黒乃奈々絵のレビュー一覧
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ラノベと普通の小説の間くらい。ノベルス的な。
クローン売買が横行する社会を舞台にしたSF。
漫画を読んでから小説に手を出したので、どうしてもフォンとジェイクに視点がいっちゃうんですけど、あの、主人公、レイですよね?(爆
んで、漫画に出てきたキャラ何人かが「ああおまえそういうキャラだったのか!」てのが分かって楽しかったです。
あと、根本的なことなんですけど、これ、SFですか……?(爆
わりとダークでシリアスな話なんで、読んでるとしんどくなることもありますが、フォンとジェイクの相思相愛っぷり(笑)に癒されました。
主人公よりもこのふたりが目立ってましたね(笑 -
Posted by ブクログ
豊玉発句集を持ち出してしまう沖田、面白可笑しく描いているけど、沖田の気持ちが良く現れていて切ない。
山南敬助、この作者は好きなんだろう。やたら登場する。
それも剣を持てなくなった優しい好々爺のダメダメ人間、力なく穏やか〜な感じで。ちょっと森本レオみたい?
彼の最期は驚愕、でも非情に面白ろかった。
切腹をせずに、沖田に刺されるように自ら仕向けて。
土方に「後悔」させるように。
それと、脱走した山南を追いかけ、沖田が連れ戻しに行くシーン。
暗に逃がしてやってもいいという近藤に対し、必ず連れ戻すつもりの沖田。
皆色々あるのに、自分だけ逃げるなんて許せない、という心情はよくわかる。 -
Posted by ブクログ
本屋で表紙が気に入り購入した作品。
新鮮組が好きな私にはたまらなかった←
物語は元治元年(1864年)3月の京都から始まる。
両親を長州藩士に殺された市村鉄之助は、強くなりたい一心で兄・辰之助に付いて新撰組の門を叩く。
ひょんな事から出会った新撰組隊士の一人・沖田総司の仲立ちでなんとか入隊許可が降りた。
新撰組局長・近藤勇や副長・土方歳三らと出会い、徐々に鉄之助も組に慣れていった。
そんなある日、新撰組の敵役である尊皇攘夷派の長州藩士・吉田稔麿が京の町々に放火する騒動を起こす。
この他、土方と山南敬助の確執、沖田に忍び寄る病魔の影など、それぞれの想いが様々に交錯する。
互いが心の靄を晴