【感想・ネタバレ】大菩薩峠(9)のレビュー

あらすじ

お雪にともなわれ、信州白骨の温泉へ赴いた竜之助は、しばしの安息を得て目を癒す日々。その竜之助を仇と狙い、旅を急ぐ宇津木兵馬。一方、お銀様は慕い追う竜之助の探索をいったん断念、故郷の有野村へ向かった。時を同じく、がんりきの百蔵に茂太郎をさらわれ、うらびれた独り旅を行く弁信。また米友とともに京大阪をめざし、医師道庵が街道をゆらゆら歩む。中山道筋に展開する道中模様……。「流転の巻」「みちりやの巻(一~十三)」を収録。

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Posted by ブクログ

若干時代に対する抗議が直接的で声高になっている感あり。
これだけ長く書いていれば、その時々の作家の気持ちの揺れが表れますよね、そりゃ。
そういう意味では、日記的なものを読まされているとも言えるかしれんですな。

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2016年06月18日

Posted by ブクログ

他の本にも寄り道しながら、少しずつ読み進めた9巻目。登場人物それぞれの個性はより濃く出てきたなと思います。そして場所が一度出てきた場所で書かれていたからか、あまり景色の描写はなくいきなり人のやりとりに入ることが増えてきたように思いました。物語を書いていくには、まずは場所の景色を書いてから場面に入っていく、でも何度も同じ場所を使えばそこが省略できるようになっていく。それが物語のテンポを上げていく要素にもなるのかな、と思いました。

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2012年11月25日

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