あらすじ
最強の敵を前に、追い詰められるエド。兄の危機を助けるため、アルは扉を開くことを決意する…!! 戦いの行方は!? そして、兄弟が辿り着いた答えとは…!? No.1ダークファンタジー堂々完結!!! 外伝「もうひとつの旅路の果て」も収録。
(C)2010 Hiromu Arakawa
昨今の少年漫画の中でもっとも構成力のある作品はと問われたら、迷わず推すのがこちらの“ハガレン”。
アニメや、山田涼介さん主演の実写映画が記憶に残っている方もいるのではないでしょうか。
正直、漫画の構成力って何かよくわかりませんよね。わかります。
とりあえず騙されたと思って1巻を開いてみましょう。……ふむふむ、どうやらチビって言われると激怒する三つ編みの少年が主人公なんだな……こっちの鎧が弟ってどんな家庭環境だよ……いや無能ってそんな……錬金術ってこんなあっさり使えるの……何この絶望展開……ちょっとこのキャラ強すぎるよ……あれ、さっきの話がここでこう繋がるの……えっあの伏線がここで回収されるの……うおおおおおエルリック兄弟!!……ここでこう来るかッッッ!!……荒川先生天才かよ!!!!と、あっという間に読み終わるはず。
最終巻を閉じた時、あなたは否応なく“格の違い”を味わうことになるでしょう。
感情タグBEST3
究極かつ感動の作品
感動を抑えれずレビューを書いてます。まず話のテーマとなっている究極の一生命の存在とその法則(流れ)を漫画で取り扱っていることに感動しました。この人は仏法で悟りを開いたのではないかと思える程、仏教に共通する考えが合間見えます。それでなくても登場する人物には愛着や信頼が湧いてきて、最後の巻は一緒に喜んでしまうほどのめりこんでしまいました。傑作です。
Posted by ブクログ
人生の全てが詰まっている。
いつみても、面白く素晴らしい。色褪せない。
この物語は、未来でも風化しない。
なのに、世間での評価低すぎませんか?
ドラゴンボール、ワンピース、ナルト、、
分かるよ。どれも大傑作。
けど、この物語もまったく引けをとらないよ。
共感してくれる人も周りにまったくいないので、ここで言わしてくれ。
メインの登場人物は、ほとんどが罪を背負っていて、それでも前に進もうとする。
錬金術というものが、確立していない。政治や宗教、文化、世の仕組みも、同じく不完全な背景をもとに。
探究の中で希望を見いだし、失望しもがく。
その様が、目を離せなかった。
Posted by ブクログ
最終巻、じっくり味わいました。
読んだ中でも、グラマン中将の「いくつになっても新たな可能性にはわくわくする」が印象に残りました。
自分の人生でも、新しい可能性を探す姿勢でいたいなと思いました。
思いやり、コメディ、アクションなど、魅力が詰まったこの作品が大好きです。
荒川弘先生の他の作品も、楽しんでいきたいです。
Posted by ブクログ
☆完(全27巻)
〜序章〜
・母を生き返らせようとして体と手足をなくしたエルリック兄弟
・賢者の石を求め旅をする
・ホムンクルスが暗躍
・スカーにより右手を破壊される
・整備士ウィンリィのいる故郷へ戻り右手を治す
・ドクターマルコーと出会い賢者の石の正体は生きた人間と知る
〜ホムンクルス暗躍編〜
・第五研究所でホムンクルスに襲われる
・ヒューズ中佐が真実に気づき殺される
・師匠のイズミに相談へ
・アルがグリードに攫われる
・エドが救出しに行き大総統も出撃
・グリードは大総統に倒される
・大総統もホムンクルス
〜セントラル編〜
・シンからリンやメイがやってくる
・ヒューズ殺しの犯人にロス少尉が連行
・マスタングやシンが協力し逃す
・ラストエンヴィーグラトニーが襲撃
・マスタングがラストを倒す
〜三つ巴編〜
・エドとアルが錬成した人は母じゃなかった
・同時にアルは扉の向こう側で生存していることを確信
・真相を突き詰めるためスカーとホムンクルスを誘き出す
・リンの臣下のランファンが大総統にやられる
・グラトニーをリンと協働し捕まえる
・グラトニー暴走し暗闇空間にエドリンエンヴィーが閉じ込められる
・自身を錬成し直すことで脱出
・ホムンクルスの親玉お父様と出会う
・リンはグリードの賢者の石を埋め込まれる
・イシュヴァー殲滅線の回顧録
〜ブリッグズ北壁編〜
・アームストロング少将を頼りにブリッグズ北壁へ
・ホムンクルスのスロウスが地下から出てくる
・掘ってきた穴にはプライド
・キンブリーが北壁へ
・アームストロング少将が中央へ
・ホムンクルスの成り立ちはフラスコの中の小人
・クセルクセス人を使い奴隷だったヴァンホーエンハイムをもとにホムンクルスとなる
〜本決戦前〜
・エンヴィーをおびき寄せドクターマルコーが倒す
・それぞれ別行動し約束の日を待つ
・グリードはエドの仲間となる
・エドはホーエンハイムと合流
・東と北の合同演習で大総統の汽車を爆破させ行方不明に
・プライド急襲
・ホーエンハイムの協力でアルもろとも閉じ込める
・キンブリーが救出に来る
・マルコーとライオンのキメラの協力でキンブリーを倒す
〜最終決戦編〜
・東と北の軍で中央を制圧
・アームストロング少将と少佐でスロウスを倒す
・ほぼ制圧
・ブラッドレイ帰還
・フーとバッカニアでブラッドレイに重傷を負わせる
・金歯の医者が錬成陣を発動
・アルエドイズミホーエンハイムが父上のところへ
・マスタングも強制的に扉を開けさせ視力を失う
・日蝕に合わせ国土錬成陣を発動
・父上は神を取り込み国民のエネルギーで内に留める
・ホーエンハイムが日蝕の影で錬成陣を発動
・国民のエネルギーを肉体に戻す
・大総統はスカーによって倒される
・プライドはエドにより倒される
・父上の一撃でエドたちはほぼ壊滅
・エドの右上の機械鎧は破壊されアルも瀕死
・アルは自身の魂を扉の向こうに戻すことでエドの右腕を復活させる
・父上は神の力を維持できなくなり消滅
・エドは自身の真理の扉を犠牲にアルを連れ戻す
[総評]
これ何度見ても飽きさせない展開で一気に見たくなるやつ
学びと感動を
最後のカバー用著者コメントに
「キャラのセリフにはあいさつと感謝の言葉をなるべく入れるよう心がけた」とある。
この作品が素晴らしく様々な学びを与えてくれる理由がここにあったと思った。
そんな大切なことを教えてくれる作品です。
匿名
最終巻
読み終わっちまった・・・。こんなにのめり込んだのは久しぶりです。喪失感がすごい。エドとアルがウィンリィと再会した時のウィンリィの横乳とてもよかったです。
Posted by ブクログ
色々と考えさせられるマンガです。キャラクターもそれぞれ魅力的です。完璧なキャラはいなくて、それぞれ弱さがありそれがストーリーにうまくからめられているのがいいですね。ただ、ストーリー的には後半の急ぎ足感じが否めません。ちょっと腑に落ちない点もありましたが……男女世代問わず魅力ある作品だと思います。
読んでて楽しい
2週目!展開とかは王道っちゃ王道だけど、バトルの仕方がただ強いんじゃなくて錬金術っていう頭使った闘い方で、出てくるキャラクターがみんな賢くて楽しい
あと変に恋愛要素とか出てこなくて、サラッと終わった感じが個人的には好みでした😇
Posted by ブクログ
ハガレンハガレン言うから、
イメージだけが先行してたけど、
ちゃんと読んだらめちゃくちゃちゃんとしてた。
(当たり前)(話題作は面白いから話題になるんだ)
錬金術も魔法とか呪術とかの怪しい類ではなく、
実存した立派な歴史に基づく試みのひとつで。
幼い頃亡くなった母親を蘇らせようと、
弟のアルと共に禁忌とされている人体錬成を行い、
結果自身は右腕と左足、アルは身体を失ってしまう。
それらを取り戻す為、賢者の石を探して旅する物語。
設定が細かくて読み応えがあって本当面白い。
これもまた一気読みしたい作品のひとつです。
Posted by ブクログ
第107話「最後の戦い」
少年ガンガン 平成22年 6月号
第108話「旅路の果て」
少年ガンガン 平成22年 7月号
外伝「もうひとつの旅路の果て」
あーーかんどー
懐かしい 中途半端なところで読まなくなって!最終回が気になって読んでみたー!エドかっこいいー!最後はウィンリイと出来ちゃうのねーやっちゃうのねえええ!!
素晴らしすぎる
感動のフィナーレでした。アルがあんなにゴツいのに弟に見える所や、エドが小さいのに格好良い所とか絵のうまさとストーリーの世界観がきちんとで来ているのが最高に良かったと思います。映画の予告も最終巻の名場面続出でたまりませんね。
Posted by ブクログ
錬金術という独自性に敵味方関係なく魅力的なキャラクターたち...この作品と青春を共に生きれてとても良かったと思います。
特にキンブリーは自分の性癖の大元と言える存在であり今後一生忘れることも無い素晴らしい作品だと思います
鋼の心
・自分の語彙力不足を嘆きます。とても感動的でした。ハッピーエンドに終わって本当に良かったです。これから彼らは旅に出てまた色々な困難に直面する事でしょう。しかし彼らならそれを乗り越えさらに強くなる事と思います。
それってまるで「鋼」みたいですけどそこも伏線だったりします!?
長いシリーズだけれど
長いシリーズだけれど、読み始めれば一気です。
GWとか長期休みに読めるならラッキー。
人間、命とか、政治や環境とか色々考えさせられるお話です。
大人向け!ただのファンタジーじ
期待を裏切る面白さです。先が読めない!
絵が可愛いので、よくあるファンタジー物と思って読んだら、大人向けです。
国軍の策略、主人公兄弟の親と黒幕の繋がり、色んな伏線があとからどんどん繋がって、読み返して「あーそれそういうことか!」って納得。
クーデターや内乱、これ子供読んで分かるのかな?内容が濃いので大人が楽しめるファンタジーだと思います。
最高の終わり方だった
始めは残酷なシーンの描写にどうしようかと戸惑ったけど、背も伸びて、人の弱さに寄り添えるようになっていく主人公の成長や、彼を育てることになる周りの大人たち、動物やキメラへの考察も、一生物になった。
最後に潔く能力を手放し、人間らしく自分を高めていこうというところで終わるのも良かった。
Posted by ブクログ
ついに最終巻。
果たして戦いに決着はつくのか?真理とは?
1巻と同じセリフが出てくる他、
また読み返したくなるポイントが随所に見られる。
フラグもきっちり回収しているし~♪
そうそうエドとウインリィの身長差も(^^;
そして後日談も。
国の未来、人々の未来に希望が持てる内容でもありました。
たぶん、この一冊のおかげで全巻捨てられないよ。
それだけ感動しちゃったというコト!
Posted by ブクログ
とうとう終わってしまった・・・。さみしいけどきっちり全部かたがついて、みんな収まるべきところに収まった。グリードの欲が満たされてよかった。セリムも。そして何よりアル!正直元に戻れるとは思ってなかったので本当に嬉しかった。ホーエンハイムとトリシャの会話も。こんなに綺麗にまとまって終わる漫画ってあまりないんじゃないかと。出会えてよかったです。また何度でも読み返したい。
Posted by ブクログ
1-27巻まで無駄がない。
ジャンプの漫画みたいに無理やり引き伸ばさずら人気のまま綺麗に集結した作品。
大佐が好き。
ホークアイ中佐も好き。
敵役だけどブラッドレイもかっこいい。
なぜいまさらレビューを書いたのかというと、金髪ロン毛エドをジャニーズの子がやるの、ないやろ…ない…と打ち震え。
Posted by ブクログ
綺麗に最後まとまった感じ。しかし、使えなくなっていいの本当に? ってのは思った。
だって知識があっても使えないんじゃ…とかとか。
でも面白かった!
Posted by ブクログ
アニメを視聴後、原作はこの最終巻のみ読んでみた。評判通りほぼアニメと同じストーリーで安心して読み進められるが、アニメの方が好きかな。
巻末におまけ小話が意外とたくさんあり、お得感あり♪
Posted by ブクログ
長編ながら、最初から最後まで綺麗に芯が通っていて、伏線や人物同士の関係の築き方などが非常に緻密に組み立てられている名作。
ストーリーがしっかりした上で、ギャグやキャラクター・カップリング萌えが充実しているので、全方面から楽しめる。
何度も読み返したい。
Posted by ブクログ
いよいよ最終巻。
ラスボスとの決着シーンよりも、グリードが最期に言った言葉の方が印象に残る。
アルの決断。
エルの選択。
ホーエンハイムとトリシャのエピローグ。
本当に見事なラストだった!
Posted by ブクログ
完結巻にして大団円。
ハガレンのキャラクターたちには、
笑顔がよく似合いますね。
荒川先生のストーリーメイキングは素晴らしい!
1巻から完結巻まで丁寧に紡がれており、
重厚なテーマを万人受けするようアレンジされています。
バトルシーンの描写がやや物足りないですが、
時間経過やメインテーマの描写がとても心地よいです。
子どもから大人まで読むことができる名作だと思います。
Posted by ブクログ
vsホムンクルス(お父様) 最終巻。
めでたしめでたしで終われます。流石と言うか、見事にフラグを拾って行きますね。
コミックは同時に獣神演武も発売されているので、現時点では荒川さんお休みなんでしょうか
巻末にハガレンの映画館でスタンプを押すページまでついています
Posted by ブクログ
本当に素晴らしい作品だと思います。
何より、最後までブレずに終わってくれて良かった。
人との関わりとか、人生とか、願いとか、痛みとか、
たくさんの事を考えさせてもらいました。
そんでもって、めちゃめちゃ泣きました。
「人は何かの犠牲なしに、何かを得ることは出来ない」
本当に残酷で、正しい真理だと思います。
これからも、何度も読み返します! 大好きです!!
Posted by ブクログ
お父様の力に・傷つき倒れていく仲間たち。
エドの絶体絶命の危機を救うためアルは
自らの魂で兄の腕を練成---。
心理の扉に消えたアルを---
エドは何を犠牲にして救うのか・・!?
お父様を倒すことはできるのか!!
この作品が掲げた「等価交換の原則」を最後まで突きつめたラストに拍手--!!
Posted by ブクログ
どうやって収束するのかわからないまま、楽しくってひたすら読み進めてきましがた、ついに最終回。そしてきもちのよい終わり方。楽しませて頂きました!!
Posted by ブクログ
九年間おつかれさまでした。
そして、ありがとうございました。最後のほうにある外伝は泣きそうになりました。アルが入っていたあの鎧は、形は違えど、次へと受け継がれていく。この本もまた次へと受け継いでいくべき漫画だと思います。
「あとはこの世界が子供たちを強く育ててくれるさ」
最後の夫婦二人の会話でおもわず涙。最後の最後に反則すぎる。
背表紙が残念
コミックス原本も持っていましたが手放したので電子版を買いました。
ハガレンは兄弟愛もさることながら友情や命の大切さ、読むと過去の話が最後で繋がるよくできた漫画で読み応えがあります。
等価交換によって手に入れられるもの、失うものが描写され取り戻すには、、、旅を続ける兄弟ですがやっかいなことだらけです。
表紙などにユニークなイラストもあり、背表紙にその巻で死んでしまったキャラクターがイラストされているのですが電子版ではそれが省かれており見ることができません。買って気づいた時にそこが残念すぎましたのでマイナス☆にしました。
Posted by ブクログ
一番共感したのは、グリード
私利私欲だけじゃなく、みんなのために行動し続けた事で 自分はなくなってしまったけれど 魂の友を手に入れていたことに気づいて 本当はそれが一番欲しかったと最期にわかるところ
物質とかそういうのじゃないんだよね、望みって
手段が目的になってやしないか
時に振り返ることも必要じゃないかと 感じた
Posted by ブクログ
シリーズ全体を通して、主人公兄弟の成長という面で、うまく描かれている作品だと思います。
「錬金術」という”特殊技能”の有無ではなく、人の命そのもの一つひとつに価値がある、ということがメッセージとしてしっかりと伝わってきます。
それぞれの役柄、とくに「悪役」がなぜそのような行動を選択したのか、という動機も(彼らなりの)理論がしっかりとしているように思いましたし、戦闘シーンは、軍同士の戦いも、個人同士の戦いも「どのような技を用いて、どのように動いているのか」が細かく丁寧に描写されている印象でした。
そのあたり、昨今の人気作よりも作品の作り込みがしっかりしているように思います。
王道少年マンガ
少年マンガの王道を進んだ作品だと思う。途中は暗い話やつらい話も多く鬱々としたストーリーがあったことも否めないが、それを上回るスカッとしたバトル展開や、ヒロインとの関りもよく全体的に構成力がある作品だった。
Posted by ブクログ
最終巻です。
最後は少年マンガらしく、仲間の力を借りながらエドが完勝します。ラストも清々しくハッピーエンドとなっています。久々に大人買いをした漫画でした。10冊くらいまとめて買って次が気になって一気読みする幸せったらないです。またこのような漫画に出会いたいな。出会えて良かったです。ありがとう。
Posted by ブクログ
これも全部貸して貰ってありがたかったですw面白かったw
当初は一巻読み始めて作者の宗教観にちょっとげんなりしてしまったのですが、なんかそのへんは変わったっぽいね。途中からすばらしく少年漫画しておりたいへん楽しく読ませていただきました。少々説教くさい気もするがなwそれは私がひねてるからそう思うのかな。でも生きてくにはなんかを犠牲にしなきゃいけない、つうのはホントそうだと思うが。
余談ですがアームストロングが姉弟で大好きでなあ…。ああいう女はなかなか男には描けまいw