あらすじ
「店」を営み続ける四月一日(ワタヌキ)を取り残したまま、百目鬼(ドウメキ)やひまわり、小羽(コハネ)のうえに時間は過ぎる。ある日、四月一日の夢のなかに蝶が現れ、何かを言いたそうに飛びまわる。四月一日は蝶に問いかけるが、何もわからないまま夢は覚める。蝶は四月一日が待ち続ける「あの女」の花押だ。気になった四月一日は術を使い蝶を捕らえるが……!?
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最終巻の、第19巻。
エピソードとしては、重陽の節句、蛇の目、百目鬼のつてからの依頼、不思議な夢と過ぎ去った時の流れ。
百目鬼の預かった卵の役割も最終回で明らかになる。
ひまわり、百目鬼、小羽達の時の流れと、移り変わらない四月一日の時の流れが共に描かれる。
直接的にでなく、互いに色々な葛藤があったのだろうと感じ取らせている手法が素敵。
半ば狂気に近いような思いで侑子の事を忘れずに待ち続ける四月一日が切ない。
百目鬼と遙がそっくりの姿だったのはこの伏線だったのか……。
きっぱりと「終わり」然としてはいないが、趣のある、XXXHOLiCらしい終わり方。
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終わった。
ついにホリックが終わった。
ラストについ泣きそうになってしまいました。
四月一日は今も頑張ってるんだなぁと。
どこまでも侑子は四月一日に優しいなって。
で、四月一日はかれこれ100年くらい店続けてるってことで良いんですかね。
指貫の話は割りと好きです。
ただやっぱり籠編からBL要素が急上昇で、いいのかなってちょっと思ったw
私は全然良いんですがね。
四月一日がちょっと狂気じみてる気がして、悲しくもなりました。
幸多からんことを。
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第19巻 最終巻
今回は最後の一気に年月が経過するというところに
少し急に終わらされる感があるなと思うにとどめ、
面白かったので評価は5ですが、
今回は、語れることは特にないですね。
ちょっとだけ、もの悲しいという感じもありますが、
19巻で一応は最終巻ですが、
今(2022年5月)読んでるということを察してください。
涙と書いてレイが4巻控えているので、
まだ、完全な終わりではないのです。
続きを描く、ってのはちょっと無理があるような気もしまので、
19巻の中のどこら辺を描いているのかな、
なんてのを想像しつつ、近いうちに読もうと思います。
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シリーズ最終巻。
侑子のいない店を守ってきた四月一日が、最後にようやく彼女の残した夢に触れて、それでもなお彼はこれまで通り店をつづけていくことを決意するところで、物語は締めくくりとなっています。
本巻でこのシリーズはひとまず締めくくりとなりますが、劇的な物語の動きはありません。侑子が百目鬼に託した卵の秘密も、百目鬼のセリフのなかで示唆されてはいますが、はっきりとした答えが与えられているわけではないように思います。そのことが逆に、悠久の時のなかでそれぞれの営みをつづけているキャラクターたちの姿がくっきりと描き出されており、本作のもつ独特の雰囲気をこれまで以上に高い調べで読者に届けているように感じられました。
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【あらすじ】
「店」を営み続ける四月一日(ワタヌキ)を取り残したまま、百目鬼(ドウメキ)やひまわり、小羽(コハネ)のうえに時間は過ぎる。ある日、四月一日の夢のなかに蝶が現れ、何かを言いたそうに飛びまわる。四月一日は蝶に問いかけるが、何もわからないまま夢は覚める。蝶は四月一日が待ち続ける「あの女」の花押だ。気になった四月一日は術を使い蝶を捕らえるが……!?オカルティック不思議コメディ第十九弾!!
【感想】
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妖怪のようなこの世の物ではない物が見えてしまう四月一日と、どんな願いでも、その願いに見合った対価さえ払えるなら叶えてくれる侑子さんが主な人物となっていく物語。
この話の序盤の、奇跡のような「願い」も相応の「対価」が払えさえすれば叶える事ができる、そんな願いがある人々を題材にした1話完結の短編、というのが人間の業をわかりやすく表現しているようで好きでした。
中盤で他の同作者の作品とリンク?しているような人物やら話が出てきてしまい、その作品を知らないので、ちょっとついていけなくなり13巻くらいで読むのをやめていたのですが、最後が気になりまとめて読みました。
途中でタイトルに「籠」がついて改名され流れが変わったのでしょうか?
ここからまた面白くなりますが、主人公四月一日がいきなり冷静沈着になってしまい寂しくもなりました。
一気読みしていたらうっかり18巻をとばして最終巻を読んでしまいあああああ、となりましたがそれでも面白かったです。
最終和、最後の話の主人公のセリフにゾッとしました。
ものすごく悲しい話では無いけど、昔読んだ自分に声をかけてくれるまでずっとそこに体育座りをして代替わりを待たなければならない座敷童子の話を思い出しました。
ジャンルはファンタジーになるのでしょうか?
ファンタジーが苦手な人以外にはオススメです。ちょっと長いし絵にクセもありますが読んで損は無いです。
Posted by ブクログ
まずは、重陽の節句から。気のせいかもしれないが、『籠』になってから、日本の四季や伝統に関する話が多くなった気がする。菊酒というものも初めて知った。ひとつロマンチックな話を挟んで、次は幣串編。
そして、ラストは、侑子さんの夢。夢であっても、一目会えてよかった。四月一日くんが一途に思い続けていることを知らしめる一話だった。
Posted by ブクログ
えぇっ、最終巻だったんだ!
ここのレビューで知った・笑
終わり方が切ないね。
結局侑子さんと再会は果たせなかった。
いつか会えるんだろうか・・・
Posted by ブクログ
読む前はギャグがないクールな漫画だと思ってたけど、そうでもなかった。
独特の雰囲気が好き。
ただ最終回に余韻がありすぎて未だにもやもや・・・うう
Posted by ブクログ
哀愁漂う終わりかたで、あぁ、最後まで、
×××HOLiCだったなと思っています。
最後まで好きな作品でいさせてくれました。
もちろん、とても寂しいけれど…。
四月一日にもいつか、万物に終わりが訪れるように、
正という円環の向こう側に行く日がくるのでしょう。
OVAもまた外伝のようで、大事な役割を担っていると思いました。
Posted by ブクログ
ミセを継いだ、四月一日君の「篭(ロウ)」編最終巻。
ラストまで衝撃展開。
すごくモヤモヤ終幕で、伏線残ったままで、結末ではない。
誰もが、20巻はないの!?と思うはず。
もし誰かにHolic勧める時は、先に「篭(ロウ)」編から読み始めてもらって、
で、その後に、なぜ四月一日がこのミセを継いで不老の姿になったのかを知るために、Holic本編を読んでもらったほうが収まりがいいと思う。
まず篭編自体が、Holic本編の長い後日談にあたるんじゃないかなあ。
Holic本編と篭編に、もっと間隔があったらよかったのになと思った。
Holic本編があれで終わっていて、もしも篭編が何年後かに思い出したように「後日談ですよー」って雰囲気でポツポツ発表される形式だったら、もっと納得というか受け入れやすかったかもしれない。
コミックスでイッキ読みしたので、四月一日君らに流れる時間の展開についてけなくて、えー!?と思ったけど、これがもし、ガラスの仮面くらいの数年ごしペースで読んでたなら、もっと情緒が生まれてしっくりきたと思う。
ストーリーの終わり方に、すごくやるせなくなったけど。
ただ、OVA「春夢記」観てちょっと救われた感じがある。
以下ネタバレ。
CLAMP世界のルールとして「死者は蘇らない」が、四月一日君は死者である侑子さんをあのミセで待ち続けてる。一つの所に留まり続けるという契約(決意)をした四月一日はあのミセからは出られない。ただ、コミックス最終巻のセリフからするに、ミセを継いで人々の願いを叶えた対価も溜まっているし、魔力が強くなったので出る事ができる。
でも四月一日君は、あのミセを続ける。
四月一日の願いは、『侑子さんに再会する事』で、そのためにミセを継いだんだと思ってた。でも「春夢記」みて違うなーと。
四月一日の願いは、『侑子さんの願いを叶える事』なんじゃないかな。
侑子さんは、四月一日に『存在してほしい』と願った。
クロウが、侑子さんに『もう一度目を開けて欲しい』と願ったのと同じように。で、四月一日も結果的にああなっちゃってる。
侑子さんが最後の力を振り絞って、マルモロとミセを四月一日に遺した。
本来、存在しないはずの四月一日の居場所を遺した。
だから四月一日もその想いを受け取って、ミセを継いでいる。
千切れた鎖である四月一日は、すべての次元に属さない魔女と、似た存在になった。そういう事かなーと。
いまのこと侑子さんの言ってた『存在してほしい』という願いを、ミセを対価に叶えて、四月一日は存在し続けてる。侑子さんに会うことを目的に。
百目鬼に託された卵は、侑子さんにまつわる記憶を四月一日から削除するものかもしれないけど、「体の記憶」「心の記憶」どっちも存在する世界だから、記憶消して終わりではないような。転生系アイテム、リセットボタン、
侑子さんの記憶と四月一日君の能力を亡くす、色々あるけど、
百目鬼が使わずにいたのは、使うべきじゃないと思ったからで。
鳥に導かれて(あれって小狼君の肩にいた鳥?)現状から出る時に、
あの卵を使うことになるけど、ツバサのその後の旅のように、それはまた別のお話なんだろうなー。
Posted by ブクログ
正直、これで終わりなの~?!って感想です。というか、もっと読んでいたかった。終わってしまった事が、残念。
どんどん色っぽくなる四月一日が、なんかちょっと淋しい。コメディ色の強い前半の方が好みだったなぁ。
わたぬきくんかわいい
わたぬきくんすき!!わたぬきくん!!あんなに大人びて!!素敵!!ゆうこさんが憎いわ!!ゆうこさんのことがそんなに好きなの!!妬けるわ!私だけ見て!!
Posted by ブクログ
おもしろかった~!
ツバサとリンクしてる部分は両作品読まないとわからないわけですが、両作品読んだ上でこちらの方が断然絵もシンプルで話もわかりやすく読みやすかった。
ただ…続くなら続く…で19巻という半端な数字で終わらなくてもよかったんじゃないかな~?
続編、戻の方も楽しみにしてます。
Posted by ブクログ
願いを叶える店を舞台にした物語。
和の文化を題材にしたものが多く、引き込まれる感じがして面白かった。
一方で、気軽に読める感じ得がないのでいささかつかれる。
最後の終わり方もキレイに終わったとも言えるけど、打ち切り感もある。
ストレートに好きな作品とは言えないが、じっくり楽しむには良いと思います。
Posted by ブクログ
2012/04/17
【やや好き】ん?あれ?いつの間にか時間がスンゴイ経っちゃったという設定になっているのかな? 当然のようにまだ続くと思っていたが、他の人のレビューを見てこの巻で完結なのを知った…( ̄▽ ̄)
Posted by ブクログ
終わってしまった。
『ツバサ』との絡みは本当に必要だったのだろうか?
アヤカシ系を貫いた方がスッキリしたのでは?
ワタヌキ、侑子さん、モコナ、マル&モロなど
キャラクターが魅力的だった。
個人的には妖怪系のお話や本の装丁が好みだったので
すごくもったいない感じ。
(全19巻)
Posted by ブクログ
さ・・・最終巻だったんだ。
もやっとして終りましたね。
なんか切なく終りました・・・。
ツバサも途中までしか読んでいないので、また漫画喫茶に通い詰めて読むしかないかなぁ~。
百目鬼が大好きです。
そう言えば、このお話しって、家守奇譚を参考にしてるのかな?とても似てて、どちらも好きです。
Posted by ブクログ
最終巻だったんだね
きれいに終わってほしいと思うのはわがままか・・・
他作品に四月一日出てくるのかな
HoLiCのおかげでツバサも揃えてしまったし
Posted by ブクログ
本のオビに「ついに完結」とか書いてあったんですが…一瞬、この巻で終わっちゃうのかと思いましたよ^^; あぁでも時間はどんどん流れてるんですね。どうなっちゃうのかしら、四月一日…くすん。
Posted by ブクログ
ひまわりとの関係が個人的にはとてもよかったです。電話での会話のみという、淡々とした場面の裏にあるだろう四月一日とひまわりの葛藤や悲哀や諦念を、場面の間から「読ませる」感がなんとも。
どうしても風呂敷広げたままな感じが捨てきれないので星は3つです……が、卵を使って侑子さんを忘れる段階に結局行けなくて、まだ、もう少し、という綺麗に片付けられない思いはリアルな感情だし、すっきり解決!な物事なんて実際にはそうそうないからなぁ……とも思います。あれはあれでアリなのかもしれない。
私がもっと大人になって読み返したら評価が変わるかもしれないです。
Posted by ブクログ
侑子さんを 待つ為に(p.166)
〔内容〕重陽の節句、雨童女、菊/傘、蛇の目、会いたい人/とあるモノが何なのかの問答/蝶の夢。
〔感想〕四月一日と侑子さんが再会するシーンを見たいものだけど。
■簡単な単語集
【赤いバット】斬鉄剣という名前になった。
【灯/あかり】絵の中にいる和服を着た猫。年に一回登場するらしい。四月一日に鬼灯をくれた。
【雨童女/あめわらし】とあるお願い事があってやってきた。《人間は尊きものを助けないのに 何故、尊きものが人間を助けなければいけないの》第五巻p.60
【壱原侑子/いちはら・ゆうこ】→侑子
【占い師のお婆さん】ホンモノの占い師。小羽ちゃんがいっしょに暮らすことになった。
【恨み】《恨みなんてね、とても簡単にかえるものなのよ》第七巻p.30。《恨みなんて理不尽なものよ》第七巻p.31
【液キャベ】侑子さん御用達。二日酔いに効く。
【縁】仕方ないわ 縁がもう出来ちゃったから(第一巻p.34)
【鴉天狗】座敷童を守っている七人の小人的な存在。
【狐のおでん屋】屋台。子どもの狐もいて、百目鬼が四月一日にくれた折れた矢を欲しがった。
【鏡聴/きょうちょう】鏡を懐に入れて目を閉じて初めに聞いた言葉を兆しとする。狐の嫁入りのときにすると精度が上がる。
【管狐】→無月
【九軒ひまわり/くのぎ・ひまわり】→ひまわり
【クロウ・リード】陰険メガネらしいが「シロ」でなく「クロ」。同業者でイヤなヤツだとか。なんとなく四月一日くんがいずれクロウ・リードになるのかなと思ってたんやけど違ったか?
【黒鋼/くろがね】異世界から来た。対価は刀。
【黒モコナ】侑子さんちの新メンバー。白モコナと通信できる。
【月兎屋きせる】兎の羅宇屋。
【さくら】異世界から来た少女。願いの対価は小狼との思い出。
【座敷童】四月一日に惚れた。座敷わらしの心臓を食べると寿命が百年延びるとか。
【死体】百目鬼いわく、最近の死体は腐らない。添加物とかなんやかやの摂取が原因かもしれない?
【縛り】《イキモノはね 色んなものに縛られているの》第四巻p.65
【小狼/シャオラン】異世界から来た少年。さくらを救いたい。
【十字学園】私立十字学園。四月一日くんが通っている。
【女郎蜘蛛】蜘蛛を統べるもの。百目鬼が恨みを買った蜘蛛は彼女の眷属だった。四月一日の右目を手に入れた。座敷わらしを捕らえた。
【シリトリ】言葉で結界を張る護法。
【白モコナ】異世界から来た小狼とさくらに渡した。
【世界】《世界っていうのはね 無限に広がっているようだけど 実はとても小さいの 自分の見える範囲、聞こえる範囲、手が届く範囲、感じられる範囲にしかない 世界はね 在るんじゃないの 自分で創るものなのよ》第一巻p.102〜103。《そしてセカイは それを知るものの前には ヒトツじゃないのよ》第一巻p.108
【大聖夢】どんな悪夢も払える。
【蝶々】侑子の華押。
【五月七日小羽/つゆり・こはね】桜の樹の下で四月一日が出会った霊能少女。お互いに同質のものを感じた。
【百目鬼静/どうめき・しずか】四月一日の友人(と言われるのは四月一日くんは嫌がると思うが)。お寺の息子。無表情。弓道部。ケンカばかりしてるがおそらく四月一日くんにとってお守りのような存在なのではないかと思われる。《百目鬼君と一緒にいなさいって》第三巻p.87。《おれはあの人の店には入れない》第七巻p.22
【百目鬼遥】百目鬼くんの祖父。姿形はそっくりだが物腰はやわらかい。四月一日の夢に出てきて救ってくれた。
【猫娘】空を泳いでる金魚を食ってた。四月一日の右目があっちの世界では奪い合いになってるらしい。この世とあちらの両方のことを熟知している情報屋。
【必然】それはアナタがここを訪れることがヒツゼンだったからよ(第一巻p.9)/この世には偶然なんてないわ あるのは 必然だけ(第一巻p.19)
【ひまわり】九軒ひまわり。四月一日くんが好意を抱いている同級生。明るくかわいいようだけどなんとなく見た目通りではなさそうな女子高生。おそらく四月一日くんにとって呪いのような存在なのではないかと思われる? 雨童女もビビってた。《その子は アナタの幸運の女神ってワケじゃあ、ないと思うわよ》第一巻p.65
【ファイ・D・フローライト】異世界から来た。対価はイレズミ。
【塀】結界になっている。
【宝物庫】カードキャプターさくらのステッキがあった。レプリカだけど。
【マルとモロ】侑子さんちにいる双子? マルは髪の毛が長い。正式名マルダシ。モロは髪の毛にくるくるお団子二つ。正式名モロダシ。二人には魂がないらしく店から出たら崩壊するとのこと。
【無月】雨童女が対価としてくれた管狐。小さくてかわいいが霊力は凄いらしい。四月一日に懐く。後からきた「たんぽぽ」は名前をつけてもらったのに自分にはつけてくれてないと拗ねてねだって「無月」と名付けた。
【モコナ=モドキ】白いのを異世界の小狼とさくらに渡した。黒いのは侑子さんが使っている。
【侑子/ゆうこ】壱原侑子。偽名。「次元の魔女」とも呼ばれている。
【夢買い】他者の夢を、代価を払って買うこと。それは正夢になる。通常、いい夢を買うが四月一日は四月一日らしく悪夢を買ってしまった。
【夢カイ】夢を買って夢を飼うことを生業にしているバク?大阪弁。
【洋燈堂】侑子さんの知り合いのおじいさんがやっている店。
【雷獣】電気屋で出会う。雷獣《ヒトは碌なものを創らん 自らを苦しめるモノを何故、己で産み出すかの》。侑子《何が心地良いか分からないから 何が苦しいかももう分からないんでしょう》第八巻p.142
【四月一日君尋】憑かれやすい主人公。『百鬼夜行抄』の律くんタイプ。四月一日生まれ。現在、ひとつ屋根の下にいる人達はすべて名字が違う。家事が得意。《四月一日は、アヤカシにとってとても美味しそうな存在(もの)なのよ》第三巻p.86。《他者が傷つくのは厭うのに 自分は傷つける 傷ついた貴方を見て貴方を大切に思うモノがどう傷つくかも理解らない》第八巻p.83。当初、クロウ・リードの若い頃とか分身とかかと想像してたんやけど、どうもそうではないような感じ。
Posted by ブクログ
菊酒のエピソードの空気感は好きだった。
お前も飲め、というのが良い。
遥も静も見分けがつかないくらいそっくりだっただけに
最初は気が付かなかった。
それだけの時間が流れたという表現の仕方は好き。
結局卵はどうなるのか、
侑子さんとも会えないまま
店主をこうやって続けていきますENDだとは
予想外だった。
色んなフラグや伏線に思えたものは
ただの思わせぶりやフレーバーテキストだったか。
読者に判断を委ねる系のラストは好きな方だが
四月一日の物語にもう少し結論をつけてあげてほしかった。
Posted by ブクログ
最終巻と知らず読んで、後からあれ?あれもしかして最終話だったのかな?とか思って調べたらほんとにそうだったのでとてもショックを受けているところ。
うううそっか、もう続きはないのか…。上手な終わり方だけど、すごく名残惜しくて寂しい終わり方ねー(ノ_;)
終わり方だけじゃなくて、全体的に寂しい巻だったなあ。新しいヒトは登場せず、ひまわりちゃんは姿さえ出てこないし。それと綺麗になった小羽ちゃんにも寂しさを覚えてまるで親のような心境になった。笑
Posted by ブクログ
最終巻ですね。
あまり最終巻っぽくない感じですが。
さすがに最後の話は終わりっぽかったけど。
ひまわり結婚したんだね。
今でもわたぬきの誕生日に会ってるんだろうか。
ひまわりが結婚する位の年になるくらい、わたぬきが店に籠もるようになってから随分時間が経ったって事なのかな。
どうめきが持ってる卵は使わなかったね。
夢でも侑子さんに会えたのは良かったんじゃないだろうか。
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ながくながく、とおい、ゆめ。
夢十夜。
いきているものとしんでいるものは、ちがう。
死は、覆すことができない。
時を止めても、なにをしても。そのひと自身が『死んだ』という事実はかわらない。
時は、ながれつづける。
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いや、最終巻だったのですがすっきりしない終わり方、かな?
CLAMPのスターシステムとしては、まだまだこれかも出るという気配を感じずにはいられません。しかしながら東京BABYRONも結局昴君と星史郎さんの二人の最後は「X」で描かれていたし、なにか別作品のエピソードとして現れるのかも知れません。というかすっきりさせて欲しいです。