あらすじ
歓迎会の料理番を無事に勤め上げたアスタは、かねてから計画していたアイ=ファたちと行く小旅行のために準備を始める。向かう先はタラパなどの野菜畑が広がるダレイム。そして、カロンの牧場があるダバッグ。普段使う食材を知るために、この二ヶ所に向かったアスタたちだったが……。大人気異世界料理ファンタジー、初体験が目白押しの第17弾!
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未知の土地と食材でトライ・アンド・エラー!
現代の見習い料理人アスタがある日異世界に飛ばされて……と、物語はタイトルを読んで字の如く。
しかし「現代知識で異世界人を楽々と驚かせる!」とならないのが本作。
全く楽々じゃない。
もちろん現代の料理法を強みにはしますが、成し遂げるまでえらい苦労します(;^_^A
初めて見る食材、道具も調味料も限られ、文化の違いから「人々が何が良しとするのか?」を察するのも一苦労。
普通なら投げ出したくなるようなハードモードですがそこは主人公、超頑張ります!
そしてそれこそが本作の魅力!
分からないながらも努力して、手探りながらも試行錯誤して、苦労を重ねた末に作られる渾身の料理……!
美味しそうと感じるだけでなく主人公の奮戦を応援したくなる所がポイントです!
成功しても課題が残り、でもその課題を解決しようとまた試行錯誤を繰り返す……だからこそ「次は何を作るんだろう?」と期待感が高まるんですねー。
やり甲斐と苦難に満ちた異世界での料理道、ぜひご賞味あれ!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
淡々と話は進むけど、それがいいんだよね。今回はアスタたちが遠出をする話。アイ=ファとの絆を深める場面が出てくるが、二人は伴侶となることはない!?どうなるんだろうな。
なにゆえ?
この巻での話の流れが全く理解出来ませんでした。
もともとはカロンのことを知ろう!だったはずが、いつの間にかギバ肉の販路拡大という話にすり替わりました。
ジェノスでさえようやく回り始めたばかりというタイミングで、売り方も搬送も複雑になる別の土地への売り込み・・・?意味がわかりません。
もともとそこまでの豊かさは必要ないという主張の森辺の民に、そこまでして富を得ようとするアスタの意図が全くわかりません。
彼は一体何がしたいのでしょうか。
作中でも「穫れる数には限りがありますから・・・」とか商談で言ってましたが、なおさらなんで離れた土地に売り込むんだよ、という・・・
アスタのギバ肉を広めたい!は世界規模の野望だったという事?
そしていちいちそれをライバルの肉の特産地に売り込みに行くという過激さ。
ジェノスはもう十分だから次!という事でしょうか。そこまでの財貨を得てアスタは何がしたいんでしょうね。現時点でも金の使い道はないと書かれているのに。
何もかもが理解できないお話でした。