【感想・ネタバレ】異世界料理道13のレビュー

あらすじ

サイクレウスの要請により、森辺の民と貴族の会談の場に同行することになったアスタ。覚悟を決めた彼は、森辺の族長達と共にその場へと乗り込む。待ち受けるサイクレウスを前に、真実を明らかにするための会談がついに始まる。そして、森辺とジェノスの関係を決定づける瞬間がついに――!!

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未知の土地と食材でトライ・アンド・エラー!
現代の見習い料理人アスタがある日異世界に飛ばされて……と、物語はタイトルを読んで字の如く。
しかし「現代知識で異世界人を楽々と驚かせる!」とならないのが本作。
全く楽々じゃない。
もちろん現代の料理法を強みにはしますが、成し遂げるまでえらい苦労します(;^_^A
初めて見る食材、道具も調味料も限られ、文化の違いから「人々が何が良しとするのか?」を察するのも一苦労。
普通なら投げ出したくなるようなハードモードですがそこは主人公、超頑張ります!
そしてそれこそが本作の魅力!
分からないながらも努力して、手探りながらも試行錯誤して、苦労を重ねた末に作られる渾身の料理……!
美味しそうと感じるだけでなく主人公の奮戦を応援したくなる所がポイントです!
成功しても課題が残り、でもその課題を解決しようとまた試行錯誤を繰り返す……だからこそ「次は何を作るんだろう?」と期待感が高まるんですねー。
やり甲斐と苦難に満ちた異世界での料理道、ぜひご賞味あれ!

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

この巻で一旦クライマックスを迎えた感じだ。森辺の民・アスタとサイクレウスとの対決があり、緊迫の場面を迎える。そのやり取りでのアイ=ファやバルシャ、ツヴァイの言葉が泣かせる。その後のあれよあれよという展開もいい。前後で対比的な状況になってしまうのだ。森辺の民と貴族たちの会食、サイクレウスがアスタの料理を食べる場面など、食が人と人を結び付ける素晴らしさが描かれるのだ。おまけのルティム家での食事の様子も温かい気持ちにさせられる。

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2022年10月13日

Posted by ブクログ

1巻から13巻まで読んだ(既刊30巻らしい)。13巻までで一区切りとなっている。面白かった。
異世界転生ものではあるが、なんら特別なスキルも肉体も持たずに転生した料理人の息子で、料理が好きな男の子アスタが、その土地で生活を切り開いて行く。縁を結んで、ファ家の家人となったが、悪い縁を結んだ族長筋の人々と対決する。というような筋ではあるが、面白いのはアスタが異世界の食材で試行錯誤して料理をつくり、人々を魅了していくというとこらへんが、なんかやさしくて面白い話。
14巻以降も続いているが、次にある程度話の区切りがついた巻が出たら、続きも読もうと思う。

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2023年09月14日

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