、現実世界では普通の女子高生で、母親や親戚との仲で悩んだり・・・
それに今回新たに現れた「絶剣」。
彼女達が抱えた思いやその絆の強さには思わず涙が・・・
私も早くフルダイブしたい~!!!
Posted by ブクログ
SAOシリーズ第7巻。
前巻で終了したファントム・バレット編から数週間後の話。
舞台は再びALO(アルヴヘイム・オンライン)の世界に戻ります。
今回のメインキャラはアスナ。
辻試合で数多くのプレイヤーを打ち負かしていると噂になっているプレイヤー《絶剣》ことユウキとの出会いをきっかけとする一連の出来事が綴られています。
「VR技術と医療」というテーマが描かれた本作。
ストーリー的には少し重たい印象を持つシーンもありましたが、悲劇的すぎたり暗くなりすぎることはありません。
そして同時に本巻では「心」が非常に重要な要素にもなっています。
家族同士であってもすれ違ってしまう想いを伝え合うにはどうしたら良いのか。
その答えの1つをアスナとユウキが本巻にて示してくれています。
キリトの無双的な活躍シーンを求める人には物足りないかもしれませんが、SAOシリーズの世界観が好きな方には是非とも一読いただきたい作品です。
Posted by ブクログ
・後半は難病と闘う少女の話でした。
仮想世界の中で、たくさんの仲間に看取られて最期を迎えるっていうのは、
きっと幸せなんだろうなと思います。
Posted by ブクログ
VRMMOの世界、自分が死ぬまでに体験したいなぁという気持ちを持ちながら読み進めていたけど、ここで医療的な意味を持たせればどれだけ素晴らしいことになるのかを実感した。
本当に私が死ぬ頃にこの技術は現実のものになってないのかな〜ギリギリのギリまで楽しく精一杯生きたい。それこそユウキのように。