奥田祥子のレビュー一覧

  • シン・男がつらいよ 右肩下がりの時代の男性受難

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    本当の男女平等とは何かを考える上で大切な書籍です
    男性の様々な辛さを解説していく本です
    ただ断って置きたいのは
    だから男性の特権を戻せとはでは無く
    時代の流れや会社の重圧や同調圧力などによって
    辛い立場へ追いやられている事態が多くなっているなど男性の辛さに目を向けて書かれています

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    2023年08月30日
  • 捨てられる男たち 劣化した「男社会」の裏で起きていること

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    複数のサラリーマン(女性含む)に、10年、20年かけて継続インタビューしたユニークな本。
    セクハラ、パワハラなど、職場におけるさまざまな問題がどうして起きるのか、考えるとてもよい材料になるし、平成という時代の中の変化を知る資料としても貴重。

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    2021年06月27日
  • 捨てられる男たち 劣化した「男社会」の裏で起きていること

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    なぜハラスメントは無くならないのか?なぜ社会は変わらないのか?を実例踏まえて提示してくれる本です。身につまされる思いです。

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    2021年06月21日
  • 夫婦幻想 ──子あり、子なし、子の成長後

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    夫婦幻想。奥田祥子先生の著書。夫婦関係に限らず友人関係や全ての人間関係は他の誰かから強制されて続けるものではない。自分が快適で心地良いなら関係を続ければ良いし、自分が不快で嫌だと思うなら関係を続けなければ良いだけ。無理して続けても自分も相手も不幸になるだけ。

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    2019年08月12日
  • 「女性活躍」に翻弄される人びと

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    「女性活躍」に翻弄される人びと。奥田祥子先生の著書。女性活躍は本来であれば女性にも男性にも幸福をもたらすもののはず。女性活躍が女性にも男性にも幸福をもたらさずに翻弄しているだけなのであれば、それは女性活躍のための制度や仕組みが正しくないということなのだと思います。日本は女性活躍後進国、女性活躍発展途上国であるという自覚を持って、女性活躍先進国から謙虚な気持ちで学ぶ姿勢が大切。

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    2019年01月13日
  • 「女性活躍」に翻弄される人びと

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    長年取材してきた著者だからこそ本に著せた女性たちの人生や気持ちの変容。男性サイドの感じるプレッシャーやモヤモヤ感、退職した女性達が自分の代理や存在証明として夫や子どもに期待をかけたあまり家庭が立ち行かなくなるケースなども興味深い。人生なんか計画的にいかないことばかり。でも、そこから動き出そうとする女性達に勇気をもらった。
    自分を守るために法律や世の中の動きにアンテナを張るのは必須だと思った。

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    2018年06月04日
  • 男性漂流 男たちは何におびえているか

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    婚活、育児参加、親の介護、アンチエイジング、非正規雇用、これらは女性だけではなく、男性にとっても深刻な問題。
    とくに育児参加するのは当たり前という風潮に対して、働き盛りで責任の多い時期にあるイクメンたちのプレッシャーには同情する。
    昔、自分は子供達を保育所に預け働いていたが、20年前にも関わらず、父親や祖父母の協力を得ている母親は多かった。だから今さらイクメンというのがよく分からなかった。
    しかしこの取材を読んで、仕事がうまくいかず逃げ道として育児に集中するとか、パパ育児サークルとか、自分の有能さを子供に誇示するとか、、イクメンと言われる人達に対して、ますます理解に苦しんでしまった。基本的に彼

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    2017年01月01日
  • 男性漂流 男たちは何におびえているか

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    ネタバレ

    結婚、育児、介護、老化、仕事をテーマにした男性論。

    バブル脳のキャリアウーマンが駄目男たちを「だから男が悪いのよ!」メッタ切り…というのを想定して、戦々恐々として読んだが、以外と著書の人当たりが柔らかいせいか、読みやすかった。
    こじらせ男を面白い獲物がきたとばかりに、自己の心の動きまでありありと描写した部分は笑ってしまった。

    10年越しの長期取材でターゲットとていねいな関係を築きあげながら、プライバシーまで聞き出せた努力は評価されてもよい。すくなくとも、新聞に載せられている、貧困を知らないエリート目線ではない。

    白雪姫を待つ王子のように、若く美人女ばかりが寄ってくることを願って行動しない

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    2015年08月11日
  • 「女性活躍」に翻弄される人びと

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    学生の頃は結婚して子どもをもってもバリバリ働きたいと思っていたけれど、20代後半になって婚約中の今、大事な子どものことと重要な仕事を両立していく自信がなくなっていたところでこの本を見つけました。(子どもがもてるかどうかはわからないのにこんな不安を抱えているのもおかしいなと思っていたけれど「女性の人生には計画が立てられない」という言葉にまさにそのとおりだなと、、)
    読み進めていくうちに、この悩みは社会に求められている、バリバリ働いて育てて活躍する(管理職を目指す)になる役割から逃げ出したくなっていることへの後ろめたさからきていることだということがわかりましたし、これに応えられないことに思い悩む必

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    2025年01月26日
  • 男が心配

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    男がどれだけ自分の中の、『か弱い男らしさ』を守るために自らを痛めつけているのかがわかる本です。

    ・しっかりと稼がなくてはならない
    ・嫌なことにも立ち向かわなければならない
    ・弱いものを守らなければならない

    こういった規範に自らを沿わせようとすることで、まるで自ら家畜小屋に入っていく畜産動物のように、男たちは支配される側にどっぷりと浸かっていっていることに気付いてハッとなりましたよ。

    『男らしさ競争ゲーム』から抜けたり、参加しない自分を認めてくれる異性や同性を見つけることは簡単ではないけれど、そこにこそ男の真の安らぎがあるんだろうなぁ。

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    2024年08月26日
  • 男性漂流 男たちは何におびえているか

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    結婚、育児、介護、老い、仕事といった、現代男性が抱える悩みについて、女性ならではの柔らかな文体で、取材対象に寄り添っている。

    男性特有の弱点である、過剰なプライドを抑えて、現状と向き合っていく大切さを実感させてくれる良書。

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    2024年06月09日
  • 男が心配

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    これを読むと、男の人は、なんだか自分たちで自分たちの首をしめているというか……
    そうさせているのが、私たちのこれまでの文化とか同調圧力って話なんだろうけど。
    歴史的に見ても(そして今でも)、まわりから抑圧され続けてきた女性たちに対して、自分たちで勝手に抑圧されている(と思い込んでいる)男性たちは、何だかなぁという感じ。
    最近も、身近でジェンダー的なハラスメント発言を見聞きしたばかりだから、こんなふうに思ってしまうのだろうか。
    でも、本書のように、男性も一枚岩ではないのだと提起する本は必要だと思う。
    男性も、自分がよわい生き物だと認められれば、女性のように連帯できるのかな。

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    2023年04月09日
  • 「女性活躍」に翻弄される人びと

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    女性活躍、という言葉が政府の施策のひとつとして掲げられるようになってから、ずいぶん時間が経った。
    世の中はどう変わって来ただろうか? 未だに世界から遅れていると見られているこの国で、活躍を期待される女性たちは、今何を考えているのだろうか? そういう疑問に、たくさんの取材対象の女性(時に男性も)たちがそれぞれ答えてくれる。作者の人が、自分も悩みながら、丁寧に取材しているのが感じられる。
    出世していこうとして、さまざまな壁にぶつかり結局その道を選ばなかった人、結婚や出産という幸せをまず考えた人。どの選択にも絶対はないけれど、女性活躍が持て囃されているために、それぞれ悩みを抱え、迷ってしまう。同じ女

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    2022年02月04日
  • 捨てられる男たち 劣化した「男社会」の裏で起きていること

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    ネタバレ

    リスクのほうに入れるべきか?妻はこうあるべきという内在化された規範意識に沿った、非現実的ともいえる過剰な役割を幻想の中に期待するようになる。夢のような安心安全を手に入れることが難しいためそれを求めて幻想に逃避している。無自覚モラハラはこの幻想を追求するプロセスで起きている。家庭が職場化し安らぎよりも効率性を重視した場へと変容しても現実から目を背けず家庭を共同経営するパートナーとして夫婦関係を前向きにとらえる。
    >これ出来るのかなあ。
    相手に対する過度な期待。対策としてのコミュニケーションには相当の努力と工夫が必要であることの心得。承認欲求の水準を下げ自己効力感を高める。相手に対して求める役割期

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    2021年10月02日
  • 夫婦幻想 ──子あり、子なし、子の成長後

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    まさに「人生いろいろ」。
    夢が幻想に変わった時をいかに多くの人が体験してきていることか。
    まず、未婚者、早いうちに読んでおいた方がいい。

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    2021年01月22日
  • 男という名の絶望 病としての夫・父・息子

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    男は選べない。仕事だけしていた時代と違い、今は家事、育児、介護まで男がやらなければいけない時代がきたのかということを明らかにしてくれた本でした。男としてはありがたい本だと思う。女だけが選べるのは不公平ですね。男も選べる時代が来るという幕開けの本となるでしょう。

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    2019年11月02日
  • 男性漂流 男たちは何におびえているか

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    人の不幸は蜜の味というが、こうなったら大変だなあ、とおもいながら読んだ。しかし、明日は我が身。今の立場に安住せず、努力していかなければならないと感じました。どのような状況でもポジティブであれば開ける未来があると、改めて確認できた。筆者の取材力に脱帽。

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    2019年10月28日
  • 夫婦幻想 ──子あり、子なし、子の成長後

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    各年代の夫婦/子供がいない夫婦/子供がいる夫婦/国際的な夫婦/などなど…本当に多様な夫婦のあり方を、服装や表情など細かい部分まで行き届く筆者の観察眼を通して分析し、体系化したものだということを踏まえると、
    夫婦の苦悩はもちろん、「多様性」を痛感した。
    その多様性を受け止め、夫婦の苦悩や葛藤を受け止めようという筆者のマインドに、とても共感しました。

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    2019年10月27日
  • 「女性活躍」に翻弄される人びと

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    男女のどちらが悪いというわけではなく、既存のジェンダーや新しく唱えられる女性活躍のスローガンのもと、生きにくさを抱え、それに抗おうとする人たちを見つめた本。筆者のマクロ的な分析もあるが、個人的には、実例紹介の方が興味深く感じた。

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    2019年10月13日
  • 夫婦幻想 ──子あり、子なし、子の成長後

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    現代の夫婦のあり方に一石を投じる良書。
    自分達の親世代(高度成長期)には、「夫は仕事、妻は家庭」という分業が成立していたが、経済成長が頭打ちになった現在ではこのような分業が成り立たなくなっている。さらに時代は女性の社会進出を推し進めていため、夫婦の形も多様化してきている。
    本書では、それらの代表的なパターンとして、「活躍する妻とイクメン夫」「大黒柱と内助の功(前時代の夫婦像)」「恋人夫婦(子供なし)」「羽ばたく妻と立ちすくむ夫(熟年離婚)」について、それぞれ長年の取材事例を紹介している。
    そこには、それぞれのパターンにおける夫と妻の「こうあるべき」という幻想と理想の解離に苦しむ姿が赤裸々に紹介

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    2019年09月17日