あらすじ
帝都各所で市民の虐殺を続ける抗・帝国軍の高機動装甲車『蠍の類型』8輌に対し、それぞれ対決を余儀なくされた陸情3課。火焔放射兵装を以て1輌を撃破したオーランド伍長だが、その代償に彼の肉体と精神は軋みゆく。同じ頃、アリス少尉は目立つ馬上にある自らを囮とし、避難所に乱入してきた1輌を市民から引き剥がしたものの、手にする武器は双剣メーネのみ。その『帝国の騎士』が、鋼鉄で覆われた敵に抗する術は…!?
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Posted by ブクログ
なんてカッコイイ童貞なんだ…!!
実は世界は終わり続けている。
…確かにその通りかもしれない。大げさに言っているだけかもしれない。
単に解釈の差、といってしまえばそれまでなのだけど、「変わる事」「進歩する事」を重んじる余り、変わる前の世界を軽んじる風潮はあるような気がします。
気づかないうちに無くしていく何か。変わってしまったために選べなくなった可能性―
個人的に「電信世界」の描く「終末」はぞわりと寒気がするものでした。
さて。
冒頭の通り、童貞の人が超シブかったりするのですが、脇役なのでさて置き(ひでぇ)。
とにかく今回は3課が大暴れ。三矢報いてしまいます。
その中でもやはりアリスの活躍っぷりが光る。こうまでかっこいいフルプレートがあっただろうか。いやない。そして華麗。まさに白薔薇。
とにかく戦いのスリリングさ、豪快さ、そして悲しさが高いレベルで描かれていて手に汗握ります。
…鎧の凄さは理解できたとしても、馬じゃないよなぁ…あれw