【感想・ネタバレ】大菩薩峠(6)のレビュー

あらすじ

一夜を江戸吉原に遊んだ机竜之介は喀血、半死半生の身で奇しくも米友に助けられた。竜之介は米友の長屋に身を寄せながら病を癒すが、やがて人の生き血を求めて市中を徘徊しはじめる。その竜之介探索のため吉原通いを続ける宇津木兵馬であったが、いつしか遊女に溺れていく。お喋り坊主弁信、安房清澄山の奇童茂太郎など特異な人物も加わって、物語はさらに玄妙の趣を深めて進む……。「安房の国の巻」「小名路の巻」「禹門三級の巻」を収録。

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Posted by ブクログ

一つの場所から始まった物語は、新たに房総と高尾山にも舞台を広げていく。僕らの人生も一緒ですかね、両親、家族、幼稚園、小学校、、と出会ってく人たちが広がって、旅行なんかもして、それぞれが違うとこに住みだしたりして、同じ日本地図もそれぞれの目からは違って見えていて。同じ場所のことを違う視点で見させてもらえることは、新鮮ですね。そして舞台の変化よりもおもしろいのはやっぱ人の変化だなと思います。

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2012年08月25日

Posted by ブクログ

墜ちていく人々の、ある種の自虐的快感とただ昔のままに純朴なムク犬が繰り返し描き出されているので、疾走感がイマイチ。だからこの長さに付き合うのはちょっと骨が折れそう。確か初読の時もそう思ったなぁ、成長しとらんな、我ながら感心感心?

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2016年06月01日

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