丈月城のレビュー一覧

  • カンピオーネ! IX 女神再び

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    この表紙絵はカンピオーネ!シリーズで一番好きなかもしれない

    アテナ再戦と『最後の王』の謎にさらに踏み込む内容となっている

    今回メイン敵が再び戦うことになるアテナである為か、カンピオーネ!シリーズお得意の神様や伝承に関する蘊蓄は無い。
    その分、草薙護堂と切っても切れぬ縁の宿敵とも言えるアテナの魅力は存分に描かれている。傲岸不遜で有りながら護堂に対し導き手としての優しさも見せるアテナの得も知れぬ魅力の前では、文化祭でのイチャイチャとか恵那との「教授」などの印象が薄まってしまうのだから不思議である。

    自分の残り時間が短いと悟ったアテナ。命を永らえさせる方法があると知りながら矜持を保つ為にその道

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    2018年08月29日
  • カンピオーネ! VIII 受難の魔王たち

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    今回は短編集。本編に混ぜ込むのは難しそうな話も幾つか収録されている
    特にアレクの話は面白かったな。彼を主人公にして別ストーリーを展開することも出来たんじゃなかろうとか思えるほどに主人公要素が満載。

    だが、何よりも面白かったのは護堂の日常が描かれた話か。
    護堂は常々自分は平和主義者だ、普通だと主張しそれなりの態度も見せるもののその仮面は戦闘になるとあっさり剥がれ落ちてしまう。そういった描写も有ってか、読んでいるこちらとしては護堂は何だかんだ普通でない部分がありつつもそういった部分が発揮されるのは非日常に放り込まれた時だけなんだろうと思っていたら……。しっかりと日常部分でも普通じゃなかったと判明

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    2018年08月23日
  • カンピオーネ! XXI 最後の戦い

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    長きシリーズもいよいよ最終巻。

    魔王内戦を勝ち残った護堂と最後の王との一騎打ちが物語のクライマックスかと思っていたら、ああ、こう来るのか。
    いやなんというか非常にカンピオーネらしい、というか護堂らしい決着のつけ方だなあ。
    昨日の敵は今日の友だしね(笑)

    そのあとの真の黒幕(?)との戦いは、これまでの英雄・神様オールスター登場みたいな感じの言ってしまえば同窓会。
    まあ、最終巻らしいといえばらしいね。
    ただ、そんなこんなで戦い自体はそれほど盛り上がらなかったのでちょっと肩透かしの感もある。
    まあそれも最終巻なので許せてしまうわけだけど、そういう意味では最終章の護堂と少女たちの行くところまで行く

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    2018年07月11日
  • カンピオーネ!  IV 英雄と王

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    せっかくイタリアに逃げてきたのに女性に囲まれ良いように使われる毎日から逃げ出したのにその先でも女性関係であれこれが発生してしまう護堂は女運が良いのか悪いのか

    特に以前戦ったアテナが原因で巻き起こまれていくペルセウスとの戦いは厄介の一言。
    これまで護堂は10の化身を持つウルスラグナの権能で状況に適した戦い方を選択してきた。だというのにペルセウスはその護堂の能力を封じてしまう。結局は苦戦しつつも割といつもどおりの戦い方で倒してしまうわけだけど、護堂と相性の悪い神様、<鋼>の英雄神がこの段階で登場したのは本作のストーリーを考えると印象的な出来事

    第二巻でも登場してたけど、この巻からヒロインに昇格

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    2018年06月17日
  • カンピオーネ! XX 魔王内戦2

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    7人のカンピオーネ同士のバトル2巻目。

    いったい、どう決着付けるんだろうと思ってたけど、ははあ、こう来ましたか。
    結局まともに戦ったのは主に4人だけという感じだけど、まあ、仕方ないよね。
    そうしないと終わらんし。
    それに、どうやら本当にやられたのは一人だけらしいのもこの物語らしい。
    いや、それもやられてなかったりして。
    次回、護堂とラーマの最後の戦いだけど、たぶん終わった後には、みんなしれっと帰ってくるんだろうなあ(笑)

    それにしても、さすがに7人もの主役級がそろったせいで、エリカたちの出番がほとんどなかったし、例の場面も一瞬で終わってしまったのが非常に残念だ(爆)

    次巻、最終回には戦い

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    2018年02月20日
  • クロニクル・レギオン 5 騒乱の皇都

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    今回は皇都東京が舞台。
    女皇と将門の登場でいろんな勢力の思惑が絡まって、なかなか面白かった。

    懸案の征継の正体については、結局明らかにされなかった。いやまあ、そうなるだろうなと思ってた。
    カンピオーネで最後の王の正体をあれだけ引っ張った作者だもの(笑)
    でも、この先、正体が分かるときはそれ相応の舞台が用意されていることを期待したい。
    まあなんだ、代わりにいろんな銘が増えて、そのうち真名は必要ないんじゃないのと言うことになるかもね。

    ちなみにあいかわらずのハーレム状態ですが、ここは立夏さんが一歩先んじたと思って良いのかな。
    だって、温泉で一糸まとわずだよ!
    絶対あそこで終わらないよね!
    さあ

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    2017年11月03日
  • クロニクル・レギオン 軍団襲来

    ネタバレ 購入済み

    面白い

    7巻まで読み終わっての感想になりますが、すごく楽しめました。
    序盤はコードギアスに似てるかなと思いましたが、どちらかというとフェイトに近いかなって感じました。

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    2017年10月18日
  • カンピオーネ! XIX 魔王内戦

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    最後の王と戦う者を決めるために全てのカンピオーネが集い戦いを始める今巻。
    7人もの魔王たちがそれぞれの権能を駆使して戦う展開は純粋にワクワクする。
    ある意味シリーズのハイライトだよなあ。
    とは言え今巻はまだ序盤。
    誰が誰と戦い、どんな風にそれぞれの権能で他者を圧倒しようとするのか、いや、なかなか楽しかった。

    いろいろとんでもない権能はあるけど、やっぱりアイーシャさんのが一番厄介だなあ。
    しかも使う本人が制御不能という(笑)
    でもとりあえずこれで、アイーシャさんは脱落なんだろうか?
    いや、この作者のことだからそんなに簡単にいくわけないか。

    そしてこんな決戦の展開の中でも女の子のたちとイチャつ

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    2017年06月29日
  • クロニクル・レギオン 4 英雄集結

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    いや、なかなか楽しかった。

    これまでレギオンの戦闘がある意味代理戦争みたいであまり面白くないなあと一巻からずっと言ってきたのだけど、今回は面白かった。
    その理由はずばり初音が戦いの主役だったから。
    彼女の無手勝流と言うか出たとこ勝負というかその勢いとやっちゃえ精神の行動がとても愉しかった。
    なので征継の計算づくの淡々とした戦闘よりもずっとワクワクさせられた。
    うん、楽しかった。
    初音に関しては戦闘以外の彼女視点の場面も楽しくて、もう彼女主人公でいいんじゃない?とか思うけど、惜しむらくはやっぱり彼女は主人公気質じゃないんだよなあ。

    それはそうと、征継の正体はあれで確定なのかな?
    たぶんモンゴ

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    2016年10月12日
  • クロニクル・レギオン 3 皇国の志士たち

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    今巻は、立夏が堕ちる回(爆)
    いや、順調に征継ハーレムに向かってますなあ。
    うん、もっとやれ。

    内容の方は征継方がいよいよ反撃に転じる展開。
    箱根の関を巡る攻防で黒王子との激突はここまでの一つのハイライトといえる。
    ……のだけど、いや、なんというか、前回も思ったのだけど、やっぱりこの巨人兵同士の戦いはあんまりドキドキしないんだよなあ。
    だって、指揮官たちは離れたところである意味高見の見物なんだもん。
    なのでこちらも離れたところからのんびり見ているような感覚になって、手に汗握る感覚にならないのだ。
    これはちょっと、いただけない。

    もうね、このお話は戦闘のあれこれよりも、征継と少女たちの関係が

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    2016年07月15日
  • クロニクル・レギオン 2 王子と獅子王

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    古の英雄豪傑がよみがえるシリーズ2巻目。
    1巻の感じから、主人公征継の正体は義経ジンギス汗あたりかと思ってたけど違ったか。
    いやまだジンギスは可能性ある?(笑)

    相変わらず手練の語り口で、志緒理姫や初音とのアレヤコレヤも初々しくてカワイくて楽しいなあ。
    イラストもサイコーです。
    某カンピオーネ同様順調にハーレム展開に進みつつあって何より(笑)
    きっと次巻では立夏も征継と肌を合わせることになるに違いない。
    うん、もっとやれ!

    それはいいんだけど、実は戦い的には今ひとつ盛り上がりに欠けるかな。
    やっぱりレギオンによる代理戦闘は主人公たちが実際に手を合わせるのに比べて緊張感に欠けるよなあ。
    ドキ

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    2016年06月08日
  • クロニクル・レギオン 軍団襲来

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    「カンピオーネ」の作者による架空日本を舞台に、蘇った英雄たちが戦うファンタジー。

    いや、さすがと言うか、非常に手練た感じでワクワクと惹き込まれた。
    うん、面白い。

    高貴な姫と英雄の取り合わせは全く王道だよなあ。
    姫さまが野心家の癖にウブな所がなんともイイ!(笑)
    例によってなかなか官能的な場面もあって作者の面目躍如。
    もっとやれ!
    ただ、あの設定はそういう場面を描くためにあえてそうしてるようにしか思えないけど(笑)

    ちょっと残念なのは、初音が途中からほとんど出番がなくなったこと。
    いいキャラなのでもうちょっと絡んで欲しいかな。
    あと、「カンピオーネ」でもそうなんだけど、戦いが巨人兵による

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    2016年04月07日
  • カンピオーネ! XV 女神の息子

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    前巻から引き続きですね。
    おそらく最終章に向けての伏線が現れました。
    表紙見た時、絵師が変わったのかと思いました。

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    2014年08月03日
  • 盟約のリヴァイアサン

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    女の子が可愛いだけでなくて設定も作りこまれている良作。単なるハーレムものの域を脱せるかは続き次第かな。

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    2014年01月12日
  • カンピオーネ! XIV 八人目の神殺し

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    ネタバレ

    まさかのタイムスリップ古代ヨーロッパ編!
    あいかわらずの暴れっぷりですが、相手も相手なので
    お互い様でした!

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    2013年08月05日
  • カンピオーネ! 神はまつろわず

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     神を倒すほどの力を身に付けた高校生男子と、それに付き従う恋人(?)の話。
     地の文がしっかりしていて読みやすく、語彙力が有り余っているんじゃないかと思うくらい。作者は神話についての知識に明るいようで、それが他の作品にはない神秘めいた世界観の演出に一役買っている。エリカや祐理といったキャラも魅力的で、板挟みの主人公の苦悩が読んでいて可笑しい。普通の高校生であるはずの主人公がいきなり強い理由の裏付けがいまいちよくわからないのが気になっているが、新しいキャラも出るようなので、後巻も楽しみ。

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    2013年05月03日
  • カンピオーネ! II 魔王来臨

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    王道のハーレムルートが心地よい。というか、妹の静花の小姑っぷりが板についていて楽しすぎ。お腹痛い。
    しかしキスシーンの終わったあとがどうみても事後っぽいw 祐理の方が控えめな性格の分、描写がより色っぽいなあ。次はエリカとの出会いの場面に戻るらしいけど、当時のエリカってどんな感じだったのか気になる。楽しみだわ。

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    2013年01月02日
  • 盟約のリヴァイアサン

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    カンピーオーネの作者の丈月さんのMF文庫での一作目。ドラゴンが襲ってくる世界でヒロインたちが蛇霊体と呼ばれる魔獣?を操り対抗していく話。カンピオーネをMFらしいオーソドックスな作風に作り直した印象でそれほど大きく変わらない展開だと思う。ただ主人公とヒロインの役割は逆になった気がする。ヒロインの織姫のいい感じのしおらしさで可愛かった。

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    2013年09月28日
  • カンピオーネ! VII 斉天大聖

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    孫悟空の陽性な性格は、いままでの神様にはなかった感じ。気に入った
    この後に出てくるのはアーサー王かランスロットか。いずれにしても楽しみ。

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    2012年10月13日
  • カンピオーネ! 神はまつろわず

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    面白かったー。ハーレムラノベは数あれど、これだけ女性陣が強いお話もなかなかないので楽しく読めた。いやー、エリカの派手な強さと裕理の静かな強さの対決が見れて今後のバトルに期待。妹の静花も強敵の片鱗をみせていたしいったいどうなることやら…。もう主人公どうでもいいな(笑)。いや、主人公も結構筋が入っているようで好きではあるんだが。

    導入部はすっとばしてお話のおいしいところだけ先に見せてくれた構成は賛否あるだろうけど、展開するストーリーのテンプレと考えればよかったんじゃないだろうか。

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    2012年09月18日