あらすじ
カツカレー、焼き魚定食、ハンバーグ、ナポリタン――「近所にあれば、毎日通いたい!」という熱い声が続々寄せられている、ほっとする美味しい料理で、財布にも心と体にも優しいはじめ食堂。姑の一子と嫁の二三、今や大きな戦力になった万里の三人で、仲良く営んでいます。そんなある日、万里がはじめ食堂の慰労会で訪れた、新富町「八雲」のスッポンのコース料理に衝撃を受けて――四十万部突破の大人気シリーズ、文庫オリジナル。どの巻からでもお読みいただけます。
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Posted by ブクログ
万里が調理師試験に受かって以来、Xデーはいつ来るのかと、読者もおばちゃんたちも息をつめて見守っていた。
常に後継者問題と、先行きに悩む個人営業。
今回はディベロッパーが再開発計画を持ち込み、店を潰すか、というところまで追い込まれる。
明るい幕切にうるうる。
お世話になった食堂を高尾山呼ばわりはどうかとちょっと思ったけれど・・・
万里はこれからが大変だと思うけど、自分の決めた道を進んでほしい。
第一話 夜のお茶漬け
セレブのエリート息子がまさかの引き篭もり。
ドラマ「マザーゲーム」を思い出す。
第二話 師走の目玉焼き
はじめ食堂に、再開発の立ち退きの話が持ち上がる。
忘年会の盛り上がりの中、来年もこの日を迎えられるだろうかと、ふっと二三は物思い。
第三話 闘う鴨めし
食べ物は戦う力をくれる
第四話 スッポンで一本
メイがいよいよショーパブを引退して念願の味噌汁の店を出す準備を始めようとするが、迷いあり。
再開発事件で散々振り回されたので慰労会をしましょうという一子の提案で、『八雲』という料理屋に行く一堂。
万里は、運ばれる料理の一つ一つに心動かされ・・・
第五話 旅立ちの水餃子
旅立つ人を、湯気の向こうに送り出す。
一子は、昔に思いを重ねていた。
Posted by ブクログ
食堂のおばちゃんシリーズ11作目。
とうとう来るべき時が来たかぁ。万里くんがいつかは去ってしまうのではと危惧してが、とても自然な流れで次のステージに行くことに。気になるのが一子さん。寄る年波には勝てないではないけれど、随所随所に匂わせ的な描写が出てくる。取り越し苦労であってほしい。
メイちゃんの加わったはじめ食堂はどんな雰囲気になるのか楽しみ。
納豆のお茶漬けと白いオムライスはとっても気になった。
水餃子がとってもいいお仕事していたね。
万里くんがんばれー!
Posted by ブクログ
はじめ食堂移転?それともやめてしまうの?と思ったけどシリーズがまだ続いてるの知ってたので別の展開があるに違いないと思ったらそうだった。そして万里くんの新たな旅立ち…。これからのはじめ食堂はどんな風になるのでしょうか?楽しみです。
Posted by ブクログ
このシリーズ好きでずっと読んでいます。
が、ここで万里くんの旅立ち。
とても寂しくなりましたが
最初は打ち込めることがなかった万里くんでしたが
はじめ食堂で料理が大好きになり
もっともっと勉強したいと
目標に向かって突き進む姿を応援したくなります。
二三さんに対しての術がとけました!
のやり取りが見れなくなるのはやっぱり
寂しいですが…ちょこちょこランチ食べに
登場してくれるのでそれを楽しみにしています
Posted by ブクログ
万里くん独立!まさかのおかまバーのさっちゃんが仲間入り!
ショッピングモール建設で移転とかいう話になるかと思ったらまさかの中止。
色々話が動いて目が離せなかった。
Posted by ブクログ
安定の一気読み。
いつもと変わらぬメンバーの少しずつの環境や心情変化が穏やかに感じ取れ読書疲れもなく終読。
ついに万里の旅立ちかあと感慨深くなり、親心の様な気持ちになった。
これからメイを迎えて食堂がどうなっていくのか楽しみ。
Posted by ブクログ
商店街の再開発ではじめ食堂の存続危機!
は色々あって存続できたのに、万里が卒業。寂しい。
「ありあっとす」がもう聞けないのかぁ。
でもメイが後釜になったから、どんな風になるかは楽しみ。万里ありがとう!今度はお客として登場期待してるよ〜