あらすじ
王子が敵の手に落ち意気消沈するタンガの陣に、国王ゾラタス率いる援軍が到着した。迎え撃つデルフィニア国王ウォル。両軍の王を将とした大軍が国境の砦をはさんで対峙する。パラストを加えた大華三国は三どもえの戦乱に突入するのか!? デルフィニア王妃リィの存在が、すべての「鍵」を握っている……?
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一旦戦の話は横に置かれて春の到来です。みんな可愛い、いいな楽しそう、特にバルロが。百戦錬磨のバルロさんならロザモンドもきっと形無しでしょう。
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リィとの一騎打ちに敗れたナジェック王子が敵軍の手に落ちたことで意気消沈するタンガの敵に、国王ゾラタス率いる援軍が到着した-。タウ山の秘宝、人質のウォル、タンガとパラストの二国連合、暗殺集団ファロット一族など。デルフィニア戦記 第三部(全5冊)。
お気に入りのシーン
・タンガの使者に対する宰相ブルクスの毅然とした態度(3-3.p55)
・ロザモンドを気遣うバルロ団長(3-3.p141)
・オーロン王の命を受ける老臣の鋭い目(3-3.p179)
・巻頭の地図の拡がり!(3-5)
次は最終章へ!
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第II部の終わりに起こったタンガとの戦争はすぐに決着が付き、再び王宮内での出来事が中心でした。作中でコーラルは恋の季節と言われているように、縁談とか恋とかの話が多かったです。登場人物同士の恋愛を一度にたくさん発生させるのはどうかと思ったのですが、よく考えてみれば、シリーズ中に何度もそういった話題が出るよりは、登場人物が増えてきたこのタイミングでまとめて発生させてしまったほうが、読み手が飽きなくて良いのかもしれません。
リィの持つ魔法の力なども少し出てきたりして、続きが楽しみだと思いました。
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デルフィニア陣の恋の季節のお話です。
全体的にはなんとなく失速した感じと言うか、幕間集のような巻です。今後の伏線を一気に張りまくった印象がありました。
新キャラクターのロザモンドは格好いいけれど、またしても男装の女性か……と。過去も複雑過ぎて、突然全部紹介するには重たすぎました。
シェラは完璧侍女兼小姓に見せつつ、やっぱりどこかうっかりさんですね。そしてイヴンも意外にうっかりさん。今回はその二人のうっかりで、大変な事態が起こります。
大変な事態を「無かったこと」にするために、リィが禁じ手を使います。相変わらず、リィの主義と信念がよくわからない私は愚かなんだと思います。今回禁じ手を使ったのは、イヴンよりもシャーミアンの為ってことでいいのかな?
今巻はちょっとダラダラしていて、見せ場は思い当たらないので、次巻を期待しつつ再読していきます。
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再読。国王の親友イヴンを助けるために超能力を発揮するリィ。相棒ルゥと魔法惑星ボンジュイの存在も明らかにされ、少しずつリィの故郷の情報も出て来たが、戦争が終わって暇になると恋愛話が盛んになり、個人的には興味が減退する。ラティーナについては登場の仕方が不可解だったせいか、今いち素直に受け止められないのだが、ロザモンドの話も面倒くさい。
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うんうん、さすがに「内乱記」から「近隣各国とのすったもんだ」になってからのほうが面白いなぁ。 と言うのも、基本的にこの物語、ウォルの敵になる相手が小物すぎるきらいがあると思うんですけど、それでもさすがに相手が近隣王国の王様となってくると、少しは期待が持てそうな雰囲気が漂ってくるんですよね~。(まだ、定かではないんですけど・・・・) それと同時にこの第3部ではウォルの本当の意味での愛妾問題とか、バルロやナシアスの恋の物語なんかもでてきて、特徴(個性)の乏しかったウォルを取り巻く人々の本質・・・・みたいなものが生き生きとしてくる感じがするんですよ。 あ、一応お断りしておくと基本的に KiKi は恋愛小説みたいなものはあんまり趣味じゃなくて、恋愛シーンにときめいたりすることは皆無なんですけどね(苦笑)。
そうそう、そして第2部から登場したシェラも少しずつ興味深いキャラになってきています。 そしてシェラが無意識ながらもその一翼を担っていたファロット一族がなかなかいい味を出しています。
(全文はブログにて)
Posted by ブクログ
VSタンガ VSパラストへの水面下への動きが始まる。正体がシャーミアンにばれるシェラ、そしてイヴンの怪我の前にリィは奇跡を起こす。
にしても魔法惑星って何・・・ウォルのリィへの恋?の描写が鼻について仕方ない。デルフィニアは恋の季節。