小林登志子のレビュー一覧

  • シュメル―人類最古の文明

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    ネタバレ

    バベルの塔ってここから来てたのかー!ノアの洪水は知ってたけどなるほど!の連続だった。
    世界史で軽く習ってたけど、この本学生時代に読みたかったな…と思う。そうしたら世界史の成績もきっと良かっただろう…笑
    個人的にはエンへドゥアンナ王女が気になった。もう少しシュメール文化について調べてみようかなあ。

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    2025年10月18日
  • アッシリア全史 都市国家から世界帝国までの1400年

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    1400年に及ぶアッシリアの歴史を、
    豊富な史料と多くの画像、図絵、地図等を添えて、
    文化や軍事、交易、それに帝国へ至り滅亡するまでを、
    多角的に解説し、解き明かしてゆく。
    ・カラー口絵4ページ ・はじめに
    ・アッシリア王名一覧表 ・本書関連略年表
    序章 アッシリア学事始め
    第一章 「アッシリア」の三角と「ハブル三角」
    第二章 アナトリアへおもむいたアッシュル商人
    第三章 シャムシ・アダド一世無双
    第四章 属国にされたアッシリア王国
    第五章 領域国家アッシリア王国への転換
    第六章 アッシュル・ナツィルバル二世カルフ市に都す
    第七章 強制移住政策を推進したティグラト・ピレセル三世
    第八章 センナ

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    2025年03月29日
  • シュメル―人類最古の文明

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    シュメル文明単独で書かれた本というのは意外と少ないです。そんな中でシュメル文明とは何かということの全体像をわかりやすく語ってくれる本書は非常にありがたい作品です。

    今から5000年前にこんな世界があったのかと読んでいて驚くばかりでした。

    楔形文字の発明や神話というメジャーな話題だけでなく、気候や地理、政治経済などそれらが生まれてくる背景も語られるのでこれは非常に興味深いものがありました。

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    2024年08月19日
  • 文明の誕生 メソポタミア、ローマ、そして日本へ

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    今から約4000年も昔のメソポタミア文明の話が中心です。
    その当時から人間の営みは本質は大きく変わっていないんだ、という感想を持ちました。
    4000年も昔に文字を使っていたメソポタミアの人たち、同じ頃、日本は縄文時代なのかな?文明の進歩の差がかなりあると思います。この差は何が原因なのかなと疑問が浮かびました。
    ビルを建てると、定礎箱を設置する習慣は、古代メソポタミアでもやっていたとか、馬よりも熊のほうが人間と接する数が多かったとか、いろんな知識を得られました。

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    2024年05月11日
  • 古代オリエント全史 エジプト、メソポタミアからペルシアまで4000年の興亡

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    自分のようなほんの少ししかオリエント史の知識を知らなくても頭にスルスルと入った素晴らしい本。
    多分著者の方が因果関係をしっかり書いてくれているので頭に入るんだと思う。
    それにしてもオリエントは恵まれた地域である分他国が侵入する頻度も高いので、本当に忙しない。でもそれによって文明の発展度合いも日本じゃ考えられないほど凄まじいので、そういうところが面白いし今のあらゆる出来事に繋がって大事だなあと感じた。

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    2024年03月17日
  • 古代メソポタミア全史 シュメル、バビロニアからサーサーン朝ペルシアまで

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    本文もわかりやすくて明快な文章が素晴らしいが、あとがきを読んで更に著者が好きになってしまった。

    よくあとがきの締めくくりは「〜年 春」などと書かれるが、本書の場合は「無敗のコントレイルがダービー馬になった年(二◯二◯年)」である。これ上手すぎて笑っちゃった。古代メソポタミアの風習と、あとがきの慣習をどっちもメタったジョーク。アツい。とはいえ、2020年の1番良かったできごとがコントレイルっていうのは、やっぱりちょっと悲しいね。東京オリンピックがあった年、にはならなかったわけで。

    高校世界史でもよく取り上げられる王朝や王の流れをわかりやすく書いているから、スマホのメモ帳に適宜メモを取りながら

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    2022年05月28日
  • 古代オリエントの神々 文明の興亡と宗教の起源

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    後に多数の宗教の祖となる古代オリエント(主にメソポタミア)について,神々の視点から解説した本である。主な分類:太陽神,地母神,冥界神,最高神

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    2021年03月19日
  • 古代メソポタミア全史 シュメル、バビロニアからサーサーン朝ペルシアまで

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    紀元前3500年から500年までのメソポタミア、アッシリア・アッカド・バビロニア地域の歴史。中国の歴史を上回る民族と地域の動乱。ユーフラテス河領域には紀元前4000年頃からシュメル人が都市を作り、紀元前1800年ごろバビロンができた。ウルクが中心都市となる、ウルク古拙文字が楔形文字の前身として生まれる。またギルガメシュ叙事詩が書かれた。
    都市国家群を統一したのがサルゴン率いるアッカド王朝で、その後しゅメル人のウル王朝が引き継ぐ。
    その後は、北部のアッシリアと南部のバビロニアのメソポタミア地域の覇権争いが起こる。ハムラビ王もここで出てくるが、アッシリアのシャムシ・アダド一世はそれを超えるゆう雨力

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    2021年01月10日
  • 古代メソポタミア全史 シュメル、バビロニアからサーサーン朝ペルシアまで

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    シュメルから始まりイスラームの登場までの4000年における、諸王朝の興亡を描く。非常に興味深く読めた。これだけ古い時代の歴史や体制がある程度復元できているという事実に感嘆せざるを得ないし、楔形文字は偉大だと実感する…

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    2020年11月17日
  • 古代メソポタミア全史 シュメル、バビロニアからサーサーン朝ペルシアまで

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    まさに副題の通り。シュメルからサーサーン朝に至るまでのメソポタミアの通史。 複雑に交錯する諸勢力の動き、文明のルーツとしてのメソポタミア――この一冊に4000年の歴史がわかりやすく凝縮されている。主要な勢力・王の治世についてその流れを追うとともに、文化や経済・社会のあり方にも筆は及んでいる。 古代メソポタミア史への入口となる一冊。

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    2020年11月06日
  • 古代メソポタミア全史 シュメル、バビロニアからサーサーン朝ペルシアまで

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    市販されている年表、地図ではわかりえない歴史を学ばさせてもらった。
    古代メソポタミアに関する書籍。
    年表ではひとつの王国が消えるとそこでその王国は歴史から消滅するが、じつは連綿と小さくとも生きている。
    シュメル、アッシリアの復活。その反面、バビロニアのように同じ名前でも違う種族の王国であったりする。
    鉄器はヒッタイトという常識も覆す発見があったり、バビロニア捕囚の前に何度も似たような事が起こっていたり。
    度重なる戦災、災害がありながらよくぞ数千年の時を超えて我々後世の者に歴史を伝える遺跡を残してくれたことに感謝。

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    2020年11月06日
  • 古代オリエントの神々 文明の興亡と宗教の起源

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    ギリシア、北欧などの神々やキリスト教やイスラム教、ヒンズー教の神などについては時々目にするが、古代オリエントの神々についてはよく知らなかったので、とても面白かった。
    絵本で読んだギルガメッシュ王も実は、冥界の神だと知って驚いた。神仏習合は日本で顕著なのかと思っていたが、世界各地で行われていたことも知り、興味深かった。
    昔の人々は大地や海を女神と考えることが多いと感じた。何かを生み出すという概念と、子どもを産む女性との連想が各地で共通であることも面白い。
    古代オリエントについては、今では紛争地帯となってしまい、貴重な資料が次々となくなってしまっていることに暗澹たる思いがする。この状況を変えて少し

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    2020年10月31日
  • シュメル神話の世界 粘土板に刻まれた最古のロマン

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    世界初の文明のシュメール文化の神話は、
    ギルガメッシュ叙事詩に繋がる神話。
    多神教なので、沢山の神様や神様の役割が覚えにくくて初めは読みにくいですが、慣れてくるととても楽しい。
    神話は事実も含まれるので、それも面白い。
    「永遠に続く文明はない」神話の最後は、滅亡哀歌で少し寂しい。

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    2020年10月31日
  • 古代オリエントの神々 文明の興亡と宗教の起源

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     単なる神々の紹介にとどまらず、オリエントの人々が神々とどのように関わっていたのか、後の宗教にどのような影響を与えたのなど多岐にわたる内容で非常に面白く、あっという間に読み終わってしまった。ところどころ横道にそれるが、全く無関係な話ではなく、むしろオリエント文化の奥行きを感じさせるものであった。特に「ブランコに乗る女性小像」から始まるブランコの話は面白かった。ブランコはもともと豊穣儀礼であり、インドからオリエント、日本を含めた多くの地域へ豊穣儀礼として伝播したとのこと。基本的に横道に逸れるのは好きではないが、このように主題の奥行きを感じさせたり、深い関連を示すものであれば歓迎である。

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    2019年08月11日
  • シュメル―人類最古の文明

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    メソポタミア5冊目

    ポテロの本は、書かれた記録をもとに言えることを限定する歴史学者としてとても偉い姿勢で書いてあるけど、こっちは、考古学的なところへの視線が豊か
    あとは、シュメルにしぼってあるのも良い
    ポテロは抽象化、一般化しようとしており、そういう部分にすばらしい洞察が働いているし、いろんなヒントを提示はするけど、そこから先の、歴史化としての余計な言葉には敏感 ヨーロッパ人っぽい
    こっちは日本人なだけあってちょっとそのへん緩さがあるんだけど、基本的には事実の列挙や特徴的な事象の紹介になってて、一般化をされておらず、正直、ちょっと散漫 でも、具体的、という良さはある

    というわけで、そういう

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    2018年11月24日
  • 文明の誕生 メソポタミア、ローマ、そして日本へ

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    文明というのは、文字が生まれた時からのことをいう。
    約5000年前のシュメール文明がそれにあたり、主に紀元前の文明の歴史を学べる。

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    2017年11月24日
  • シュメル神話の世界 粘土板に刻まれた最古のロマン

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    ネタバレ

    [ 内容 ]
    いまから五千年前にティグリス、ユーフラテス河畔に栄えた人類最古の都市文明シュメル。
    粘土板には多くの神話が残され、ギルガメシュ叙事詩や大洪水伝説など、後世に伝えられたものも多い。
    これらの神話の世界では、酔っ払う大神、死後の国を覗こうとする女神、蛮族を征服する王、怪獣など、様々なキャラクターがいきいきと活躍している。
    代表的な神話のストーリーを紹介し、神神の役割や性格、舞台背景などを詳説する。

    [ 目次 ]
    序章 粘土板に書かれた物語―シュメル神話の基礎知識
    第1章 「創世神話」―人間はなぜ創造されたか
    第2章 神々が送る大洪水の物語―伝説はシュメルにはじまる
    第3章 「楽園神

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    2011年04月01日
  • 古代メソポタミア全史 シュメル、バビロニアからサーサーン朝ペルシアまで

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    ネタバレ

    アメンヘテプ4世あらためアクエンアテン王出て来たーー!!!
    読書はこういう出会いがあるから面白い。一気に記憶が「ファラオの密室」に飛んだ。なるほど、この時代だったのか……。

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    2025年10月21日
  • シュメル―人類最古の文明

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    ネタバレ

    絵文字を発明したのはシュメル人と言うのは知らなかった。ハンコを利用していたり知らない事はたくさんあるんだなと色々感心してしまう。王の識字率の低さも意外だ。字が読めなければ政治とかにも悪い影響が出そうな気がするが。しかし字が読める事を自慢する王がいるのも面白い。メソポタミアの歴史は昔から興味があるのでこういう本は嬉しいな。

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    2025年09月20日
  • アッシリア全史 都市国家から世界帝国までの1400年

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    ネタバレ

    紀元前2000年に誕生した小さな都市国家がバビロニアなどの他国に隷従しつつ、先進文明を学び、シャルマネセル3世やサルゴン2世らの治世で勢力を拡大。世界帝国となるが、急速に衰微し、前609年に瓦解する。

    最近はメソポタミアの国々の歴史の本が割と出版されていて嬉しい。ただ地域が安定せずに発掘が進まなかったり、略奪されたりするのが悲しい。もっと色んな事がわかるようになれば良いのに。

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    2025年09月19日