丈月城のレビュー一覧
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この表紙絵はカンピオーネ!シリーズで一番好きなかもしれない
アテナ再戦と『最後の王』の謎にさらに踏み込む内容となっている
今回メイン敵が再び戦うことになるアテナである為か、カンピオーネ!シリーズお得意の神様や伝承に関する蘊蓄は無い。
その分、草薙護堂と切っても切れぬ縁の宿敵とも言えるアテナの魅力は存分に描かれている。傲岸不遜で有りながら護堂に対し導き手としての優しさも見せるアテナの得も知れぬ魅力の前では、文化祭でのイチャイチャとか恵那との「教授」などの印象が薄まってしまうのだから不思議である。
自分の残り時間が短いと悟ったアテナ。命を永らえさせる方法があると知りながら矜持を保つ為にその道 -
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今回は短編集。本編に混ぜ込むのは難しそうな話も幾つか収録されている
特にアレクの話は面白かったな。彼を主人公にして別ストーリーを展開することも出来たんじゃなかろうとか思えるほどに主人公要素が満載。
だが、何よりも面白かったのは護堂の日常が描かれた話か。
護堂は常々自分は平和主義者だ、普通だと主張しそれなりの態度も見せるもののその仮面は戦闘になるとあっさり剥がれ落ちてしまう。そういった描写も有ってか、読んでいるこちらとしては護堂は何だかんだ普通でない部分がありつつもそういった部分が発揮されるのは非日常に放り込まれた時だけなんだろうと思っていたら……。しっかりと日常部分でも普通じゃなかったと判明 -
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長きシリーズもいよいよ最終巻。
魔王内戦を勝ち残った護堂と最後の王との一騎打ちが物語のクライマックスかと思っていたら、ああ、こう来るのか。
いやなんというか非常にカンピオーネらしい、というか護堂らしい決着のつけ方だなあ。
昨日の敵は今日の友だしね(笑)
そのあとの真の黒幕(?)との戦いは、これまでの英雄・神様オールスター登場みたいな感じの言ってしまえば同窓会。
まあ、最終巻らしいといえばらしいね。
ただ、そんなこんなで戦い自体はそれほど盛り上がらなかったのでちょっと肩透かしの感もある。
まあそれも最終巻なので許せてしまうわけだけど、そういう意味では最終章の護堂と少女たちの行くところまで行く -
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せっかくイタリアに逃げてきたのに女性に囲まれ良いように使われる毎日から逃げ出したのにその先でも女性関係であれこれが発生してしまう護堂は女運が良いのか悪いのか
特に以前戦ったアテナが原因で巻き起こまれていくペルセウスとの戦いは厄介の一言。
これまで護堂は10の化身を持つウルスラグナの権能で状況に適した戦い方を選択してきた。だというのにペルセウスはその護堂の能力を封じてしまう。結局は苦戦しつつも割といつもどおりの戦い方で倒してしまうわけだけど、護堂と相性の悪い神様、<鋼>の英雄神がこの段階で登場したのは本作のストーリーを考えると印象的な出来事
第二巻でも登場してたけど、この巻からヒロインに昇格 -
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7人のカンピオーネ同士のバトル2巻目。
いったい、どう決着付けるんだろうと思ってたけど、ははあ、こう来ましたか。
結局まともに戦ったのは主に4人だけという感じだけど、まあ、仕方ないよね。
そうしないと終わらんし。
それに、どうやら本当にやられたのは一人だけらしいのもこの物語らしい。
いや、それもやられてなかったりして。
次回、護堂とラーマの最後の戦いだけど、たぶん終わった後には、みんなしれっと帰ってくるんだろうなあ(笑)
それにしても、さすがに7人もの主役級がそろったせいで、エリカたちの出番がほとんどなかったし、例の場面も一瞬で終わってしまったのが非常に残念だ(爆)
次巻、最終回には戦い -
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今回は皇都東京が舞台。
女皇と将門の登場でいろんな勢力の思惑が絡まって、なかなか面白かった。
懸案の征継の正体については、結局明らかにされなかった。いやまあ、そうなるだろうなと思ってた。
カンピオーネで最後の王の正体をあれだけ引っ張った作者だもの(笑)
でも、この先、正体が分かるときはそれ相応の舞台が用意されていることを期待したい。
まあなんだ、代わりにいろんな銘が増えて、そのうち真名は必要ないんじゃないのと言うことになるかもね。
ちなみにあいかわらずのハーレム状態ですが、ここは立夏さんが一歩先んじたと思って良いのかな。
だって、温泉で一糸まとわずだよ!
絶対あそこで終わらないよね!
さあ -
ネタバレ 購入済み
面白い
7巻まで読み終わっての感想になりますが、すごく楽しめました。
序盤はコードギアスに似てるかなと思いましたが、どちらかというとフェイトに近いかなって感じました。
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最後の王と戦う者を決めるために全てのカンピオーネが集い戦いを始める今巻。
7人もの魔王たちがそれぞれの権能を駆使して戦う展開は純粋にワクワクする。
ある意味シリーズのハイライトだよなあ。
とは言え今巻はまだ序盤。
誰が誰と戦い、どんな風にそれぞれの権能で他者を圧倒しようとするのか、いや、なかなか楽しかった。
いろいろとんでもない権能はあるけど、やっぱりアイーシャさんのが一番厄介だなあ。
しかも使う本人が制御不能という(笑)
でもとりあえずこれで、アイーシャさんは脱落なんだろうか?
いや、この作者のことだからそんなに簡単にいくわけないか。
そしてこんな決戦の展開の中でも女の子のたちとイチャつ -
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いや、なかなか楽しかった。
これまでレギオンの戦闘がある意味代理戦争みたいであまり面白くないなあと一巻からずっと言ってきたのだけど、今回は面白かった。
その理由はずばり初音が戦いの主役だったから。
彼女の無手勝流と言うか出たとこ勝負というかその勢いとやっちゃえ精神の行動がとても愉しかった。
なので征継の計算づくの淡々とした戦闘よりもずっとワクワクさせられた。
うん、楽しかった。
初音に関しては戦闘以外の彼女視点の場面も楽しくて、もう彼女主人公でいいんじゃない?とか思うけど、惜しむらくはやっぱり彼女は主人公気質じゃないんだよなあ。
それはそうと、征継の正体はあれで確定なのかな?
たぶんモンゴ -
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今巻は、立夏が堕ちる回(爆)
いや、順調に征継ハーレムに向かってますなあ。
うん、もっとやれ。
内容の方は征継方がいよいよ反撃に転じる展開。
箱根の関を巡る攻防で黒王子との激突はここまでの一つのハイライトといえる。
……のだけど、いや、なんというか、前回も思ったのだけど、やっぱりこの巨人兵同士の戦いはあんまりドキドキしないんだよなあ。
だって、指揮官たちは離れたところである意味高見の見物なんだもん。
なのでこちらも離れたところからのんびり見ているような感覚になって、手に汗握る感覚にならないのだ。
これはちょっと、いただけない。
もうね、このお話は戦闘のあれこれよりも、征継と少女たちの関係が -
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古の英雄豪傑がよみがえるシリーズ2巻目。
1巻の感じから、主人公征継の正体は義経ジンギス汗あたりかと思ってたけど違ったか。
いやまだジンギスは可能性ある?(笑)
相変わらず手練の語り口で、志緒理姫や初音とのアレヤコレヤも初々しくてカワイくて楽しいなあ。
イラストもサイコーです。
某カンピオーネ同様順調にハーレム展開に進みつつあって何より(笑)
きっと次巻では立夏も征継と肌を合わせることになるに違いない。
うん、もっとやれ!
それはいいんだけど、実は戦い的には今ひとつ盛り上がりに欠けるかな。
やっぱりレギオンによる代理戦闘は主人公たちが実際に手を合わせるのに比べて緊張感に欠けるよなあ。
ドキ -
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「カンピオーネ」の作者による架空日本を舞台に、蘇った英雄たちが戦うファンタジー。
いや、さすがと言うか、非常に手練た感じでワクワクと惹き込まれた。
うん、面白い。
高貴な姫と英雄の取り合わせは全く王道だよなあ。
姫さまが野心家の癖にウブな所がなんともイイ!(笑)
例によってなかなか官能的な場面もあって作者の面目躍如。
もっとやれ!
ただ、あの設定はそういう場面を描くためにあえてそうしてるようにしか思えないけど(笑)
ちょっと残念なのは、初音が途中からほとんど出番がなくなったこと。
いいキャラなのでもうちょっと絡んで欲しいかな。
あと、「カンピオーネ」でもそうなんだけど、戦いが巨人兵による -
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