【感想・ネタバレ】聖域侵犯 警視庁公安部・青山望のレビュー

あらすじ

警視庁公安部出身者にしか書けない圧倒的なリアリティの警察小説シリーズ第8弾!

伊勢志摩サミットの警備で緊迫する志摩半島の英虞湾で緊急事態が発生!
真珠養殖の盛んな「宝の海」から引き揚げられた死体は、闇経済の世界を生きるブラック・ジャーナリストだった。

パナマ文書、タックスヘイブン、国際汚職事件、テロリストの国際力学、チャイニーズ・マフィア、そしてヤクザの分裂と抗争・・・・・・。
警視庁公安部のエース青山望が、その暗部をえぐる!

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昔の刑事ドラマで凝り固まった警察像の崩壊!
実際に警視庁公安部で勤務した著者が、最新かつリアルな警察を描きます。主人公の青山望を中心に、ノンキャリアだけど大卒(体育会出身)でキレキレの同期4人が、ヤクザ・政治家・IT長者・半グレ・芸能界・宗教団体が複雑に絡む難事件を、様々なIT技術で解決。ビッグデータの解析力と分析力は圧巻で、地道な職務質問(もちろん重要だと本書に書いてあります)やパンを食べながらの張り込みといった旧来のものとは全く異なる捜査方法に感動。
1巻は日韓利権、2巻は病院経営と選挙違反、3巻は半グレと中国マフィア、4巻は原発とカジノ、5巻は仮想通貨ビットコイン…まるでニュースを見ているかのようなリアルタイム感。一般教養書としても使えます。次巻のテーマは何でしょうか?

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Posted by ブクログ

ネタバレ

シリーズ8弾。伊勢志摩サミット、パナマ文書、テロリスト。今作も旬な話題が盛り沢山でリアル。次作は何が出てくるか楽しみなシリーズです。

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2016年12月11日

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