あらすじ
故郷「リゼンブール」へ戻る途中、元国家錬金術師のドクター・マルコーと出会い、『賢者の石』に関する情報を入手したエドとアル。故郷で2人を待っていたのは、幼なじみで機械鎧(オートメイル)整備師のウィンリィ、そしてその祖母、スゴ腕の機械鎧整備師ピナコ・ロックベルだった。ひとときの休息ののち、2人は意を新たに、ドクター・マルコーが隠した『賢者の石』の秘密を求めて、国家の中枢「セントラル」へ向かう。そこで2人が知る驚愕の真実とは!? そしてついに、エンヴィーとラストがエドの前に姿を現す!
(C)Hiromu Arakawa/SQUARE ENIX
昨今の少年漫画の中でもっとも構成力のある作品はと問われたら、迷わず推すのがこちらの“ハガレン”。
アニメや、山田涼介さん主演の実写映画が記憶に残っている方もいるのではないでしょうか。
正直、漫画の構成力って何かよくわかりませんよね。わかります。
とりあえず騙されたと思って1巻を開いてみましょう。……ふむふむ、どうやらチビって言われると激怒する三つ編みの少年が主人公なんだな……こっちの鎧が弟ってどんな家庭環境だよ……いや無能ってそんな……錬金術ってこんなあっさり使えるの……何この絶望展開……ちょっとこのキャラ強すぎるよ……あれ、さっきの話がここでこう繋がるの……えっあの伏線がここで回収されるの……うおおおおおエルリック兄弟!!……ここでこう来るかッッッ!!……荒川先生天才かよ!!!!と、あっという間に読み終わるはず。
最終巻を閉じた時、あなたは否応なく“格の違い”を味わうことになるでしょう。
感情タグBEST3
匿名
おもしろい
キャラクターの設定やギャグが凝っていって面白いです。感情移入させられます。
少し昔の作品ですが、王道で誰にでも勧められる作品です。
匿名
面白いです。
3巻でいきなり敵の中ボスみたいなのと相対。そして活字記憶装置っ娘ちゃんかわいい。キャラクターみんなが生きてるって感じがする。
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第9話 「家族の待つ家」
少年ガンガン 平成14年 4月号
第10話 「賢者の石」
少年ガンガン 平成14年 5月号
第11話 「二人の守護者」
少年ガンガン 平成14年 6月号
第12話 「「人間」の定義」
少年ガンガン 平成14年 7月号
外伝1 「軍部祭り」
増刊ガンガンパワード 平成14年春季号
匿名
ウィンリィ来たー!!ヒロイン登場。
エドとアルが敵わない相手です。
スパナと言えばウィンリィが今でも頭に残って残ってます。
そういえば、扉絵がカラーで載っていたのですが、電子版だからですか?嬉しいです。
Posted by ブクログ
エルリック兄弟の整備士、ピナコや、ウィンリィも登場し、エルリック兄弟の父の話や、兄弟の幼少期のエピソードもちらりと出てきます。兄弟の父も、いつか登場するのでしょうか…。
賢者の石の真相について求め、着実に話が展開していて、一気に読んでしまいますね。
また、巻末の外伝のマンガでは、ロイ・マスタングとエドワードが対決をしています。本編とは少し別の話ですが、面白いです。
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魂を練成する、その魂が本当に自分のものだとどうして言い切れる?うーん、深い!このジレンマをどう乗り越えていくのか、これからが楽しみです。アームストロング大佐が好き。
Posted by ブクログ
再読。やっと正ヒロイン・ウィンリィ登場。漫画は登場遅めです。そんなウィンリィさんが三日間徹夜で作ったオートメイル(ただしネジ1本足りない)をNo.48との派手な喧嘩でボロボロにするエド。どっちもどっちであろう。そしてアル。彼もまた試練にぶつかる。
Posted by ブクログ
賢者の石の材料が判明し、ホムンクルス
や鎧人間と邂逅する。不思議とアニメより展開が早いように感じる。
賢者の石は作品によって善悪が異なる。おそらく人によっても善悪のイメージが異なるだろう。ハリーポッターでは悪だった筈だが、ドラクエや東方では善だった。ただ生きた人間が材料という設定は類を見ない。
アルはバリーに精神攻撃をしかける。自身の存在の不確定さは鎧人間故に確かめようのないものだろう。しかし14歳に精神攻撃しかける大人って。
Posted by ブクログ
人は、人を疑う。人は、人を殺すことができる。自分自身が、他人によって。人間のこころなんて、他人からじゃ、分からない。
知らないふりなんて、できない。でも、それが解決に導かれるときもあるし、傷つけるときもある。
ドクター・マルコーが隠した『賢者の石』の驚愕の真実が明らかになり更なる真実を探るエドの前に暗躍するエンヴィーとラストが姿を現しドキドキハラハラしました。
匿名
面白い
色んな錬金術があって、バラエティに長けていて読んでいて飽きません。エドワードが強すぎないところも逆に面白い
黒幕は誰なのか
・賢者の石の作製方法は分かりましたが一体誰が絡んでるのか、黒幕は軍なのか、謎が深まるばかり。
・黒幕が軍だと思うと怪しい人が多く見えるというか。推理要素もあって面白いですね
Posted by ブクログ
初読。ピナコばっちゃんと幼馴染ウィンリィ初登場。ウィンリィ元気かわいい。家族の愛や絆が1話からのテーマとしてあった本作だが、今回で少し掘り下げられた。少佐も言っていたが、帰るべき場所があることは幸せだと私も思う。ただ人生は幸せだけで構成されているわけではない。賢者の石の真実を知ってしまった兄弟。錬金術の掟が等価交換であることに鑑みると納得できる。元第五研究所に忍び込んだはいいが、手負いの場面で最後には謎の女ラストとエンヴィーが登場して、さあどうなる。
おまけページ、大佐はそれがねらいだったのか。一生ついていきます。次巻も楽しみ。
Posted by ブクログ
荒川弘の"鋼の錬金術師"の第3巻。ウィンリィが登場。故郷に帰り歳相応の姿に戻った二人の姿を見ながら、そんな日常がずっと続けば良いのにと思いました。しかし、中央へ戻った二人が手に入れた探し求めていた賢者の石の秘密には愕然。この仕打はひどすぎる。ホテルの部屋でエドの言っていた言葉が痛い。ナンバー66の言葉が誘発したアルの不安がこれからどうなっていくか目が離せない。本編の内容が重いので、外伝のようなはじけた内容はホッとします。
Posted by ブクログ
アニメで見ていたときは結構ちょっと佳境な印象だったシーンたちが、
もう3巻で出てくるわけだから、この分でいけば原作派の人にとっては確かに
原作をめちゃくちゃな順で継ぎ接ぎして短く終わらせてしまった、という印象に
アニメがなってしまっているのかも。
私はそれでも、あれはあれでよく出来ていたと思うし、こうして原作を手にする
きっかけを作ってくれただけでも大切。
この先の展開をアニメで知っているので、
ちょっと気が重いエピソードが続くかなとは思うんだけど、師匠もそのうち
出てくることだろうし。
それにB級映画が好きで、そんな漫画を目指しているという作者さんだけあって
ひどく落ち込むようなシーンでもどこかに笑いを入れてくれるので
少し気が軽くなりつつ読み進めていくことができるから有り難い。
笑い自体が普通に面白いし。
全体アニメのあの展開はどこまで原作に沿っていたのか。
原作はどう決着をつけてどこへ進んでいくのか。
普通に原作だけを読んでいたら分からない楽しみ方をしながら読んでいます。
Posted by ブクログ
エドワードとアルフォンスの兄弟は母を取り戻すために行った人体錬成の代償として失われたものを求め、旅を続ける……話の第3巻。
賢者の石を追っかけてセントラルへ。
てな感じに頑張っている兄弟より、「不穏当な発言は 慎んだ方が よろしいかと」とにこやかに結託しているマスタング党が楽しかったんですが。いや、出番あんましないけど東方軍部。
ついでに初登場のバリーが……なんか……いや、好きかっつーとどうなのって感じではありますが。強いなぁと。
「我殺す 故に我在り!!
オレがオレである 証明なんざ それだけで 充分さァ!!!」
……うーん。これは悟りになり得るのかなぁ。
あ、ちなみに外伝の軍部祭りも楽しかったです。……ヒューズが。
Posted by ブクログ
やっと、主人公と敵が邂逅。
といいつつ、主人公は、まだ敵のこと何にも知らない感じで、もどかしいですね。
魂の錬成に成功したとか言ってますが、バリーの言っていることって、真実らしく聞こえませんか?
たとえば、エドワードは、そうして「魂をつなぎとめた」と思っていたとしても、実はアルフォンヌは、「エドワードの記憶から作られた擬似的な魂」ということは、ありえるかもしれません。
うーむ。
Posted by ブクログ
ガンガンで人気のコミック。zestももちろん大好きです。ストーリー性が良く、人気もあり、漫画・ゲーム・映画・アニメ・小説など、あらゆる所で活躍中。
Posted by ブクログ
“「無いよ あの子らには 帰る家が無い
エドが 国家資格を取って 旅立つ日にあの子 自分の家を 跡形もなく 焼いてしまった
あたしには 錬金術は よくわからんが あの子らの やろうとしている事が 生半な事でない というのはわかる
あの子らは 帰る家を失くす事で 自分達の道を 後戻り出来んように したんだろうよ」”
ウィンリィ・ロックベル:機械鎧装具師
ピナコ・ロックベル:義肢装具師
マリア・ロス:少尉
デニー・ブロッシュ:軍曹
キング・ブラッドレイ:大総統、軍事最高責任者
シェスカ:本の虫
けっこう深いところを追求する。
Thanks to H.R.
“「おうおう 兄弟愛ってのは 美しいねェ たとえ 偽りの愛情 だとしても」
「…どういう 意味?」
「おめェら 本当に 兄弟なのか って事よ」
「そりゃ 性格が違いすぎるとか 弟のボクの方が 身長高いとか 言われてるけどさ…」
「いやいや そういう 意味じゃ なくて…… おめェよ……
その人格も記憶も 兄貴の手によって 人工的に造られた 物だとしたら どうする?」”