CLAMPのレビュー一覧
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ネタバレまずは、「猫娘」編。腐らない遺体。防腐剤が含まれている食品を食べ続けているからというが。妙にリアルに思え、人の進歩の恐怖をかんじる。そして、またまた、ひまわりちゃんパワーの発揮。
次に、遥さんの「気付かなかった頃にはもう戻れない」。意味を知ってしまった以上、意識せざるを得なくなってしまう。そして、小羽ちゃん再登場。
最後は、「ひまわりちゃんの真実」編。出会っただけ・触れただけで他人を不幸にしてしまう人間だったひまわりちゃん。しかし、そんなことを気にせずにひまわりちゃんを好きで居続ける四月一日くん。めっちゃ優しすぎる。そして、タンポポ誕生。 -
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ネタバレまずは、「夢買い」編。悪夢も知らず知らずに買ってしまう四月一日くん。アホとしかいいようがない。そして、大阪弁の夢買いが何ともいいキャラをしている。最後に出てきた百目鬼のおじいちゃんが格好良すぎる。馬に乗って弓を射る姿が様になっていた。
そして、小羽ちゃん登場。これで、座敷童・小羽と大好きな2キャラが登場した。小羽ちゃんの境遇は可哀想なものだったが、四月一日くんとの出会いによって変わった。人との出会いがその人の運命を変えていくことになるという素敵な物語が大好き。
最後に、麻雀の由来が描かれていたが、本当なのだろうか。本当だとしたら、今、不浄なものに成り下がっているのが残念でならない。 -
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ネタバレまずは、「座敷童救出」編。弱っている座敷童が可愛い。四月一日が一番かっこよく見えるシリーズ。女郎蜘蛛の一言:「他者が傷つくのは厭うのに自分は傷つける 傷ついた貴方をみて貴方を大切に思うモノがどう傷つくかも理解らない」。や侑子さんの一言:「貴方は貴方だけのものじゃないのよ この世に自分だけのものなんてひとつもないの みんな誰かと関わって何かを共有している だから自由にならない だからこそ面白くて悲しくて 愛おしい」、が重たくて心地よい。作者のクランプも良くここまで思いつくものだと、ほんとに尊敬してしまう。
そして、「雷獣」編と「雪合戦」編。和む話が2話連続。 -
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ネタバレまずは、「百鬼夜行」編。おでん屋の子狐再登場。情けは人のためならず、その通りなお話だった。甘露がとってもおいしそう。ただ、アヤカシにばれた時の「食べちゃう?」はアニメのほうが臨場感があって良かった。
次は、「迷信」編。古代からの昔話。いろいろな教訓が残されているが、最近ではあまり重視されなくなってきた。今でも残っているってことは、大切・重要なことなのだから残っているっていう事実をみんなが認識しなければならないと感じた。
そして、「選択」編。子供を亡くした女性とあうことで、傷ついていく四月一日。その傷つきを選択することも四月一日君の選択であるし、その女性を射るという決断をしたのも百目鬼君の選 -
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ネタバレまずは、「雨童女」編。途中まで、四月一日くんと同じことを考えていたが、雨童女の『人間は尊きものを助けないのに 何故、尊きものが人間を助けなければいけないの』というセリフにはハッと気づかされるものがあった。ある視点から見れば、当たり前のことに見えても、違う視点からは、全く違って見えるということを再確認させられた。
そして、「羽」編。おもしろい物語だった。実際に起きた猟奇的事件もこういうことなのかもしれない、という面白い一説だった。その後に、魂がなくなってしまい、抜け殻になってしまうのも良い発想だった。
最後は、管狐と座敷童。いつみても座敷童はかわいい。 -
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ネタバレまずは、「エンジェルさん」編。百目鬼くんとのかかわり合いがまた増えてしまう回。無邪気が邪気を呼び寄せるという、教訓。深く読んでしまうと怖い回だった。
そして、「猿の手」編。掃除をしている四月一日君が板につきすぎている。お弁当に鰻巻を注文する百目鬼、鬼畜すぎる。。。そして、猿の手を開けることとなってしまう原因はひまわりちゃんという、後々の伏線が。この話の教訓は、特別なもの・人はいないということ。過信は身を滅ぼすだけだ、ということかな。
最後は、「狐のおでん屋」編。子狐可愛い。揚げがおいしいっていうのが、良い♪情けは人のためならず。 -
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ネタバレ最終巻の、第19巻。
エピソードとしては、重陽の節句、蛇の目、百目鬼のつてからの依頼、不思議な夢と過ぎ去った時の流れ。
百目鬼の預かった卵の役割も最終回で明らかになる。
ひまわり、百目鬼、小羽達の時の流れと、移り変わらない四月一日の時の流れが共に描かれる。
直接的にでなく、互いに色々な葛藤があったのだろうと感じ取らせている手法が素敵。
半ば狂気に近いような思いで侑子の事を忘れずに待ち続ける四月一日が切ない。
百目鬼と遙がそっくりの姿だったのはこの伏線だったのか……。
きっぱりと「終わり」然としてはいないが、趣のある、XXXHOLiCらしい終わり方。