【感想・ネタバレ】大菩薩峠(3)のレビュー

あらすじ

甲州白根山麓での安息の日々もつかのま、机竜之介は甲府市中に出没し「人を斬らねば生きていられぬ」とうめきつつ魔剣をふるう。竜之介を追う宇津木兵馬は、冤罪で甲府の獄に囚われた。それを救出すべく、江戸をあとにする娘お松。一方、数々の悪行で甲府へ左遷された神尾主膳は、新任の上司たる駒井能登守に激しい敵愾心を燃やしていた……。「女子と小人の巻」「市中騒動の巻」「駒井能登守の巻」「伯耆の安綱の巻」を収録。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

様々な登場人物の交錯がまさに同じ構造をもって描かれてます、こういうところが大学の講義で取り上げられ理由だったか?全く覚えとらん、、、純粋にこの巻はスペクタクル的要素が薄いので若干乗っていけなかったかな。
しかしまだ17巻も残ってる、(当方の読書という点で)どうなることやら。

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2016年05月11日

Posted by ブクログ

この巻は主人公の話はほとんど出てこなく、草の根の庶民の話、特に女子供の暮らしを中心とした前半と、殿さまの話の後半。庶民の悩みの種はなんだかんだでお金であって、助けられるのは人のつながりであることも多いことなんかは、今と変わらないなぁと感じました。なんとなくですが、著者の中里介山自体にも今後の展開は全てはわかっておらず、日々の生活の中で得たヒントを作品に織り込んでいくのを楽しみながら書いていたんじゃないかな、とか感じて読んでました。

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2012年08月25日

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