あらすじ
【電子版特典マンガ付き】
塾講師のバイトの傍ら翻訳の学校にも通い始めた吾妻朔太郎は、
元同僚の久慈静の家に居候をすることに。
そこで、久慈家が過ごした古くも美しい邸宅の
「終わり」の日を共に迎えることになり――。
元同僚ケンカップルの翻訳家BL☆
描きおろし漫画「東雲色の食卓」14P収録!
電子版特典として、紙書籍の応援書店特典マンガ「夕暮れサウンド」1P+初回出荷限定特典マンガ「こだわりの男、朔太郎」1P収録☆
■収録内容
・「スモークブルーの雨のち晴れ」第11話~第15話…COMICフルール掲載作品を加筆修正
・「東雲色の食卓」…描きおろし14P
・本体表紙…描きおろしイラスト2P
・電子版特典…「夕暮れサウンド」1P(紙書籍の応援書店特典と同内容)、「こだわりの男、朔太郎」1P(紙書籍の初回出荷限定特典と同内容)
感情タグBEST3
圧倒された
作家が描いているのは人生だと思う。
「おはようとおやすみとそのあとに」では、若いカップルのごく普通の日常が描かれた。
この普通の日常は、10年先、20年先と続く(ように見える)。
人生には、たまに雨が降ることがあるかもしれないが、ふたりで見上げる空はいつも晴れている。
本作品では、人生のちょうど中間地点に差し掛かったふたりの日常が描かれる。
若いころには想像ができなかった人生の中間地点。
あきらめなければならないことも、捨てなければならないものも増えた。
いろいろなことに折り合いをつけて生きることも覚えてしまった。
気が付けばいつも雨が降っている気がする。
中間地点から先は終焉に向かう旅だ。そこはかとなく感じるあせり、不安。
でも、まだ終わりの絶望ではない。
だから今、確かめずにはいられない、何かを。
少しずつ失いながら終えていくのだろうと思っていた旅でふたりは再会し、
関わり合いを深めていく中で止まっていた時計がまた動き出し、人生の様相が変わっていく。
ふたりでいれば、もしかしたら雨は上がるかもしれない。
繰り返される激しいセックスは、ただの肉欲ではなく、その何かを求めてもがく姿なのかもしれない。
家のこと
ちょうど、もう誰も住んでいない祖父母の家を、親世代がこれからどうするか悩んでいる時だったので、家を手放す気持ちに感情が入りました。
こだわりたくてもどうしようもないのに、さみしくてたまらない気持ち。いっそ旅に出てしまう気持ち。思い出にしてしまうしかない切なさ。ドラマが優しくえがかれています。
巻数が進むにつれて、2人の関係が
ナチュラルに深まっており
お互いがいて当然?でもとても大切に
なっている様に思えます。
2人の関係性が深まった静ちゃんの実家、
無くなって欲しく無いですね。
早く続きが読みたいです。
待ってました
ほのぼのの中に切なさややるせなさが混ざり合ってずっとずっと読んでいたい
今回空港でキスするシーンが最高でした
とにかく続きを 早くお願いします
名もない関係っていいな
このシリーズって時がゆったり流れるようなストーリー展開で、読み終えると感傷に浸れる感じですね。ホッとするというか…。
ついに静のお兄さん家族が帰国してきますね。あの家を取り壊して新しい家を建てるというのはちょっと寂しい。けど仕方ないか。
静と朔ちゃんもそれぞれに部屋を借りて出て行きます。これを機に一緒に暮らせばいいのにって思ったけど、
それをしないのがこの2人の良さなのかも。
静は外国に行くといって日本を留守にして、半年ほどで帰国。半年ぶりの静&朔ちゃんのえちシーンがまた良いです。
静と朔ちゃんも喫煙者だけど、煙草も物語のエッセンスになってて素敵だと思う。
表紙のイラストも全巻煙草吸ってる絵ですね。なんか、いい感じです。
家主と居候の関係、仕事や住む場所が変わっても穏やかな関係を継続していて嬉しいです。家族や友人、様々人との繋がりで生きていることを改めて感じさせられます。二人の関係に明確な名前が付けられることはあるのでしょうか。
匿名
良かった
内容は、とても良かったです。が、何も進んでないような?吾妻は、久慈の事が好きなのだろうけど、何か言ってしまったら2人の関係が壊れると思っているのかな?なんかモヤモヤしました。
しみじみ
淋しくもあり、心温まる。久慈さんは、家を明け渡す最後の一週間何を思っていたんだろうと色々考える。ちょっと切なくなりましたね。その気持ちを代弁するかのように吾妻さんが深酒をして酔っぱらい、久慈さんの背中で泣いていた所はもらい泣きしてしまった。゚(゚´Д`゚)゚。これからも名前のない関係を続けるのかが気になるところです。
おまけマンガの久慈さんが本編よりちょっとお茶目でかわいいです。
浜真田先生の作品は、建物や小物、町並などがとても丁寧に描かれていて、隅々まで眺めるのも楽しみのひとつです。
おうちがなくなるの寂しいです、リアルです。
連チャンで
☆5とか。まずレビューも一冊一冊書かないんですがこの作品にはいちいちコメしたい。大人なお2人、良い感じの関係でさらに歳を重ねていきますがまだ決定打を打たないままの関係。最終的にどー落ち着くんだろ、独立してる2人だしこのままでも良いような気すらしますがやはり先が気になる。特な横槍とかもなく割と淡々と進むのに萌どこが多い。気になってたらぜひ読んで頂きたい。
Posted by ブクログ
【久慈とやってると気持ちよくて・・・もーなんも考えらんねーよ(朔太郎)】
エロス度★★★★★
久慈と朔太郎の恋物語・・・第3巻♡
翻訳の学校に通い始めた朔太郎。
新たな人との出会いや久慈の家に刻まれた生活の記憶・・・。年月・時間と共に2人を取り巻く環境が変わっていきながらも、久慈と朔太郎が過ごす日常が特別な感じがして尊い(n´ω`n)
2人がこの家で過ごす時間にタイムリミットが迫る寂しさがありますが、久慈の選択や朔太郎の心情が刺さり、新しい生活になっても切れない2人の繋がりがたまらない(*´꒳`*)キスやSEX・・・お互いの熱を求めながら溺れる2人の姿がグッとくる(*´-`)
匿名
波真田先生の作品はすぐそばにある日常の話を読んでる感覚になるところがとても好きです。
仕事や生活、食事の場面などもしっかり描かれているのも好き。大人向きのしっとりした作品だと思います。
匿名
よきよき
お互いのことを好きで思い合い必要とされていて、でも大人だから分別もあって、その関係を見ているのがとても好きです。続きでどんな穏やかで熱情が垣間見れるのか、期待しています。
この久慈さんと朔太郎の関係ってほんと熟年夫婦って雰囲気あるし、一緒にいるのが当然というか。付き合ってるって言葉はないけどもうそうじゃん。久慈家が生まれ変わるのが寂しくあるけど時代は変わる。お兄さん夫婦が大切に土地を守っていくんかな。次巻では二人もう同居して欲しい。素敵な二人。
淡々と
そこにある空気に色香が漂っていて引き込まれていきますね。
それぞれがお互いの居場所となっているのが心地よいです。
家とか家族とか
他の媒体でとぎれとぎれで読んでいましたが、通して読むとすごくよかった。昭和のモダン建築の家と家具がとてもいい雰囲気で、物語と合っています。そして、とにかく、黒髪長髪の久慈が髪をまとめた時の色気が半端ない。