あらすじ
太陽系に迫る三体世界の巨大艦隊に対抗する最後の希望は、四人の面壁者。人類を救う秘策は智子も覗き見ることができない、彼らの頭の中だけにある。面壁者のひとり、羅輯が考え出した起死回生の“呪文”とは? 一方、かつて宇宙軍創設に関わった章北海もある決意を胸に三体世界に立ち向かう最新鋭の宇宙戦艦に乗り組んでいた。全世界でシリーズ累計2900万部を売り上げたベストセラー『三体』衝撃の第二部。解説/陸秋槎
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Posted by ブクログ
筆者の想像力が凄まじい。持っている知識とか価値観とか、どうやったら身につくんだろうか。
今作はSF感が一気に増してて面白かった。未来の技術にリアリティを感じれるのも良かった。
今作のラストの展開は予想外だった。ハッピーエンドだったが、この先どうなるんだろうか。
そもそもこういう宇宙人との戦いを描く作品って、戦うシーンをメインで描くのがセオリーなのに、準備期間がここまで面白いって、斬新すぎる。
Posted by ブクログ
前半:ルオジーやってんなあ…
中盤:ルオジーやってんなあ!!
後半:信じてたぞルオジイイイイイイやったなああああああ!!!!!!
*上下巻合わせた感想です
Posted by ブクログ
副題がしっかり回収されて、しかもわかりやすくてよかった。かつての呪いや、他の面壁者達の計画が集約したような結末で、ここからあと1巻どう広げるんだ?という気持ちになった。
Posted by ブクログ
羅輯の面壁計画が明らかに…!地球規模でも同じことが起きていると思ったけど、それが宇宙規模だとこうなるのか、と感心した。外交して言葉を直接交わすってすごく重要なんだなって思えた。ここでさらに世界観が広がったけど、面壁計画としては一段落ついたような。ここからまだどうなっちゃうの!という感じなので次もすぐに買って読もうと思う。
Posted by ブクログ
1.智子
『三体』1巻を読んだとき、ソフォンを二次元展開して太陽を覆えば、人類はそれだけで滅亡するのでは?と思っていた。その素朴な疑問に対する答えが、三体Ⅱで示され、さらに三体Ⅲでも補強される。三体1読んだときはそれ以降読まなくても完成していると思ったけど最後まで読んでよかった。
2.面壁者
ウォールフェイサープロジェクトの心理戦がとにかく面白かった。三体星人との直接対決が描かれるかと思いきや、実際には地球内部での知略戦、裏切り、猜疑が物語の中心になる。彼らの戦いは極端に孤独で、誰にも理解されず、ときには嘲笑されるが、それでも人類の選択肢を一歩ずつ広げていった点は間違いないと思う。暗黒森林理論はあまりにも強力で、美しい発想だと感じた一方で、「こんなにうまくいくものなのか?」という疑念も残った。ただし、その違和感は三体Ⅲで回収されるので、ここでは保留にしておきたい。
3.水滴
水滴による攻撃描写は圧巻だった。人類側の努力や希望が、理解不能な技術差によって一瞬で踏み潰される。説明しきれないテクノロジーと圧倒的なスケール感で、絶望を直接叩きつけてくる描写は、まさにSFの醍醐味だと思う。
4.人物
三体Ⅰと比べると三体Ⅱの登場人物は、みな強い思想を持っていて印象に残った。共通の問題に対して単に解決策を模索するだけでなく、それぞれが異なる信念や倫理を背負い、その思想同士がぶつかり合っていく構図がとてもよかった。
そう考えると、三体Ⅰは世界観と問題設定を提示するための導入であり、三体Ⅱで初めて「人間の物語」として本格的に動き出したのだと感じた。
Posted by ブクログ
スーパー面白かった(語彙力) 。
「物理学についても、同じ態度でいられたらよかったんだが」 丁儀がつづけた。「人生最大の後悔は、われわれが智子に目を曇らされていたことだ。でも、もっとポジティヴな考えかたがある。われわれが法則を探求しているとして、法則がそれとなんの関係がある? いつの日か人類が――それともべつのだれかが物理法則を徹底的に探求して、自分たちの現実のみならず、この宇宙全体を変えられるようになるかもしれない。パン生地をこねてボールをつくるみたいに、あらゆる星系を好きなかたちに変えられるようになるかもしれない。でも、だからどうした? それでも法則は変わらない。そう、法則はあいかわらずそこにいて、記憶の中の恋人のように、いつまでも若い・・・・・・」丁儀は話しながら舷窓の外に広がる絢爛たる天の川を指さした。 「そう考えると、心配など消えてなくなるよ」中佐は話題が移ったことに失望して、かぶりを振りながら言った。「丁先生、水のごとき美女の話をしてくださいよ」
Posted by ブクログ
中国のSF。めっちゃ面白い。技術力の格段に上の宇宙人が攻めてきたら本当にこんなことになりそう。内容が専門的だし、嘘をつかない生物という設定と、それを利用した壁面人という設定が奇想天外。
Posted by ブクログ
これまでの3巻分の伏線回収が一気にされていって気持ちが良かったです。科学とか謀略が好きな人向け。でもこの人類が救われてもあまり嬉しくないとも感じてしまった…
Posted by ブクログ
読みにくい部分はやっぱり多いけれど、上巻で立てられていた作戦が明らかになって、八方塞がりの世界にちょっと希望が見えてくるような終わり方が好きだった。
Posted by ブクログ
本作は、宇宙文明同士の関係を「暗黒森林理論」という形でモデル化し、人類がそれにどう対抗するかを描いたSFだと感じた。特に印象的だったのは、文明の第一目的が生存であり、さらに文明は技術爆発を起こす可能性があるという二つの前提から、互いに先制攻撃を選ぶ方が合理的になるという発想である。ゲーム理論を学んだ経験から、この結論自体はある程度予想できる構造だったが、それを宇宙文明同士の関係に当てはめ、物語の中心原理として描いている点が興味深かった。
羅輯の戦略は、同じ面壁者であるレイ・ディアスの計画と通じる部分が多い。三体文明が圧倒的な技術力を持っているにもかかわらず、宇宙に三体星系の座標を公開するという脅しによって、相互破壊を前提とした抑止を成立させたからである。この発想は攻撃能力ではなく「暴露能力」を利用した戦略であり、文明全体を巻き込んだ捨て身のコミットメントとして非常に印象的だった。また、羅輯がこの戦法にたどり着けた背景には文潔の考えの影響もあるが、人類全体の勝利を目指すというより、個人の平穏を守るために合理的に思考した結果でもあったのではないかと感じた。
もう一つ印象に残ったのは、人類艦隊が三体文明の偵察機だと考えていた水滴の性能とその役割である。人類は三体文明との技術差をある程度想定していたものの、その差をあくまで現在の技術の延長線上にあるものとして捉えていた。しかし実際には、材料科学などの分野で質的な飛躍が起きており、単一の探査機が艦隊全体を破壊するという圧倒的な差が示される。この場面は、文明間の技術格差が単なる量の差ではなく、質的な断絶として現れる可能性を強く印象づけるものだった。
また艦隊が殲滅される場面は、第1部でETOの船をナノマテリアルの線で切断した作戦を思い起こさせる。材料の強度や物性が戦闘の結果を決定づけるという点で、スケールは違うものの同じ発想がより大きな規模で示された場面のようにも感じられた。
3部はさらに広いスケールになると聞いているので、楽しみである。
Posted by ブクログ
下巻になり面白さが増してどんどん読んでしまった。
ついに現れた三体からの謎の物体…
絶対ハンマーが引き金だよなあとか思ったり。
この巻で綺麗に終わったような感じだけどまだⅢがあるからまだ何か起こるんですかこれ以上の事が?って気持ちです。
娘の名前が最後まで出なかったけどⅢで出てくるのかな…
あとがきに追加、削除されたシーンの話があり。