あらすじ
性を偽ったまま出仕することになった姉・沙羅双樹。
その結婚相手の四の姫の元に、沙羅への想いをもてあました親友・石蕗(つわぶき)が忍んできて―――!?
さらに、女として女東宮に仕える弟・睡蓮は
自らの東宮への想いに戸惑いを隠せない。
それぞれの苦悩の中、二人の前に現れた人物とは…!?
愛と性が交錯する、男女逆転トランスセクシャルストーリー・第3巻!!
感情タグBEST3
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重圧
本当は沙羅姫は夫としての至らなさにも、妻の不貞にも、友人への疑心にも苦しんでるのに、それでも花々と共に美しくて…読んでてこちらは耽美的な世界を堪能するばかり。
疑惑の友を救った辺りは女性作者ならではの上品な描写で、スカッとするのと安堵するのと…
良心的な作品です⭐︎⭐︎⭐︎
Posted by ブクログ
四の姫の懐妊から浮気を知った沙羅。しかも浮気相手が石蕗だと気が付き悩む。 今回重要人物吉野の宮登場。沙羅と水蓮の本来の姓を一目で見抜くなど普通ではない人物。いかにも怪しげな人、式部卿の宮はお戯れ(笑)
Posted by ブクログ
さいとうちほ先生の真骨頂、艶っぽさ全開。
しかし色部の卿…。
吉野の宮は氷室冴子ジャパネスクオマージュなのかな?
四の姫も女東宮も健気でいいよね。
原作どおりだと、だんだんエグくなってくるけど、〇〇と✕✕の子が不遇で、どう改変してくるのか楽しみだ。
正直、書店で買うの恥ずかしいから、せめてもうちょっと表紙の肌色率下げてください(笑)。
Posted by ブクログ
いつ見ても、このシリーズの帯は帯と言うよりもはやブックカバーなのでは?っていうくらい長い。
っていう感想はさておき。
私の知っている「とりかえばや」=「ざ・ちぇんじ」なので、それと設定が違ってくると楽しめてきます。こっちでは四の姫はお子ちゃま産んじゃってるし、石蕗に沙羅が女ってばれちゃう?って感じで、続きが楽しみになってきました。
「ざ・ちぇんじ」では沙羅の相手は帝でしたけど、こっちでは違うのかなぁ。
続きが楽しみです。
Posted by ブクログ
沙羅双樹の妻、右大臣家の四の姫と、沙羅の親友である石蕗が偶発的に不義密通。結果として、四の姫の妊娠。
高い気位とコンプレックスを合わせ持っていた四の姫が、沙羅のおかげでやっと素直になった矢先で、苦悩にさいなまれる姿に同情してしまう。
沙羅双樹を男と思っている石蕗は、なんで「同性」の沙羅に恋焦がれるのか苦悩するけど、四の姫との関係は続けるので、「お前はずっと苦悩しとけ」という感じ。
沙羅は沙羅で、自分が本来の性を偽って生活していることから生じる問題であるので悩んでいるし、全体的に重苦しい雰囲気がある巻だ。
Posted by ブクログ
石蕗、ついに四の姫に手を出す。
逢瀬を重ねる石蕗と四の姫。
そして結果としてややが出来る。
双樹はショックを受ける。
その話は睡蓮の耳にも届く。
東宮の静養のため、睡蓮と一緒に沙羅も同行することに。
そこで出会った天狗は「吉野の宮」。
一発で見抜かれた入れ替わり。
京に戻った沙羅は石蕗を入れ違い。
フと香った香りに、四の姫の部屋の中からも香る・・・
四の姫の懐妊の相手は石蕗だと思い始める。
同じ頃、睡蓮は東宮とに「ヤマトタケル」に絡めて飢饉を乗り越える策を弄する。
帝のご指名は石蕗と沙羅。
式部の卿の宮の男色家、沙羅に触手を伸ばすが、ツワブキが助け舟を出し・・・
襲われる寸前に沙羅の手配で逃れる。
無事に生まれた四の姫のややは石蕗の面影が…
その時、宴が行われていて、
石蕗は四の姫の元へ。
上着を取りに四の姫の部屋に向かった沙羅は、石蕗と逢引している四の姫との話を聞いてしまう。
四の姫の子は石蕗の子かと質問する沙羅。
そこでもみ合い、女だとバレる??
話し、走り出しましたー!
Posted by ブクログ
つわぶきが引っ掻き回してますね~。
そして式部卿の宮さまがご活躍♪(つわぶき、かろうじて貞操を守る・笑)
しょっちゅう出てきてつわぶきをイジメて欲しいな~宮さま♪
クズだなぁ
石蕗が四の姫を妊娠させ、子供が生まれてしまう。
とにかく誰に対しても不誠実でクズオブクズの石蕗。
沙羅が本当に男なら斬ってると思う。