天涯孤独の少年・中島敦が、とある事件をきっかけに異能力者そろう「武装探偵社」に入社し、変人ばかりの仲間たちと共にさまざまな事件を解決していく模様を描いたサスペンス&バトルマンガ。
この漫画の魅力は、なんといっても登場する「文豪たち」。
太宰治や江戸川乱歩、与謝野晶子や宮沢賢治……。誰もが一度は聞いたことのある名だたる「文豪」たちが、異能力バトルで大暴れするんです! 厨二心くすぐられすぎる。
それぞれのキャラクターが固有の異能力を持つのですが、その文豪の著名な作品をモチーフにした能力が多く、例えば与謝野晶子の能力名は「君死給勿(きみしにたもうことなかれ)」という治癒系の能力。な、なるほど……!!
特に、思い入れのある作家が新キャラとして登場した時の「キターーーー!」感は秀逸です。他の漫画では味わえない、「あ〜あの作品だからそういう能力ね〜、なるほど〜〜〜(ニヤニヤ)」という独特の楽しみ方をプレゼントしてくれます(笑)この体験、私は7巻で発狂しそうなほど味わいました。
文学好き・能力バトル好きは必読の一冊です!
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なんかやっぱこの人
文豪と聞いてぱっとすぐ思いつくのは夏目漱石。なんかいい感じのところで出てきそうだなと思ったらやっぱりこの人はそんな感じのタイミングで登場。イメージと違うwwけどそれはきっとあの有名な肖像画(写真?)が頭にあるからかなぁ。どんな異能なのでしょう。
Posted by ブクログ
手に取った瞬間、いつもより厚みがあるような気がした。きっと気のせいだ。
12巻は、「共食い」と呼ばれるウイルス型異能によって死が迫る、福沢と森を巡る探偵社とポートマフィアの抗争。そして、福沢と森の現在へ至る原点=二人の出会いが描かれている。
抗争を回避しようと足掻く敦と国木田に襲いかかるドストエフスキーの罠は、気持ちのいいものではない。しかし、敵を陥れるなら効果的な罠だろう。それ、国木田のトラウマ!!と思わず叫びそうになったが、トラウマと言っていいのか分からなくなったので閑話休題。
個人的には谷崎の戦闘、芥川から鏡花への言葉、福沢と森の過去編が好きだ。
最後に一言。夏目漱石の髪型どうなってんの?
Posted by ブクログ
みんな本気。ギルドから外れたモンゴメリやポーも何気協力されてる(してる?)という。
最近のやつがれ君は丸くなったというか人間ぽくなったというか。
鏡花ちゃんが紅葉さんとぶつかると紅葉さんがすごい哀しそうな顔を毎回するのがほんと。しかもそっと見守るのが。
乱歩さんの変化ぶりがすごい。それだけ社長のことが大事なんだなと。ほんとは太宰さんがいて欲しいけど、太宰さんは異能の所為で与謝野先生の異能が使えんのねー。前回ギルド戦で負傷してた時、腕に包帯ぐるぐる巻き&三角巾でつってたのは作戦だと思ってたけど、そのジツガチだったのかも。そもそも太宰さんは「包帯無駄遣い装置」ではあるが(国木田談
国木田さんの精神的ダメージががが……。しかも社長代理だし(ToT)
よーやっとの鴎外さんの異能。やっぱエリスちゃんだったか。そして、よーやっとの夏目先生。アニメでは夏目先生は織田作の回想で出て来てたけど、やっと姿が!死んでるのかと思ってた!!
次巻が8月。さてどうなる?