【感想・ネタバレ】ST 警視庁科学特捜班 黒いモスクワのレビュー

あらすじ

ロシアの捜査当局と情報交換のために急遽出張せよ――。モスクワに到着した警視庁科学特捜班、通称STの百合根と赤城を待ち構えていたのは、ロシア正教会で起きたマフィア怪死事件だった。さらに、日本人フリーライターも変死して……。STシリーズ第3弾。『ST 警視庁科学特捜班 黒いモスクワ』を改題。(講談社文庫)

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Posted by ブクログ

ネタバレ

STの5人がモスクワに集結。
情報交換で行ったはずが、いつの間にか事件解決に関わっていた。
なぜモスクワなのかがわからず、最初はなかなか読み進められなかったが、事件が起き、ST達が活躍し始めてからは読む速度が速くなった。
終盤で、自分(キャップ)のことを好いていないと思っていた菊川が部屋を訪ねてきてビールを飲むシーンが良かった。

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2023年11月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

今野敏「ST警視庁科学特捜班シリーズ」第3作目(2000年12月単行本、2004年1月文庫本)。
今回の舞台はモスクワだ。ロシア連邦保安局(FSB)と科学捜査の情報交換を目的とした研修にSTから百合根友久キャップと赤城左門の2名が派遣されることになった。時を同じくして黒崎勇治が柔術の指導セミナーでモスクワへ私的な渡航を予定していた。そして山吹才蔵もモスクワの在住の曹洞宗の檀家の集まりに呼ばれてと、取ってつけたような理由とタイミングでのモスクワ渡航で、偶然にも黒崎と同じ飛行機に乗っていた。
飛行機の中で黒崎は同じ柔術の指導者の芦辺正次郎29歳と二人だったが山吹が黒崎を見つけて声をかけたのだ。その会話を聞いてオカルト関係に精通しているフリージャーナリストの森田康治39歳が声をかけてきて、何やら科学特捜班のモスクワでの目的に探りを入れてくるのだ。モスクワでのラスプーチンゆかりの教会での爆発死亡事件に興味があるらしい。
先にモスクワに行っていた百合根と赤城はFSBが担当しているまさにその爆発事件の捜査に参加することになった。FSBの捜査官の名前は通称アレク、 KGB出身の爆弾テロの専門家だ。アレクは格闘技にも精通していて今は柔術を始めている。そしてそのアレクがFSBに柔術を取り入れようとして黒崎達を指導セミナーに招待した張本人でもあったのだ。
教会の地下室での爆発事件で死んだのはその教会を買い取ったマフィアのヴィクトル・ヴォルコフ。そしてその事件を調べようとその教会に忍び込んだ森田も死んだ。爆発の現場には爆薬の痕跡はなく、その教会では度々ポルターガイスト現象が起きていたという。事故なのか殺人事件なのか、日本人も死んだということでSTの残りのメンバー、青山翔と結城翠が菊川警部補と共に急遽モスクワへ派遣されることになった。
モスクワにSTの5人と百合根、菊川のいつものメンバーが揃い、ロシアが誇るFSBもSTの能力に兜を脱ぐことになるのである。赤城が森田の司法解剖をして、殺人事件と断定し、結城がポルターガイスト現象の謎を解明し、青山が犯人のプロファイリングをしたところで、今回は何と百合根キャップが犯人を推理、特定し、更にアレクもその真相を知っているはずというところまで突き止めていた。
いつもと違う百合根を見た意外性に戸惑ってしまった。またSTに苦労ばかり強いられていた百合根の心の中に、いつのまにかSTが居着いている言動に戸惑いながらもほっとするのである。

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2021年09月05日

ネタバレ 購入済み

ST初の海外出張。
モスクワで、殺人事件の捜査にあたる。

舞台はモスクワ、とうとうSTの海外進出。もちろん菊川も一緒です。
今回も、粉塵爆発だのポルターガイストだのと、怪しげな問題を次々に解決していきましたが、ちょっとした科学のお勉強の様でもあり、面白く・興味深く読みました。
それと、事件とは別ですが、菊川の別の一面が見えてビックリ‼︎
飛行機が怖い翠の手を握っていてあげたり、思い悩む百合根を飲みながら励ましたりと、皮肉屋で横柄な態度は何処へやら、良いオジさんのポイントアップです。
菊川好きかも。







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2021年03月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

舞台をモスクワに移し、ロシアとの研修という名目で合同捜査。始めは百合根と赤城だけの研修のはずが、黒崎と山吹が私用でモスクワ行で、かつ百合根たちと合流。事件が進むにつれ、残りのメンバーもモスクワへ。SATとの対比といい、ロシアの警部にも認められていく様子は良かった。

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2015年08月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

2015/3/4
そつなく面白い。
これはドラマ化の中になかったから是非スペシャルで。
でもドラマのキャップ異動しちゃったから無理か。
ロシアロケとか厳しそうやしな。
終わり方が爽やか。
翠を気遣う菊川さんがかわいい。

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2015年03月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ST、ついに海外かあ。
今回は全員そろわないのかなあと思っていたら、やっぱり一緒になっちゃうST笑。良かったです。
ポルターガイストとか、オカルト的なものが出たけど、科学的に解決できてホッ。

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2014年12月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

STがロシアに集まっちゃうのが微笑ましい。
芦辺が闇堕ちしなくて良かった。
柔術のパートは適当に読んでしまった。

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2025年01月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

序盤、つかみが少し読みにくい。
真犯人が誰なのか序盤から自ずと見当がつく。
登場人物一人一人のキャラの個性が尊重されていて面白い。
超人達の思考や意見を引き出して最後に推理するキャップの活躍も良かった。

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2020年10月04日

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