奥田祥子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
男らしい、その呪縛から男性はいつ解き放たれるのだろう。
今やイクメンなんて当たり前。
「なんちゃって」や「ファッション」ではなく、男性も育児を担う頼もしいパートナーとなりつつある。
加えて仕事もできて、大黒柱でもある......。
そんな輝いている男性はごく一部。
40代以上の男性たちはどうもそんな社会の変化についていけず苦しんでいるようだ。
見えない、見せないようにしていた男性の「病」とはなんなのだろうか。
第1章では会社に縛られ、地位だけが仕事になっている男性の言葉が重い。
私も上昇志向は強い方だとは思うが、未だ下っ端に甘んじているためこの男性の気持ちはよくわからない。
そんなに地位って -
Posted by ブクログ
うん?
なんか読みたかったものと違うぞ?
そんな感じ。
中身はタイトルから想像できるそのままなのだが、なんかしっくりこない。色々と生々しいルポではあるのだが、何となく、自分の主張に沿ったものだけ取り上げてるような。
ラベリング論も知ってるし、男性に対するいろんな視点も判るが、そういう目線で見ればこう解釈できるねみたいな。
男という病って、むしろ成功している人たちも分析しないと足りないんじゃないかね。
どのくらい普遍的な話なのかも判らない。
なんか臭う。
女性の目線だな、と感じること自体が、男の病か。
本の趣旨とは違うが、その病って、本当に不要なものなのか。
人としての病は何だ。女としての -
Posted by ブクログ
いろいろなケースにおかれた男性が登場し、初めの印象は公私ともに体面を気にする、加齢を気にする、仕事・育児・介護に完璧に向き合おうとする…など必要以上に生真面目な印象を持つ登場人物が多かったです。世間の標準以上を目指そうとしているというか。でも、その強い行動力が行き過ぎると自分を傷つけてしまい、その怪我を契機に自然体の自分を取り戻す必要に気付いて、なぜか、おのれの気付きができたときから自分の周囲の環境もうまい具合に転がり出して行く…男性の生き方に寄り添う長期戦の取材であり、辛く苦しい時期の話の聞き取りは、ジャーナリストという仕事の特性とはいえども気持ちの良い作業ではないと思うのですが、その分読み
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Posted by ブクログ
色々な男性が登場して面白かったですね! 思ったのは皆さん「男として…」みたいな考えが根強いということです。男女平等と言うのか、男と女の境目がどんどん曖昧なものになってきている…と僕は現実社会を生きていて感ずるのですけれども、それでも! やはり男たちは「男として…」みたいな考えに縛られているのですなぁ…社畜死ね!!
ヽ(・ω・)/ズコー
そういった考えに縛られるのは非常に息苦しいと思うんですけれども…でもまあ、そうした考えとかないと「一家の大黒柱」みたいにはなれないのかニャー…とも思いました。個人的には大黒柱が女性でもいいと思うんですけれどもね… ←え?? 社畜死ね!!
ヽ(・ω・)/ス -
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
しんどいのは女や若者だけじゃない。
働き盛りの男たちこそ、誰にもグチを言えぬまま、仕事に家庭に恋愛に、心身の不調に悩んでいるのだ-。
結婚できず、切実な思いで「花婿学校」に通う三十三歳。
職場の人間関係に悩み、相談窓口に駆け込む四十歳。
「立たない」つらさに苦しむ四十七歳…。
女性記者(四十歳・独身)が時に共感し、時に自分を棚に上げ(?)ながら聞き出した、哀しくも愛しい男たちのホンネ。
あちこち男のグチだらけ。
女の「負け犬」は元気なのになあ……。
[ 目次 ]
第1章 結婚できない男たち(未婚男性の“怒り” 男性側から探る非婚化 ほか)
第2章 更年期の男たち(「男にも更年期