あらすじ
計り知れぬほど深く、信じがたいほど永く貫かれた、愛があった。 壮大なクロニクルPALM、遂に最終話突入!
元天才児で、シンジケートのボス、アーサー・ネガットの義子、マイケル・ネガットは、11歳の時誘拐され、一般には死亡したと思われていたが、ジェームス・ブライアンと名を変え、ネガットと敵対するエリー・ファミリーのもとで成長した。エリーの部下による虐待、愛する人々の死……ジェームスの少年時代は凄惨なものだったが、ついに自由になる時がやってきた。 やがて母親に愛されず、愛する人々を次々に失ってきたカーター・オーガスと出会い、彼のもとで探偵助手となったジェームス。 これは彼ら二人とその周囲の人々をめぐる物語である。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
作者のライフワークであるパームシリーズもようやく最終章で本当に嬉しい。生きてる内に最後まで見届けられそうで本当に良かったです…
マフィアから狙われる毎日が終わっても世間的には世界を動かせる重要人物であることは変わらず追い回される多忙なジェームス。
ジェームス生き急いでるなあと思うけど今まで読み続けて来た方々は登場人物の死に様まで知っている訳で、 そう思うとやっぱり限られた時間の中で思い切り幸せを満喫して欲しい。
そしてできれば、ジョゼにも。
Posted by ブクログ
最終章の幕開け。
このお話が終わった後のことがすでに知らされているだけに、今の幸せが別離への布石に見える。
さて、どういう風に「あのラスト」へと展開していくのか。
Posted by ブクログ
ジェームズが恋する普通(?)の男のように振舞っていてほのぼの。最後のジョゼは時空を行ったり来たりしてるからの発言なのか?それとも分かっててのことか?この幸せいっぱいの状況から結末に行くのかと思うと気が重い。ジェームズは自分の運命を分かってるのかそれとも舞い上がってるのか、どちらなんだろ。