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Posted by ブクログ
読みながら、田中先生ご自身によるナレーションが聞こえてきそうな一冊。いつもあたたかくサポーティブで温和な田中先生のお人柄が垣間見える感じの、成人発達障害者にエールを送る本なのだけれど、こういう本の評価は難しいなと思う。ある程度自分をわかっている人にはすーっと入ってくるであろう言葉も、診断を受けたばかりの方(もしくは今まさに苦しんでいる未診断の方)にとっては“生温い“と感じるかもしれないし。
紹介されている生活の工夫は自助努力プラス周囲に上手に頼ろうという感じなのだけど、働く人がみな殺気立っているかのような今日この頃、うまく理解&サポートしてくれる人が見つかるとは限らず、つらいところだなあと思う。まさにこの本で田中先生ご自身が書かれている通り、現代はオールラウンドプレイヤーが求められているわけで、“持ちつ持たれつ“が自然に実現したらよいのだけれど、ねえ。
Posted by ブクログ
発達障害の大人に対してあらまほしい配慮は、「私だってそうしてもらいたいわ」ということが多く、なんだかすっきりしません。
何が障害で、何がわがままなのか、はっきり線を引くのがむずかしいからこそ、発達障害者は「甘えている」「努力不足」という評価を受けやすい。
発達障害という診断名がつくことは、周囲の評価を変える点で意義があるけれど、どう配慮するかについてはスタートラインにつくだけのこと。
理解者(仲介者)が、問題が「障害」にあるのか「わがまま」にあるのか迷ってしまうと、職場の空気は乱れる。
障害を理解し、仲介するって難しいことだと思いました。
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