【感想・ネタバレ】アンの夢の家―赤毛のアン・シリーズ6―のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

とてもよかったです!

アンとギルバートがようやく2人の家を持ち、一緒に暮らし始めたところから物語が始まります。
ご近所の方ともすぐに仲良くなり、幸せな毎日。
しかし、一番近い家との交流はなくアンは不安と好奇心を抱きました。その家には、金色の髪をもった青い目の美しい女性 、レスリー が暮らしていました。若いレスリーは人一倍の苦労を1人で背負い続け、心は無愛想に冷たくなっていました。最初は誰に対しても心は見せず、刃を振るっていました。
しかし、アンとの出会いで変わっていく姿に読んでいて感動しました。

そんな中、アンとギルバートとに子どもが産まれます。しかし、難産で一時はアンの命も危なくなり…
アンの命は助かりましたが、第1子は産まれてまもなく亡くなりました。いつも明るいアンが、嘆き悲しむ声は読んでいて涙が出ました。

月日は流れ、レスリーの身にも自由がきました。夫だと思っていた人が、実は夫の兄弟だとはびっくりしました。レスリーの人生は大きく変わり、愛する人と結ばれます。
そして、アンたちにも春がきました。赤ちゃんができたのです!第2子は無事に産まれ、元気に成長しました。アンも母になり大きく成長していきました。

今作品もとても素敵で読んでいて元気をもらえました。アンシリーズは永遠不滅ですね

0
2023年06月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

アンとギルバートの結婚式から始まり
新婚時代を描いた巻である。

若い幸福な二人を取り巻く人々が
個性的で面白い。
ことにジム船長の含蓄のある言葉の
ひとつひとつに心を打たれる。
私は本を読んで気になった言葉や
いいなと思って心に留めておきたい言葉は
書き出しておくのだが、この本に関しては、
ジム船長の言葉ばかりである。
私はもちろん、今生きている人たちにも
響くであろう本質を突いた言葉の数々。
ジム船長の言葉は耳を傾ける若い人たちを導き、
諭し、まさに羅針盤のようである。

10代の頃に読んだ時はレスリーとオーエンの
ロマンチックな恋物語に心を奪われたものだが、
今回はそれも楽しかったが、どちらかと言えば
ミス・コーネリアとマーシャル・エリオットの
結末に大いに惹かれた。
伏線がそこかしこに張り巡らされ、最終的にある形を
とって表面化する楽しさを味わった。

それにしても知れば知るほど著者モンゴメリの
博学なことに驚くばかりである。

0
2020年07月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

あたしも大きい家より、小さい家に住むほうが好きです。

ジム船長に泣きました。


気がついたらお手伝いさんがいた・・・笑


つらいこと、障壁を乗り越えて
ますます素敵な女性になっていきます。

新婚生活いいなぁーー

0
2012年09月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

≪内容覚書≫
ギルバートとついに結婚し、新居へと移るアン。
ジェム船長や美しいレスリー、
第2のリンドのおばさんとも言えるミス・コーネリアに囲まれ、
アンの幸せが紡がれていく。

≪感想≫
立派に主婦をやっているアンが描かれていると、
失敗だらけの1巻がふと懐かしくなる。
同じ失敗は二度しない、の宣言通り、
ほとんどの失敗はやりつくしたのかもしれないと思うと笑える。

5巻のキャサリン、6巻のレスリーと、
少しばかり展開がマンネリ化したかな、と思わなくもないが、
それでもアンの輝きは色あせない。
大きな苦難を乗り越え、さらなるしあわせを得るまでの話。

結婚後、誇らしげにアンを妻として紹介するギルバートがかわいくて、
読むたびに思わずにやけてしまう一冊。

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2011年03月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ギルバートと結婚したアンが、フォアウィングスの小さな夢の家で過ごす、新婚生活を描いた作品である。

幸せいっぱいのアン。夢の家には幸せがあふれている。
フォアウィングスでも、陽気で実に豊かな冒険譚を語るジム船長、男の悪口をいわせたら右に出るものはないミス・コーネリア、そして美しく悲哀にみちた女性レスリー。素敵な人々、美しく輝く景色に囲まれて、アンは蜜月を過ごす。

ただ、驚いたのは幸せばかりではない、ということ。
アンがあんなにも悲嘆に暮れ、嘆き悲しんだことがあっただろうか。幸せに満ちたアンシリーズで、最大の悲しい出来事であったに違いない。

ここから先はネタバレです。

そう、ジョイの死。
まさか、あんなにも幸せに満ちたアンの赤ちゃんが亡くなるなんてストーリーがありうるのかと。ある意味、なんてリアリティのあることか。

あとは、レスリー。
ちょっとわかる。幸せなアン夫婦には近づいては傷つくだけとわかっていても…寂しいのだ。でも、羨んでしまう。そりゃそうだろうなあ。でも、かといって見捨てることもできない…。アンとの友情は悲しみや切なさをともなった、今までと少し異なる大人の友情といったところ。


夢の家を離れる。これもちょっと現実的。
アンは嘆くけれど、でも、案外すんなりとギルバートに従う。意外と現実的。ちょっとこれも驚き。
なんだか、アンも大人になっているんだな、と。


夢の家は甘くて、でも切なくて。
今読んでみて良かったと思う作品でした。

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2017年02月26日

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