あらすじ
サイクレウスとの因縁を断ち切ったアスタと森辺の民たち。彼らは町の人々との交流をさらに深めていた。アスタによる新メニューで屋台が活気づく中、元凄腕料理人のミケルが娘のマイムを連れてくる。彼女の料理の腕前はアスタを唸らせるほどで……。ルド=ルウがドムの家を訪れる『ルウの末弟の小さな冒険』や若かりし頃のダン=ルティムが登場する『モルガの白き王』などの短編も収録。大人気異世界料理ファンタジー新章突入の第14巻!!
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未知の土地と食材でトライ・アンド・エラー!
現代の見習い料理人アスタがある日異世界に飛ばされて……と、物語はタイトルを読んで字の如く。
しかし「現代知識で異世界人を楽々と驚かせる!」とならないのが本作。
全く楽々じゃない。
もちろん現代の料理法を強みにはしますが、成し遂げるまでえらい苦労します(;^_^A
初めて見る食材、道具も調味料も限られ、文化の違いから「人々が何が良しとするのか?」を察するのも一苦労。
普通なら投げ出したくなるようなハードモードですがそこは主人公、超頑張ります!
そしてそれこそが本作の魅力!
分からないながらも努力して、手探りながらも試行錯誤して、苦労を重ねた末に作られる渾身の料理……!
美味しそうと感じるだけでなく主人公の奮戦を応援したくなる所がポイントです!
成功しても課題が残り、でもその課題を解決しようとまた試行錯誤を繰り返す……だからこそ「次は何を作るんだろう?」と期待感が高まるんですねー。
やり甲斐と苦難に満ちた異世界での料理道、ぜひご賞味あれ!
感情タグBEST3
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ライバル
急にアスタがボキャ貧になり「うまい!俺よりすごい!」と連呼する、謎のアスタ下げ回です。
ライバルとして出てきたマイムは過去のアスタのコピーのような感じで、2人目のアスタが出てきて2人して「いやいや、あなたの方が!」って言い合ってるストーリーです。
これは、なんですかね。アスタを下げる必要性があったのでしょうか。
世界は広い、ライバルに奮起する・・・と言う流れは全然いいと思うんですけどね。
今後に期待です。