Posted by ブクログ
2015年03月24日
読んでからレビュー書かないでほったらかしてしまって
今頃UP。
現代の人の世に神話の神や英雄が蘇り、人間のことなど
顧みず戦ったならどうなるか。
早晩人間は死に絶え、荒涼たる世界が来るでしょう。
そんな世界で一筋の光明となるのはカンピオーネと
呼ばれる人々。
まつろわず荒ぶる神を殺し、勝利した...続きを読む者達は、敗者となった
神からその能力を奪い、人類の脅威となる神々と戦うのです。
世界で一番新しい魔王。
新しいカンピオーネは日本人の男子高校生。
草薙護堂。
彼はその能力と魅力で多くの神を倒すでしょう。
そして多くの女達が、王たる彼の愛を追って従うのでしょう。
現代のヒロイック・サーガ、ここに開幕!
というところでしょうか。
神話が好きな人ならば面白く読めるのではないかしら。
主人公の草薙護堂くんは、性格的にはいい子です。
男らしいし正義感もあって優しさも持ってる。
本当はひとりに一途になれるのでしょうけど
敢えて王の愛寵を地で行くのかな。
久しぶりにある程度以上書いたり読んだりをしてきた
作家さんのライトノベルを読み始めた感じです。
下調べもちゃんとしてるし。
ヒロイックファンタジーの大ファンでもあられるよう。
戦闘に爽快感もあるしいいのですけど…。
私が読んでて辛かったのはまつろわぬアテナが
倒されるところ。彼女の痛みや悲鳴が身体に響くようで。
一瞬戦いを楽しみ狩ることの愉悦を見せた草薙くんが嫌で。
それがなかったら駄目だし、でもそれがあるから苦しいし。
アニメ先に見てるから、エリカだけが結局本命で
他の彼女は出てくる順に愛が薄いんだって知ってるし。
その時は相手に本気な彼のくちづけが、つらくてつらくて。
ここのあたりは女性読者ならではの感想かもしれません。
基本的には面白いお話だとは思います。