【感想・ネタバレ】三国志(六)のレビュー

あらすじ

赤壁の大敗で、曹操は没落。かわって玄徳は蜀を得て、魏・呉・蜀三国の争覇はますます熾烈に――。呉の周瑜、蜀の孔明、両智将の間には激しい謀略の闘いが演じられていた。孫権の妹弓腰姫と玄徳との政略結婚をめぐる両者両様の思惑。最後に笑う者は、孫権か、玄徳か? 周瑜か、孔明か? 一方、失意の曹操も、頭角を現わし始めた司馬仲達の進言のもとに、失地の回復を窺う。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

土地や気候を活かし状況をよみ智恵や計略を巡らせる、そして人を動かし勝つということの難しさ。
もうここまでくると武将の好き嫌いが自分の中で決まってきて、この巻では胸のすく思いをするシーンが多くあった。
劉備玄徳の軍の活躍を待ち望んでいる自分がいる。
曹操の智より孔明のほうが一枚上手だったこと。趙雲の見捨てない心意気。そして張飛の戦い方に特別グッときた。成長が見られたので…

0
2021年09月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

望蜀の巻から図南の巻。
孔明と並ぶ名声をもつ龐統が玄徳の元へ来るが甲斐なく終わる。蜀を攻めていた玄徳の元に参じるため、荊州を関羽に任す。玄徳の妻の呉の孫権の妹は、偽りの理由で呉に帰す。蜀と荊州は玄徳の支配下へ。一方魏の曹操は王位に昇り贅を貪る。漢中を玄徳にとられ、曹操、孫権と腹の探りあいは続く。
超、黄忠、魏延など。

0
2011年07月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ついに玄徳が蜀を手にする。

漢中との戦いの最中、龐統がさずけた上中下の策を選ぶとき、「中庸。それは予の生活の信条でもある」と玄徳が口にした台詞が記憶に残った。

龐統が落鳳坡で命を落とした。
鳳凰とも呼ばれた人が、孔明との差に嫉妬を感じたかどうかは少し疑問に思った。ストーリーとしてはその方がおもしろいのだろうけれど、龐統が好きだっただけに悲しい・・・。

玄徳の考に厚い生き様・信条に触れていると、自分もそうありたいと、願わずにはいられない。

0
2011年02月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

名軍師孔明とともに龐雛を得た玄徳。しかし、龐雛は孔明に嫉妬したがため計を誤って落命する。赤壁の戦いののち、周瑜没し、呉は魏に大敗し、孫権の妹姫を帰国させた玄徳との仲も険悪に。
玄徳はついに蜀一国と三城を攻略、さらに黄忠、法正らの名将も傘下に加わり一大勢力に。
魏王曹操の横暴ぶりが目立ち、部下までも誅する非道ぶり。叛乱の手が上がり、玄徳とも因縁の対決を見るが、敗走する。

劉備やっと五十を超えて漢中王として即位する。いまが蜀の隆盛期なのだろう。知略に長けるようになった張飛や、あいかわらずの趙雲の武勇もめざましいが、養子の腑甲斐なさに傾国の兆しが見える。

才人才に亡ぶ、という言葉が身にしみる盛者必衰の歴史の連続。才能も大事だが、心映えこそが自分を活かす、という教訓をつくづく感じざるをえない。

0
2014年10月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

魏の張遼、呉の甘寧、蜀の趙雲子龍が今回は大活躍。
老将の黄忠も、快勝!
そしてとうとう玄徳は、王位に即位し漢・呉・蜀の三国志の形になった。

相変わらず孔明にしてやられる曹操が愉快だ。

この巻では、残念ながら関羽の活躍はなかった。

0
2013年06月16日

「歴史・時代」ランキング