【感想・ネタバレ】楊令伝 十三 青冥の章のレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

蕭珪材「剣が、私に死ねと言ったのか」

護国の剣と蕭珪材の最後が一緒なのが凄く良かった。
苦悩する岳飛は、どんどん魅力的になっていく。
李英を自分の愚弟に重ね合わせて読んでいたので、こういう形での梁山泊離脱は残念!でも、物語としては、ここに来てますます楽しくなってきたと感じる。
あと2冊で終わるの!

0
2013年06月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

愈々終焉に向けて動き出す
梁山泊の印象が薄く成り
南宋の禁軍と金国の戦いの方が
鬼気迫っている様な気がする
執拗に梁山泊を攻撃する南宋の禁軍に対し
梁山泊軍は 最早ぼろぼろ状態です
このまま梁山泊軍が
滅びるのかが気がかり
続きが楽しみ

0
2012年06月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ひとつの目的のために、大勢が心を一つにして立ち向かう。
そんな時代を過ぎてしまった梁山泊は、もう一枚岩ではない。

国を造る。
いうのは簡単だが、思い描く国の形はそれぞれ。
楊令に託す国の形が、自分勝手なものになってきたとき、梁山泊の未来に暗雲が立ち込めてくる。

まるで哲学の書のように、「国とは?」を考える人物たち。
国とは、民衆を守るための強い軍隊と考えた岳飛は、守ってきたはずの民衆から反乱を起こされる。
国とは、民衆から搾り取った税金で潤っていくものと考える旧宋の生き残りたち。
国とは、民族の独立のためにあるものと考えた女真族の国・金。
国とは、民衆が安寧に暮らせる場所と考える楊令。

歴史的に見ると梁山泊は生き残れない。
だとしたら物語の着地点はどこか。
楊令が生きている限り梁山泊は負けないのなら、楊令の死をもって終わるのか。
しかし楊令は戦いに負けることはないはずだ。そういう存在に作られている。
だとしたら病死、事故死、暗殺、自殺…のうちのどれかなのか。

「仲睦まじい父と子」という存在が楊令の唯一の弱点で、それすら克服しかかっている現在、楊令は無敵だ。
けれどなんでだろう、巻が進むにつれて楊令の内心が虚ろに感じる。
何のために闘い、何を守ろうとしているのか。

誰に相談することもできない、誰にも意見を聞くことがない、絶対的な頭領・楊令。
楊令の幸せはどこにあるのかな。

軍事的過ちをうやむやのうちになかったことにされた李英は、やっぱり自分を反省することなく、出世できない不満だけを膨らませていくことになった。
「あれはなかったことになったはずなのに、なぜだ?」
反省するきっかけを得られなかった李英は、成長するきっかけも得られなかった。
これは本当に聚義庁(しゅうぎちょう)の落ち度だ。

そして、楊令から子ども呼ばわりされた岳飛が、今は子持ちなのである。
時間の流れが速すぎて…私も年を取るはずだよ。←違う

0
2018年04月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

壮大な物語だ。国家とは何か?国家とはどうあるべきかを問う。北方謙三はとんでもない小説書いてしまったことか。この先どうなることか?

0
2012年07月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

もうほとんど惰性で読んでいる。だからこそ次も読みたくなってしまう。李英の嵌められたくだりの意味がよくわからなかった。

0
2012年07月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

䔥珪材との戦いを経て、いよいよ岳飛が新たなスタートを切った。
梁山泊にも様々な考え方が出てきた。大きな集団が安定し始めると、途端に不満を訴えたり、変化を求めたりするものなんだな。

0
2012年07月21日

「歴史・時代」ランキング