三河ごーすと×Hiten、人気作家&絵師タッグによる新感覚同居ラブコメ!
親の再婚により義理の兄妹となる読書趣味の陰キャ男子・浅村悠太と派手な見た目のギャル・綾瀬沙季。
フラットで常識的な距離感を保って同居生活を営む彼らだが、次第にお互いのことを知り、いつしか特別な感情を抱くようになる。
これは家族愛としての感情なのか、それとも恋愛感情なのか…。
家族なんだから好きになってはいけないし、なるはずがない。でもこのもやもやした気持ちは…。
基本的に悠太の視点から物語が進行するが、時折沙季の視点からも描かれ明かされるその心情は、読者をこれでもかという程もどかしい気持ちにさせる。
設定としてはありがちだが、この作品の特徴はラノベ的妹像やお約束の展開といったテンプレを排している点であり、いわゆる「妹」ラノベではないという点。
絶妙に現実味があり、何気ない日常を丁寧に描いた著者の意欲作。一読の価値アリ。
感情タグBEST3
紗季にとっての太一、悠太にとっての亜季子、単なる親の再婚相手ではなく、家族として再認識した1月。
そして2月、バレンタインデーと修学旅行の物語ですか…。
修学旅行が2年生の冬って結構珍しい気もするけど、受験を理由に3年生ではなく2年生で実施し、且つ行く先が海外だったら日本の通常の観光シーズンとは関係...続きを読む無しに、また受験体制に入ってしまう前で級友たちとも親交が深まっている時期としては悪くないのかも…。
兄妹である事がバレても構わないと思い始めている二人。
兄妹である事を既に知っている丸と奈良坂には、お互いの思いは恋人関係と同等である事を見抜かれ…。
次巻以降、学校で「義兄妹」か「恋人」か、どちらがバレる方が先なんでしょう…。
メリッサとの会話は、紗季にとって受容れられないけど否定もしたくない、向き合うのが結構ハードな価値観でしたね。
二人が思い合う様子がよくわかる
匿名 2023年11月19日
二人でいる時間こそ少なかったですが、二人が思い合っているのがよくわかりました。
また毎回そうですが、巻の締めくくりがよく、次の巻への期待をそそられます。
Posted by ブクログ 2023年01月18日
バレンタインや修学旅行等のイベントを経て、ゆっくりと2人の距離は近づく。
一歩ずつ進む恋模様。義兄妹であるが故に発生する物語の起伏や沙希の言動、そしてその甘さ加減が絶妙。
そしてたどり着いた最後のシーンは感動モノ。
甘い香りが漂いそうな、丸と真綾の今後の関係にも期待。
Posted by ブクログ 2022年12月28日
前回はちょっともやっとしたが、今回はザ・義妹生活
こういうツンとした子が甘さを見せるのは正直たまらない方多いんじゃないかな。
今回は修学旅行編。甘さ多め、楽しさ多め。俺もこういう甘い修学旅行したかったなぁ。当時の好きな子に素直になれなかったことを思い出した。(苦笑)
最初は沙季がドライだったけど、悠太への信頼が愛情になってきて、普通の恋人みたいに触れ合いたい、向き合いたいって、悠太に少しくらいのワガママを言えるくらいに成長しているのが嬉しい、二人の関係は大っぴらにできないけど、互いの親友にはとっくにバレバレだった事で公表はしないけど、もう無理に隠すのは止めようっ...続きを読むて思えるようになったのが良かった
初々しい二人が可愛い
相変わらずの読みやすさで、気が付くともう終わりの部分に差し掛かっていて、名残惜しさが込み上げてきます。もう終わっちゃうんだな、と。修学旅行でお互いが、お互いの存在の大きさを再認識してしまったようで、挙句にバレても構わないくらいの開き直りが生じてしまったのは、良いことではないような気がします。次の展開...続きを読むへの伏線なのでしょうが、いったいどうなるのでしょうか?