あらすじ
ジェームスを助手に雇い、友人の娘・アンジェラを預かり、奇妙な同居生活をはじめたカーター。そこへアフリカから、「あるはずのない」青い瞳を持ったアンディが父を亡くしてやってきた。初めて出会うはずのアンディとジェームスだが、かれらは不思議な運命の糸に結ばれていて――。『あるはずのない海』第2弾。
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Posted by ブクログ
パーム4 あるはずのない海?─THE SEA SHOULDN'T EXIST─ 伸たまき 新書館ウィングスコミックス ISBN
4403610889 500円(税込) 1985年10月5日初版
【ストーリー】
アンディを居候させることになったカーター。ジェームスとアンディの間の不思議な力が徐々に顕在化。文化や発想の全く違うアンディがオーガス家に大混乱をもたらす。ジェームスの幼馴染のワイエスから依頼された仕事を引き受けるカーターとその助手ジェームス。
私立探偵としていよいよ活動が本格的に。エリーの遺産で雇われた刺客がジェームスに差し向けられたという情報が・・・・。本編(?)の最後ではビアトリスが攫われてしまう。
【感想】
アンディとのやりとりでビアトリスの心に何かが生まれて彼女が変わっていく様子というのが好きです。
「こんなことは言いたくないが君 心なしか女に冷たいぞ」
この頃から、私がこのシリーズにハマった当時一番の大きな要素であったジェームスのホモ疑惑とカーターをからかうあやしい駆け引きが(笑)
当時は読んでいても表情に乏しくクールすぎるジェームスが何を考えているのかが全然読めずトウヘンボク!とか思っていましたが、今この作品と長年付き合って読むと結構可愛い。