あらすじ
トレニア湾にスケニアの大艦隊来襲。国境沿いにタンガ軍二万集結。ビルグナ砦陥落! 王妃の矢傷も癒えぬうちに、デルフィニア包囲網は厚く強固に完成されつつあった。獅子王ウォルは防戦を余儀なくされる。この危機に、独騎長イヴンは形勢逆転の切り札を担ぎ出すべく単身大海に乗り出した!!
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Posted by ブクログ
タンガとパラスト、スケニア、さらに北の先住民族と相手にする事になったデルフィニアを、イヴンが味方を増やし大勝利に導く。王妃以上のハーミアぶりです。元海賊のキルタンサスも、北の先住民族も見事に仲間に引き入れてしまった勝利の男神。シャーミアンも惚れるわけです。戦の中結婚式をあげる二人を見たくて仕方がない王様と王妃が可愛いです。
Posted by ブクログ
一人で戦艦2隻撃沈だと……シャーかよ(爆)
いよいよ大戦争が始まる巻。
デルフィニアは四方に敵を受けてこれまでで一番の危機。
なかでもスケニアの大艦隊とその先住民族の巨人達の襲来が今までと異なる脅威だった。
本巻は言ってみればイブンの巻だな。
南で海賊達(の国家)を味方に付けて、
北で親父さんの同族達が騙されていることを暴いて、逆に味方にしていまい、
自分の方はついにシャーミアンを嫁にもらうという、八面六臂の大活躍。
いや、シャーミアンのことはまあ、こういう非常時みたいな切っ掛けがなけりゃ、うまくいかないだろうなあと思っていたけど、そのとおりだった。
結婚を申し込まれたシャーミアンが初々しくてうん、いいわ(笑)
そんでもってリィはと言うと、いつも通り西の同盟国に単身乗り込んでは王妃を掠い、東の海上では敵の戦艦に乗り込んでやりたい放題(笑)
チートだ。
西に向かったところでファロットの暗躍があるかなと思ってたけど今回はなかった。
でも、なんか不穏な引き。
そして、ついにルゥがこの世界にやってきた。
物語の終幕へ向けて役者は揃ったのかな。
さあ、次だ。
Posted by ブクログ
再読。ウォル王初の海戦。そこでも大活躍のリィ。スケニアの企みを暴き、戦況を一転させたイヴン。どれも胸のすくような働きにわくわくした話だった。ナシアスに続き、イヴンの結婚も決まり、とりあえずはめでたし。リィの活躍が存分に読めて楽しかった。ボーラの的外れな言動には苛ついたが。