あらすじ
流浪の国王ウォルとリィの率いる軍勢は王都コーラルの目前に迫った。だが、救出すべき父はすでに亡く、王座奪還の目算も潰えた。欲するは父の敵の首ひとつ――!
同胞相討つ内乱を避け、わずかな手勢で城に乗り込むウォルの運命、そしてデルフィニア争乱の行方は? 第I部・放浪の戦士篇完結。
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Posted by ブクログ
4巻一気に読んだけど、あっという間だったけど、最初の出会いが懐かしく感じる。
守り人シリーズや十二国よりもシンプルなのはありがたい。
まだ続きがありそうなので、これからが楽しみ!
Posted by ブクログ
ウォルは国王なのかはっきりし、最後は納得の第1部完結巻。バルロが平謝りするところが可愛くて仕方ないです。一旦は内戦は平定しますが、一区切りでこれからが大変なところですね。
Posted by ブクログ
第一部完結、大団円の巻です。
リィの「おみやげ」は何度読んでも笑ってしまいます。でも、騎士道的にこれって良いの? デルフィニア戦記を読んでいると、(今後の巻でも)どこまでが「卑怯な戦い方」でどこまでが「奇抜な素晴らしい戦術」と見なされるのか、さっぱりわかりません。
女官長カリンの劇的告白も、なんとなく私には読めちゃったけど、それでも緊迫のシーンは面白かったです。
そして出世の道具云々と言った、カリンのユベールへの思いには泣かされます。また二十四年の歳月を経て、事件の真相に辿り着き、無事復讐を果たしてなお苦しむカリンに、「俺ではユベールの代わりにならないかもしれんが、あなたの役目はこれからだ」と言うウォルも、泣かせます。
仇敵ペールゼンも、ただの悪役かと思いきや、意外な死に様が心を打ちます。
ブルクス、イヴン、ジルなども存在感強く光っていて、非常に好きな一冊です。次巻から、王女グリンディエタ・ラーデンの活躍、期待膨らませつつ再読します。
Posted by ブクログ
「陛下はあなた様をご覧になって、それは喜んでいらっしゃいました。そして、よくぞここまで立派に育ててくれたと、フェルナン伯爵さまを褒めていらっしゃいました。」 ドゥルーワさん・・・(´;ω;`)
第1章、完璧でした。完敗でございますm(_ _)m
絶望的な状況はあっさり覆っちゃいましたね。カリンさんによるペールゼン追及シーンは、もう完全に逆転裁判ですね!BGMと効果音付けたいです。
まだリィの謎が全然解けてないけど。2~4章のハードルがかなり上がっちゃったなぁ。
Posted by ブクログ
第一部の締めくくりに相応しい、爽やかで明るいラスト。
爺やが健在で嬉しくなる。爺やだけでなく、この作品に出てくるご老体が皆魅力的(笑)
時間を忘れるような、寝る間も惜しんでしまうような作品に久しぶりに出会った気がする。きっと何度も再読するだろうな。
後に獅子王と姫将軍と呼ばれる二人の伝説はまだ始まったばかりだ。さぁすぐに第二部へ進もう。