植田真のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
再読。不思議と最初に読んだときと同じ感触があった。もう一度、きちんと読み返したくなる本だと思う。
考えるという行為について、自分ではうまく言語化できなかったことが、そのままの形で書かれていて、「ああ、こう言えばよかったのか」と腑に落ちる瞬間がいくつもあった。
最近、仕事で部下を持つようになって特に感じる。
わからないことを恥ずかしがって聞かない人がいるけれど、本来は逆で、学べば学ぶほど問いは増えていくものだと思う。
わからないことが増えるというのは、探究心に導かれて理解が深まっている証拠でもある。
それと、「自分の頭で考えろ」とよく言うけれど、本書では「考えるのは頭の外で行われる」と語られていて、これがとても腑に落ちた。
頭の中だけで延々とこね回している状態は、考えているというより、ただ悩んでいるだけなのだと思う。
最後にもうひとつ。
「論理的に考えろ」という言葉についても、少し距離を置きたくなった。
前提や結論そのものの正しさと、論理の正しさは別のものだという指摘は、あらためて強く印象に残った。 -
Posted by ブクログ
これはきっと、通読することに大きな価値はないと思った。読むという一時の体験で終わる話ではないからだ。そうじゃなくて、持っておいて、時折開いて、見て、長く付き合っていくと、この本がボロボロになるのと比例して価値も大きくなっていくのだと思う。
問題を抱えて、揺さぶって、空っぽにする。そしてまた問題を抱えて…繰り返して途切れない。つまり、考えるということを通して、生きるということを問うみたいな、そんな身近にある壮大な話だ。
そして、沢山詰め込まれている絵には意味は無いけど大きな意味があるんだ。
言っている意味分からないけど、また、引き続きこの本と付き合っていきたい。
また、これは学生がまさに考えることに向かう時に読んでもいいが、たくさん考えてきた大人が読むことにも価値があるだろう。まさにはじめて考えるときの「ように」ね。
なんか、そんな意図はあるのかしらないけど、なんだか励まされるような、そんな不思議な力がこの本にはあるなって思う。