田中康雄のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
久しぶりに本屋さんで購入。
1割が発達障害の理解について、8割が困りごとへの具体例、1割が園や学校とのつながりについてです。
具体例は、
もしかしたらこういう理由かもしれない→だからこんな環境を整えましょう、こんな言葉かけをしましょう
という流れになっていて、とても分かりやすいです。具体例もかなり細かく、50例くらいあります。
診断名は分かっていても、それがどういう障害なのか分かっていても、日々の困りごとにどう対処していけばよいかはなかなか分かりません。
でもこの本を読んでいて、もしかしたらこういう理由なのでは?ということに対して、はっとすることが多かったです。
本当はうちの子の理由とは違 -
Posted by ブクログ
あれうちの子ひょっとして…?と悩んでいた時に偶然見かけて買ってみた本。
結論から言えば読んでよかった。
診断名を急ぐ必要はない、という考え方にはだいぶ救われたと思うし夫婦間でも共有できたおかげで落ち着いて向き合う事が出来ていると思う。
地域の相談窓口とかだと割とすぐ投薬治療や療育手帳の話が出てきたけど、この子の’特性’はこうなんだ、とまずは親がしっかり知る事・考える事が大事。でないと他人に正しく相談をする事もアドバイスを判断する事もままならない。
問題に長いスパンで取り組むにあたって、いきなり専門書だとハードルが高いので、はじめに手に取る参考書としてはとても頼れると思う。
1刷
2 -
Posted by ブクログ
ADHDの子どもの思春期の親子バトルを描いた本というのは、なかなかない。親本人がマンガにしているので、伝わってくるものがすごく強い。子どもの特性を理解することにも役立つし、大人の関わり方にもいろいろあることもわかる。
専門家の田中先生の解説はこの巻でも端的で分かりやすい。
特に参考になったのは、
「子どもを責める前に、むしろ「彼らが失敗してしまうような状況をついついセットしてしまった僕たちの問題」と反省して、修正案を呈示したほうが平和的に解決できる可能性が高い」というところ。(p128)
子どものことを考えたよきアドバイスが目白押し。
巻末には周りの子に特性を理解してもらうための「○○通信 -
Posted by ブクログ
ネタバレこの本を読んで1週間ほど経ち、自分の中で明らかに子供との接し方が変わった気がします(うちの子は癇癪がすごい時があるので、どう接していいのかわからず、途方に暮れていました。)。
いくつか忘れないでおこうと思う大事なフレーズがあったので、以下に記載します。
・かんしゃくは、子供にとって、「安心を獲得できるかどうかを確認するためのコミュニケーション手段」、「子供が成長する過程で、信頼できる親だからこそ出せる全力のSOS」
・「わがまま」というのは、自分の思いを尊重する姿勢
・「自分が尊重され、大切にされた」という思いを返してくる人が相手なら、積極的にあるいは渋々納得してくれる。初めは子供の土