奥田祥子のレビュー一覧

  • シン・男がつらいよ 右肩下がりの時代の男性受難

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    アファーマティブアクションや被支配によってツラい思いをしている男性にfocusした本

    しかし結論は質の良いフェミニズム本の二番煎じ

    結局、これをジェンダー問題と考えてたら解決しない

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    2024年03月29日
  • 夫婦幻想 ──子あり、子なし、子の成長後

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    夫婦がすれ違う様とその原因をケーススタディとして深く関わり長い月日を追って取材された著者。
    夫婦の互いの奥深い心理と、社会における夫婦の問題点をわかりやすくまとめられている内容だった。

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    2023年06月07日
  • 男が心配

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    長年にわたる取材から「出世して社会的評価を得なければならない」「他人を頼る弱い男と思われてはいけない」など「男らしさ」のジェンダー規範に縛られ、苦悩する男性の実情、心情を知ることができる。社会的役割は女性だけの問題ではない。社会は男性の抱える問題にも目を向けるべきだと知ることができる。

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    2023年03月26日
  • 男が心配

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    男はたいへん、と昔から言われてたし、自分も古稀近くなって思うことも、男は誰にも相談できないし、するものではないという社会の雰囲気もあったし、泣けないし、弱音を吐けないし。
    今にしてようやく「もういいんだよ」と自分に言えるようになって、ほっとしている

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    2022年12月08日
  • 捨てられる男たち 劣化した「男社会」の裏で起きていること

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    まあ、言いたいことはわかる。
    ただ、女性がそうやって曲がりなりにも「社会での自己実現」を図ることが普通に望めるような社会を作って来たのは、そうやって我武者羅に走り続けて来た男たちであり、男たちのルールだったので。
    それをいきなり、あたしたちが働きやすくない社会は硬直した古いシステムだと言われることに、無茶苦茶抵抗がある。
    なんか、あれだな、醸して来たアルコールで死んでしまう酵母菌のようだな。

    もちろん変えていかなきゃいけないでしょう。
    だが、変わるのが、「男社会」の方だけだってのが、この本だけでなく、いろんなところで気に入らない。多様性に男は要らない。そうなのか。

    男はその「男らしさ」を強

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    2022年09月16日
  • 男という名の絶望 病としての夫・父・息子

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    "男はつらいよ"ではなく、"人間はつらいよ"という感想に至った。脳神経が発達して、自由意志が芽生えている人間は自由度が高すぎるが故に、つらいんだろうなあ

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    2022年05月03日
  • 捨てられる男たち 劣化した「男社会」の裏で起きていること

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    モラハラ・男性学への関心から入手。
    (多分SNSでの評判を見てだと思う)
    ざっと一読。各章の事例の数々はことごとく極めて特徴的でビビった…。
    「家庭の職場化」、概念化がされている事を本書で初めて知った。セクハラ・パワハラの前段には必ずモラハラ(精神的なもの)が先行するという記述には、自分も気をつけねばと思った。
    最後の第5章は男性学的知見の宝庫のようだった。

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    2022年03月06日
  • 捨てられる男たち 劣化した「男社会」の裏で起きていること

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    【300冊目】大変興味深く読んだ。中年男性管理職の価値観が新時代に全く適合しなくなっているせいで、本人たちも無自覚のうちにハラスメントを行ってしまっているとのこと。本書に挙げられている事例の恐ろしさは、被害者からの告発を受けても加害者は自分の落ち度に気が付かない場合があること。

     そして、もう一つの恐ろしさは、加害者は元々ハラスメントに対する意識が高く、ときに企業のハラスメント対策部署に所属していたりもするということ。常日頃からハラスメントをしないよう意識していたとしても、同僚や部下の考え方や時代の価値観を理解している必要があり、表層的なハラスメント忌避だけでは加害者になってしまうという事例

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    2022年03月01日
  • 捨てられる男たち 劣化した「男社会」の裏で起きていること

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    挑発的なタイトルだが、サブタイトルが重要だ。昭和から平成、令和へと時代が移り変わる中で、“男らしさ”の定義も変わってきた。様々な政策も実施され、男性優位社会は崩れつつある。だが、その社会構造の変化に対応できない人達(男性ばかりでなく女性も含む)が、意図的・無意識的に各種のハラスメントを行っているというのが本書の眼目だ。
    著者は20年近くも同じ複数の人にインタビューを重ねてきたそうで、他の著作も読んでみたいと思った。

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    2021年09月02日
  • 夫婦幻想 ──子あり、子なし、子の成長後

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    ネタバレ

    前半は、まるで女性週刊誌の記事を読んでみるようでした。長年、取材対象者の悩み相談に応じるがごとく、丁寧に取材を続けてきたことが伺えます。

    構成がもう少し良ければ、週刊誌のルポ風の印象にならなかったと思います。ちょっともったいない。

    『第5章「幻想」を超えて』の部分が核になっています。ここだけ読んでも良かったかもしれません。ただ、前半の週刊誌的な部分があったからこそ、幅広い読者に向けて第5章の論旨が伝わりやすかったのかな、とも思います。

    5章と「あとがき」には共感します。

    「伝統的な役割を保持したまま、新たな役割や複数の役割を担う女性の負担が増えている」
    「多様な道を歩む女性たちにひとつ

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    2021年04月15日
  • 夫婦幻想 ──子あり、子なし、子の成長後

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    夫婦の在り方様々だ、その時々の世間の風潮でかくあるべしという考え方も変わってくる。
    夫婦はお互いに影響し合って、関係性が変化していく。一方がしっかりしていて、何でもテキパキこなせば、片方は少し怠惰になる傾向がでる。逆なら逆の傾向に振れる。
    今放送されている、知ってるワイフと言うドラマでは、上手くいかなくなった夫婦の夫が、過去を変えて別の妻と結婚するが、前の妻が身近に現れて、夫婦だった時の妻との違いに驚き、荒れた妻の状況が自分のせいだった事に気づくと言うストーリー。
    コミュニケーションが不足している事が、日本の夫婦の最大の問題なのだと思う。

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    2021年02月08日
  • 夫婦幻想 ──子あり、子なし、子の成長後

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    電子版で読みましたが検索しても出てこないのでこちらに。せっかく学者先生が書かれているのでルポライターのレベルを超えた分析が読みたいです。

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    2021年01月30日
  • 「女性活躍」に翻弄される人びと

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    ■感想:
    女性には、その時代のトレンドとされる生き方がある。けど、そもそも個々人の生き方について社会が「こうあるべき」と縛るな、という話。

    皆それぞれの生き方、価値観を受け入れて、もっと生きやすい社会になればいいな。



    ■メモ:
    ・女性はその時代の理想とされる生き方に翻弄される。

    ・1986年に施行された男女雇用機会均等法により、総合職など一部の女性には男性と同じように働く機会が与えられた。一方で、企業は1990年代半ば頃から一般職の自社採用を控えるようになり、一般職に取って代わったのが契約社員や、派遣スタッフだった。1990年代は女性の社会進出が本格化すると同時に、「非正規化」も急速

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    2021年01月01日
  • 夫婦幻想 ──子あり、子なし、子の成長後

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    力作。
    たゆまぬネットワーク構築の努力で多彩な取材対象に基づいている。
    紹介された夫婦は、社会的地位が高くてもかえってそれが仇となり、幸せになれない人が多い。向上心が高すぎるように感じた。もっと気楽に生きれないものか。
    現代は夫婦、家族として生きにくい時代らしい。裕福になったということらしい。選択の自由は広がっている。
    無理せず、生きたいように生きるということか。

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    2020年06月27日
  • 夫婦幻想 ──子あり、子なし、子の成長後

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    何組もの夫婦に、長期にわたって継続インタビューをしているのが興味深い。
    登場する夫婦はお互い深刻な時期を経ながらも、ほとんど離婚はしていないようだ。もっと離婚が一般化している世の中なのかと思っていたが、意外とみんな我慢しながら夫婦を続けているらしい。
    それにしても、女性活躍推進が、単に女性の負担増になっている現状を、社会的にもっともっと取り上げてもいいように思う。

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    2019年12月18日
  • 男性漂流 男たちは何におびえているか

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    婚活、イクメン、男性更年期、介護問題、そしてリストラまで男性のそれぞれのライフステージで苛まれる状況が語られている一冊。
    一つ一つ何事もなく過ぎていく人もいれば、どこかで躓き家族の大切さを再認識する人もいる。自分の人生、何もないよりかは良いんじゃないかと思いつつ、現実直視が辛い内容もありますね。

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    2019年06月12日
  • 男性漂流 男たちは何におびえているか

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    婚活、イクメン、ケアメン、非正規。男性の悲痛な叫びをよく取材してくれていると思う。落ちるところまで落ちてから這い上がったところもフォローしてくれているところが、救われる。

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    2018年11月12日
  • 「女性活躍」に翻弄される人びと

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    たいへんそうだ。取材自体もたいへんそうで、女性は女性にとっても難しいみたいで、それがこの先生にとっての結論でもありそう。

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    2020年06月15日
  • 男はつらいらしい

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    以前に読んだことある気がしないでもないんですけれども、レビューしていないということは大分昔に読んだきり、なのかもしれませぬ…。

    ヽ(・ω・)/ズコー

    10年前の本ですけれども、今読んでも遜色ないと言いますか…現代に通じると思います!

    ヽ(・ω・)/ズコー

    男性が色々お悩みなのは10年経った今でも変わらないというわけですねぇ…。週刊誌の記者らしき人が書いたものであるからして、どことなく読んでも読まなくてもいい気分にさせられる本でしたかね…。男性へのインタビュー部分は面白かったですが…さようなら。

    ヽ(・ω・)/ズコー

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    2018年01月13日
  • 男という名の絶望 病としての夫・父・息子

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    「妻はというと、既に夫が家計を支え続けることを疑問視しており、自身が結婚当時に求めた理想の夫、父親ではあり得ないことも悟っている。家庭にはもう、一家の支柱としての男の威厳はない。」
    もうね、この1文に尽きるよね。
    そこの理解が現実に追い付いてないから男は病むんだ。

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    2017年07月24日