あらすじ
ハロウィンの魔力に惑わされるように恋人同士の温もりを求めた悠太と沙季。
表向きは今までと同じ距離感を保ちながらも、その関係の在り方には確かな変化があった。
互いの誕生日、サプライズとすり合わせ、クリスマス、初めての年越しと、里帰り。
プレゼントや記念日の過ごし方、相手の喜ばせ方に悩みつつ、不器用な二人なりに幸せな道を模索していく。
そして、両親や親戚の姿から大人になることや家族の繋がり、恋愛関係のその先……結婚や子どもについても考えさせられ……?
これは、兄妹になった二人が過ごす初めての冬の物語。【電子限定!書き下ろし特典つき】
三河ごーすと×Hiten、人気作家&絵師タッグによる新感覚同居ラブコメ!
親の再婚により義理の兄妹となる読書趣味の陰キャ男子・浅村悠太と派手な見た目のギャル・綾瀬沙季。
フラットで常識的な距離感を保って同居生活を営む彼らだが、次第にお互いのことを知り、いつしか特別な感情を抱くようになる。
これは家族愛としての感情なのか、それとも恋愛感情なのか…。
家族なんだから好きになってはいけないし、なるはずがない。でもこのもやもやした気持ちは…。
基本的に悠太の視点から物語が進行するが、時折沙季の視点からも描かれ明かされるその心情は、読者をこれでもかという程もどかしい気持ちにさせる。
設定としてはありがちだが、この作品の特徴はラノベ的妹像やお約束の展開といったテンプレを排している点であり、いわゆる「妹」ラノベではないという点。
絶妙に現実味があり、何気ない日常を丁寧に描いた著者の意欲作。一読の価値アリ。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
名前呼びって最高だなぁ
毎回ラストでニヤニヤが止まらなくなる、最後の挿絵だけみたらイチャイチャカップルじゃないかこんなん
本編その1はクリスマス編〜2人きりのお誕生日会
いいよね、ことあるごとに毎年、この先もずっと、これからも、みたいに言って将来を約束する感じ
こういうサプライズも素敵でした
本編その2は年末年始の帰省編
巻頭に親戚家系図があったので、難しい話になると思いきや、この時点では悠太と沙季のイチャラブアシストでした、本当にありがとうございました
でも後々、義兄妹で付き合ったとなると親戚一同では結構
問題になりそうだなぁと思ったり思わなかったり
次巻の冒頭は帰省編完結からスタートなのかな?
ワクワクしながら読み始めますʕ•ᴥ•ʔ
ハロウィンにて、賢すぎる二人へのアホになる呪いや、幸せのお裾分けの魔法の効果か、距離の縮まった二人。
しかし、その距離を『仲良し兄妹』の範疇に調整しようとする二人。
悠太と紗季の誕生日、それとクリスマスと、なかなかもどかしい状態が続きますね。
お正月、太一の生家へと赴く4人。
ここまでは特に何という事も…と思いつつも、二年参りの事を事前に紗季に伝えていなかったり、悠太の行動に不自然さを感じてしまいます。
腕時計とブレスレット、今後の展開で登場するのでしょうか?
最後のシーン、無いとは思いますが、そのまま寝落ちして翌朝になっていたら…
匿名
最高の一巻
中盤、終盤と大きく内容が分かれていますが、それぞれ話が大きく盛り上がっており、テンポよく楽しんで読むことができました。
これまでで最高の巻だと思いました。
紹介文章が全て
気になる本を買うとき、
ネタバレにならないようになるべく紹介文書を見ないようにするときがあるのですが、
この書籍は、紹介文章が全てを物語っている。
その上で安心して作品を読めるので、とても紹介文章が(的確+端的で)助かってます。
Posted by ブクログ
父方の親戚の家に年越しで集まることで悠太と沙季の関係が世間的には良くないものと知らしめる回なのか、それともこれを乗り越えていかせるのか、分水嶺の巻かも。
次巻はバレンタインイベントか?
悠太くんと沙季ちゃんの師走から年越しまでのお話です。12月は、二人の誕生日もあるし、クリスマス、年越しイベントもあります。それに加えて、今回は悠太くんの父方の実家に帰省するというビッグイベントのオマケ付きです。二人の絆がさらにしっかりとしたものになったような気がします。
Posted by ブクログ
後半の浅村の実家への里帰りが印象に残る。親戚一同が集まる、とても緊張する場面。亜季子さんはもちろん、沙季も。
自分もお嫁に来たばかりの一年間を思い返してしまう…。親戚付き合いって本当に胃が痛くなるんだよね…。
でも、悠太や太一さんがそばで守ってくれてると思えば気持ちが少し和らぐのだよね。
悠太が亜季子さんや沙季を弁護して、ついに名前を呼んだときには涙してしまった…。嬉しいような、感動…。
沙季もそれを聞いてて、とても嬉しかっただろうな。守り、守られ、絆が深まったんじゃないかな、6巻も良かった。
Posted by ブクログ
二人の関係はいよいよ進展、からの六巻である。
二人の価値観のすり合わせ、それと関係の進展していく様を気づくと応援している。二人の目線から構成されていくストーリーは実に読み応えがあり、それでいてもどかしい。次巻がとても気になる。