【感想・ネタバレ】異世界料理道8のレビュー

あらすじ

スン家の凋落から数日後、事件の置き土産というべきか、荷引きに使われていた怪鳥トトスを保護したアスタたちは、トトスを新しい家族(?)として受け入れることに。そして、環境の変化はそれだけに留まらず、新しい料理を考えていたアスタの前に、料理の幅を広げる食材、“チーズ”がその姿を現すのだった――!!

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未知の土地と食材でトライ・アンド・エラー!
現代の見習い料理人アスタがある日異世界に飛ばされて……と、物語はタイトルを読んで字の如く。
しかし「現代知識で異世界人を楽々と驚かせる!」とならないのが本作。
全く楽々じゃない。
もちろん現代の料理法を強みにはしますが、成し遂げるまでえらい苦労します(;^_^A
初めて見る食材、道具も調味料も限られ、文化の違いから「人々が何が良しとするのか?」を察するのも一苦労。
普通なら投げ出したくなるようなハードモードですがそこは主人公、超頑張ります!
そしてそれこそが本作の魅力!
分からないながらも努力して、手探りながらも試行錯誤して、苦労を重ねた末に作られる渾身の料理……!
美味しそうと感じるだけでなく主人公の奮戦を応援したくなる所がポイントです!
成功しても課題が残り、でもその課題を解決しようとまた試行錯誤を繰り返す……だからこそ「次は何を作るんだろう?」と期待感が高まるんですねー。
やり甲斐と苦難に満ちた異世界での料理道、ぜひご賞味あれ!

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Posted by ブクログ

石の町の商隊からはぐれた巨大鳥のトトスたちを森辺の民が受け入れることになる。一発で乗りこなすアイ=ファだが、これで森辺の民の機動力が一段上がることになった。力比べの大会があり、アイ=ファが思いのほか健闘して狩人としての力を示す。その優勝者の食事を提供することになったアスタは、分厚いステーキの蒸し焼きを開発する。東の民のシュミラルの定宿の晩食でも豚キムチやキムチ鍋のようなものを作り出し、宿の主人の感激を引き出す。シュミラルとの友情はなんかいいよね。その点、へらへら男のカミュア=ヨシュとの関係はどうかな。まあ、友情は成立しそうだが、一筋縄ではいかないだろう。そのほか、アスタの周りのいろいろな人物の動向や思いが述べられ、この物語世界へのなじみが深まる。

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2022年09月14日

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