あらすじ
美術界の大物ルーキーとして各賞を総ナメにした池上徹。彼は、島耕作の赴任している京都事業所営業部の新人社員だった。島は彼に意欲と才能の片鱗を見るが、その宣伝部への強い希望は、コネ優先で、個人の才能など見極められない大企業の論理によって踏みにじられ、池上は辞職していった…。企業人として生きる自分を思う島耕作に、京都の冬の風が、辛くせつなく染みる。
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Posted by ブクログ
連載当時は87年…そしてネタは、現在でも商品化はされてるものの、
そこまでメジャーになってない3Dテレビ。
しかも昭和64年のNHKのハイビジョン放送までの繋ぎ、という存在www
先発メーカー後発メーカーの解説なんかもためになる。
社内旅行や新入社員ネタ、木登り事業部長や白血病の話も、
漫画ならではの面白さもありつつ、分かりやすく考えさせてくれる。
鈴鴨妹の連絡先をあっさり捨てる所とかカッコいいなーw
ありえないよwww
その後の電話するシーンもいい。
2人のセリフの無いコマが、感じさせてくれるんだよなー。
Posted by ブクログ
このシリーズを読むと、出世というのはかなり運が関わるというのがいみじくも分かります。
関係の深まった女性との別れと京都の背景が侘しさを感じさせる巻です。
いつの時代にもミスマッチが
前の巻に続き、京都での島耕作。新入社員が、配属されるが、当時もミスマッチや配属ガチャのようなものはあったのかなと感じさせる。
Posted by ブクログ
京都に赴任した島耕作だが、東と西の文化の違いもあって様々なドラマが繰り広げられる。不倫や恋愛などの人間模様や仕事の下請け、元請けでのよくあるグレーゾーン接待などの話。西紋の女将やかつての付き合った女の死など、なかなかシリアスな場面も。
かつ子のおかげで大きな仕事を取れた島耕作、皮肉にもこの評価で京都を離れることになりそうだ。今後のかつ子との関係やいかに。
動揺する島
忘年会の後、島耕作が鈴鴨万梨子をホテルに送って行くシーンで、セミダブルを予約したにも拘らず入った部屋はツインだった。フロントの手配誤りだが、動揺していた島はその事に気付かなかった