植田真のレビュー一覧

  • マンガでわかる考古遺跡発掘ワーク・マニュアル

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    ネタバレ

    大学で考古学を専攻していなくても、発掘作業員になれるんだと、まず驚きました。

    肉体労働の中の肉体労働とか、想像以上に過酷で大変ですね。

    合間合間に、博物館の紹介が入っているのも楽しかったです。
    ただ、手書きの文字が小さすぎてちょっと読みにくかったのが難点でした。


    昨今、夏は殺人的な暑さが続きますが、くれぐれも体調に気をつけてください、と思いました。

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    2025年10月10日
  • はじめて考えるときのように 「わかる」ための哲学的道案内

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    平易な語りかけるような文体であるが、「考える」とは何かという根本的な命題を取り扱う骨太な一冊。

    論理的思考(ロジカルシンキング)が巷で喧伝されていた時代を思い出す。ビジネスに欠かせない能力で、論理的な判断ができないとヤバいよという煽りに焦らされていたあの頃。
    本書によれば、論理はあくまでことばの意味をきちんと捉えることであり、考えるとは論理によって現れる情報を問題に合わせ取捨選択すること。一緒くた理解をしていた私に新たな知識がインストールされる。考える素材が一つ増える。

    自分の頭で考える。苦手なフレーズだ。どんだけ1人でうんうん唸ってても光明は差さず自分の至らなさに辟易しては落ち込んでいる

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    2025年10月09日
  • はじめて考えるときのように 「わかる」ための哲学的道案内

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    何をしていると言えるのか?改めて問うと難しいことを、軽妙な語り口で解きほぐす。
    爽やかな読後感。

    ・あることにチューニングされた状態。感じることに鋭敏になり、新たな関係、新たな意味を求めること。

    ・論理は手段であり、思考ではない。

    ・見えない枠と戦うこと。それを見えるようにしてくれるのは「変な」ひととの出会い。

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    2025年07月19日
  • はじめて考えるときのように 「わかる」ための哲学的道案内

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    考えるといくことを考えていく本です。
    論理的に考えるは実は考えていない、AIの推論は考えているとは言わない、という意見は新鮮で考えさせられました。そういえば、人工知能と哲学というタイトルの本が積読であることを思い出しました。

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    2025年04月26日
  • はじめて考えるときのように 「わかる」ための哲学的道案内

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    現実という地表から離陸し可能性へと舞い上がり、再び現実に着地する。これが考えるであり、その為の翼が言葉だ。

    なんか凄いことを言っている。

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    2025年04月24日
  • はじめて考えるときのように 「わかる」ための哲学的道案内

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    社会人になると「論理的に考えろ」・「頭を使え」とよく言われるが、そもそもとして「考える」とは何かを優しく諭してくれる、そのような本です。

    本書の中で語られる「考える」とは、頭の片隅に問題を留めておくということ。
    経験から得た常識や枠組みに対して、非常識や枠外の出来事に違和感や課題を感じ、それを頭に残しておく。そうすることにより、ふとしたタイミングで、違和感への理解や課題解決方法がパッと閃くことがある。

    個人的には、それこそ「アハ体験」なのではと思う。本書では「ヘウレーカ」と呼ばれている。

    日々の中で感じ取った異変(自分が理解できないこと)を頭の片隅に留めながら、生活を送って行きたいと思わ

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    2024年08月07日
  • はじめて考えるときのように 「わかる」ための哲学的道案内

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    つめこんで、ゆさぶって、空っぽにする
    何かを考えようとする時に、実は考えておくといいことが分かりやすく書いてある。哲学や論理学というと避けたくなるけど、その優しい手ほどき。

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    2024年05月26日
  • はじめて考えるときのように 「わかる」ための哲学的道案内

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    「考える」って何をしてるんだろう

    その問いこそが考えるということそのもののように感じるけど、考えるって実際に何をしてるのかわからない。

    考えている時と考えていない時の違いや、そもそも考えるってどういうことなんだろう、という漠然とした問いをわかりやすく説かれている本だなと思った。

    軽い気持ちで、簡単に哲学の考え方にも触れられる本かも

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    2024年01月17日
  • はじめて考えるときのように 「わかる」ための哲学的道案内

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    優しい哲学書

    考える、ということについて、哲学の授業で出てきた論法を誰でも分かる言葉に置き換え書かれ説かれている

    ゆったりとした時間の中で、思考を巡らせながら、読みたい一冊

    ◎論理は言葉の定義である
    仕事をしていて、論理的であることはとても重要視される
    論理的にすることは、考えさせないようにしているのだよ、ということにハッとした
    言葉の定義を明確にし、論理を創り出して、効率や生産性を求めた結果、評価と成果は得られるが、考えるヒトは生まれにくいのだと痛感

    ◎考えるということは、軽やかに踊って見せることだ

    とても印象的な一文
    考える、という行為をこんな風に表現できるのか
    物事に対する足場

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    2024年01月08日
  • クマのあたりまえ

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    こんなことなら死なないものに生まれたかった。
    死なないものを探して歩いて行った小熊は、森のはずれで見つけた石にのろうとするが…。
    「生きる」ことを考える、動物たちの七つの物語。

    動物が主人公のちょっと寓話っぽい物語。
    迷える動物たちが見つけるのは、ちょっとの勇気だったり、思いやりの心だったり。なにより今を精一杯生きることが大切だと教えてくれます。

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    2023年12月26日
  • クマのあたりまえ

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    ネタバレ

    ちょっと心が疲れた時に読むといいと思う。
    特に、最初の『べっぴんさん』がいいなぁ。最初の違和感は、納得。チドリさん色々あったのねぇ。

    『ショートカット』おサルの坊やも、印象に残るなぁ。

    アメンボやアオダイショウと鯉と、ライオンとクマが主人公?のお話。
    動物たちと人間が少しコラボするちょっと深い、優しいお話が多かった。

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    2023年10月07日
  • マンガでわかる考古遺跡発掘ワーク・マニュアル

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    考古学を研究する人ではなく、発掘の現場の人からの発信。
    いやあ本当にお疲れ様です…
    とくにこの暑い時期、私にはこんな過酷な現場やってられないと思った。
    著者は歴史(考古学)に対してとても真摯で、こういう方たちがいらっしゃるからこそ考古学の研究は進展していくのだろうなと思う。
    科博のミイラについてのコメントが素敵。

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    2022年08月12日
  • はじめて考えるときのように 「わかる」ための哲学的道案内

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    「頭で考えなさい」って昔から違和感があって。
    読んで字の如く、頭抱えて考えてました。でも、感覚的に、直感的に、手を動かし、パソコンでキーボード叩いて、とにかく書いて吐き出してみたほうが良い考えの整理になるんだよなぁと、思っていたことが、すっと腑に落ちた感覚。
    「論理的」という言葉も同じで、組み立てる際に論理を使うだけで、考える事とは別に切り離すべきなのだなと。

    時間を置いて、また再読したいです

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    2022年06月05日
  • クマのあたりまえ

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    ・短編集、現実とファンタジーの間を行ったり来たりして、けっこう暗い展開や結末もあるがそこから学びがあるお話だと思う。教科書に載っているというのも納得。
    ・アメンボのお話がとても好み、こういう不思議であたたかい体験を子どもの頃にしてみたかった

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    2022年05月30日
  • マンガでわかる考古遺跡発掘ワーク・マニュアル

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    考古学の基礎から

    まんがで分かりやすく説明されてます

    元々は 事務所にて所蔵品の

    分類管理をされたのちに

    実際の発掘現場へ
    出てくるのは 地味なものが多く

    たまにスター選手もでますが

    地味なものにこそ愛がなければ
    出来ない過酷で でも好きな方には
    楽しい仕事です

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    2022年01月31日
  • はじめて考えるときのように 「わかる」ための哲学的道案内

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    上司におすすめされて。
    「考える」ことがこんなにも哲学的で、深いことだと思ったことがなく、目から鱗だった。
    最近「もっとよく考えないと」と思うことがあるけれど、「考えるとは?」まで思い至れたことはない。
    思考を深めたい人にはぴったりな本だと思う。
    語り口は軽く、内容は深い。
    最後に考えるためのヒントも教えてくれているので、役立てたい

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    2022年01月07日
  • はじめて考えるときのように 「わかる」ための哲学的道案内

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    とにかくすべてに癒される。
    文章、イラスト、つるつるなカバー、きなりの紙、茶色の文字。
    絵本を読むように軽い感覚で、「考える」について目からうろこが落ちるような発見を楽しめる。
    今考えてる、って言ったりするけれど、考えてるって実際何してるの?
    普段、当たり前に使ってる「考える」という言葉の定義から始めてくれる本。

    問いと答えをらせんのように繰り返して進んでいく。ヘウレーカの声を待つ。
    関係ないけれど、ヘウレーカと言えば、ドラマメンタリストで、ヴァンペルトがやたら気に入って使っていたことを思い出す。
    きたこれ、犯人の手がかり見つけた、ヘウレーカ!

    考えるっていうのは、手を使って、道具を使って

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    2021年12月15日
  • はじめて考えるときのように 「わかる」ための哲学的道案内

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    論理とは何か、考えるとは何か、言葉とは何か
    という内容を平易にしかも読みやすい文体で書かれていて非常に良い。

    ロジカルシンキングとか、論理的に考えるとか言うが、論理とは?考えるとは?というもう一段上のことを書いており、自分の中でも「考える」きっかけになる。

    個人的には、巷のロジカルシンキング系の本とか読んだあとにこの本を息抜き代わりに読んでみると良いかなという印象

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    2021年08月05日
  • クマのあたりまえ

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    ネタバレ

    短編集。ベタな話だが「朝の花火」が良かった。少女を絞め殺そうとしたアオダイショウが、少女と毎日会話するようになってから次第に心を開いていく。最後はエレベーターに閉じ込められた少女を助けるために、鉄塔に登り自ら命を落としてしまう切ない物語。
    最終話の「クマのあたりまえ」も良かった。小熊の言った言葉、「死ぬのは今でも怖いけど、死んでるみたいに生きるんだったら、意味がないと思ったんだ。」が心に残った。

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    2020年08月23日
  • クマのあたりまえ

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    収められた9つのお話は動物目線で描かれてはいるものの、生きる意味を見失っているひとに読み聞かせてあげたいものばかりです。中にはほんのり哲学も入ってて深く考えさせられるようなものも。私はとりわけ「アメンボリース」が好みかな。

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    2020年04月05日