あらすじ
【電子版特典マンガ付き】
塾講師のバイトの傍ら翻訳の学校にも通い始めた吾妻朔太郎は、
元同僚の久慈静の家に居候をすることに。
そこで、久慈家が過ごした古くも美しい邸宅の
「終わり」の日を共に迎えることになり――。
元同僚ケンカップルの翻訳家BL☆
描きおろし漫画「東雲色の食卓」14P収録!
電子版特典として、紙書籍の応援書店特典マンガ「夕暮れサウンド」1P+初回出荷限定特典マンガ「こだわりの男、朔太郎」1P収録☆
■収録内容
・「スモークブルーの雨のち晴れ」第11話~第15話…COMICフルール掲載作品を加筆修正
・「東雲色の食卓」…描きおろし14P
・本体表紙…描きおろしイラスト2P
・電子版特典…「夕暮れサウンド」1P(紙書籍の応援書店特典と同内容)、「こだわりの男、朔太郎」1P(紙書籍の初回出荷限定特典と同内容)
感情タグBEST3
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なんであれ、別れは切ない。
それが人だろうと家だろうと。
とうとうあの家とのお別れのお話。一巻から漂っていた別れの予感は切なくも温かく。最後に年月と人の繋がりを見せてくれた。
40歳になった二人のこれからはまだ見えないけど。
作中に校正の踊場くんが!!!作家さんを追いかけていると時々こういうシーンに遭遇して歓喜する!時間軸は一緒なのか!?住んでいるところもニアミス!?
Posted by ブクログ
ついに、久慈くんが生まれ育ったあの家を離れなければならない時が来た。ううう切ない。朔ちゃんはきっと久慈くんの分も泣いてくれたんだよね。物語も新しい局面を迎えた感じ。
ところで、久慈くんが引っ越したヴィンテージマンションの敷地には棕櫚が生えている。前から気になっているのだが、昭和の時代に建った住宅やマンションって、なぜか玄関周りに棕櫚が植わっているのだ。当時の流行りだったのかな。そんな細かいディテールまで描写されているのが、ほんっとうに心憎いっ。
家のこと
ちょうど、もう誰も住んでいない祖父母の家を、親世代がこれからどうするか悩んでいる時だったので、家を手放す気持ちに感情が入りました。
こだわりたくてもどうしようもないのに、さみしくてたまらない気持ち。いっそ旅に出てしまう気持ち。思い出にしてしまうしかない切なさ。ドラマが優しくえがかれています。
巻数が進むにつれて、2人の関係が
ナチュラルに深まっており
お互いがいて当然?でもとても大切に
なっている様に思えます。
2人の関係性が深まった静ちゃんの実家、
無くなって欲しく無いですね。
早く続きが読みたいです。
待ってました
ほのぼのの中に切なさややるせなさが混ざり合ってずっとずっと読んでいたい
今回空港でキスするシーンが最高でした
とにかく続きを 早くお願いします
名もない関係っていいな
このシリーズって時がゆったり流れるようなストーリー展開で、読み終えると感傷に浸れる感じですね。ホッとするというか…。
ついに静のお兄さん家族が帰国してきますね。あの家を取り壊して新しい家を建てるというのはちょっと寂しい。けど仕方ないか。
静と朔ちゃんもそれぞれに部屋を借りて出て行きます。これを機に一緒に暮らせばいいのにって思ったけど、
それをしないのがこの2人の良さなのかも。
静は外国に行くといって日本を留守にして、半年ほどで帰国。半年ぶりの静&朔ちゃんのえちシーンがまた良いです。
静と朔ちゃんも喫煙者だけど、煙草も物語のエッセンスになってて素敵だと思う。
表紙のイラストも全巻煙草吸ってる絵ですね。なんか、いい感じです。
匿名
良かった
内容は、とても良かったです。が、何も進んでないような?吾妻は、久慈の事が好きなのだろうけど、何か言ってしまったら2人の関係が壊れると思っているのかな?なんかモヤモヤしました。
Posted by ブクログ
久慈の家に居候を始めた吾妻。
たたし、この家もあともう少しで兄に引き渡される。
昔、久慈家の家政婦さんだった三上さんにリンゴをおすそ分けにいき、久慈はよくつくってもらったリンゴとサツマイモの煮物の作り方を教わる。
(そして大量のサツマイモをもらってきてしまう)
吾妻は塾講師の仕事をしつつ、翻訳の学校に通い始める。
39歳の自分が最高齢だとおもっていたら、50歳の女性もいたりして、多種多様なひとたちと学ぶ。
久慈家の整理はつづく。
編集の人が、父の書籍をいくつか持って行ってくれた。
久慈は吾妻に、この家が兄に相続されたら、兄はここをつぶして新しい家を建てる予定だという。
この心地いい空間がなくなることに戸惑う。
三上さんは施設にはいることになる。
家を引き渡す前、久慈は引っ越し作業が終わった家に1週間滞在し、あてもなく海外放浪に行ってしまった。
(ちゃんと吾妻に連絡をしていたので行方不明とかいうのはなし)
久慈が帰国して、抱き合って(まぁまぁ激しく)この巻は終了。
「引き継ぐ」がテーマなのかなって思った。
三上さんはレシピを伝えて、施設にはいっていなくなる。
父の書籍は編集の人などが持って行って、引きつぐ。
空っぽの家には想いをおいて、久慈は出ていく。
なんか、寂しい話でした。
ただ、吾妻は翻訳の勉強という新しい世界に飛び込んでいく。
これからまだ、未来も残っているのがいい。