【感想・ネタバレ】異世界料理道7のレビュー

あらすじ

スン家支配も崩壊し、新たな秩序と目標をもって道を歩み始めた森辺の民たち。新しく縁を結んだ森辺の民たちに『料理』を教えつつも、休んでいた町での商売を再開したアスタ。彼は新メニューを引っ提げ、ついに宿への料理の提供という、大きな第一歩を踏み出すのであった。

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未知の土地と食材でトライ・アンド・エラー!
現代の見習い料理人アスタがある日異世界に飛ばされて……と、物語はタイトルを読んで字の如く。
しかし「現代知識で異世界人を楽々と驚かせる!」とならないのが本作。
全く楽々じゃない。
もちろん現代の料理法を強みにはしますが、成し遂げるまでえらい苦労します(;^_^A
初めて見る食材、道具も調味料も限られ、文化の違いから「人々が何が良しとするのか?」を察するのも一苦労。
普通なら投げ出したくなるようなハードモードですがそこは主人公、超頑張ります!
そしてそれこそが本作の魅力!
分からないながらも努力して、手探りながらも試行錯誤して、苦労を重ねた末に作られる渾身の料理……!
美味しそうと感じるだけでなく主人公の奮戦を応援したくなる所がポイントです!
成功しても課題が残り、でもその課題を解決しようとまた試行錯誤を繰り返す……だからこそ「次は何を作るんだろう?」と期待感が高まるんですねー。
やり甲斐と苦難に満ちた異世界での料理道、ぜひご賞味あれ!

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

没落したスン家とのいさかいを描いた巻です。
他の森辺の民と石の都を巻き込んだ全巻よりも大きい出来事が起きてしまいます。

スン家の堕落の根源が改悛の間もなくいなくなってしまうのは悲しいですね。
次はお城の人間との戦いになっていくのかな?

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2018年10月03日

Posted by ブクログ

新しい料理としてギバの角煮を旅亭で提供することになり、その美味さに陶然とされるが、次々に新しい料理を出して人々を魅了していくというテイストの物語ではない。違う価値観を持った民たちが、料理によってどう相互理解をしていくかというシリーズなのだ。なかなか侮れないのだよ。
スン家の前族長のザッツ=スンがティン=スンとともに、周りの家に火をつけ逃亡して騒動を引き起こす。この二人はとんでもない奴らなのだが、恨みつらみを石の民の前でまき散らすことによって、かえって人々の心にくさびを打ち込む結果となるのだ。雨降って地固まるだといいのだが。それにしてもアスタや普段無愛想なアイ=ファも結構自己主張しているなあ。
相変わらずアイ=ファは超絶可愛いが、ファン家の四姉妹の可愛さも負けてない。それぞれ個性があっていい。

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2022年09月12日

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