松沢裕作のレビュー一覧

  • 歴史学はこう考える

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    深すぎる、悲しいがわたしでは理解出来なかった。史料や論文の構成がなんとなく、、、
    あまり興味のある分野では無いので、より抵抗感がでたかも。  もっと読解力をつけなければならない、一番の感想です。

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    2024年11月22日
  • 歴史学はこう考える

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    <目次>
    第1章  歴史家にとって「史料」とは何か
    第2章  史料はどのように読めているのか
    第3章  論文はどのように組み立てられているのか(1)~政治史の論文の例
    第4章  論文はどのように組み立てられているのか(2)~経済史の論文の例
    第5章  論文はどのように組み立てられているのか(3)~社会史の論文の例
    第6章  上からの近代・下からの近代~「歴史についての考え方」の一例

    <内容>
    歴史家が、自分たちの手の内を明かしながら、何を考えながら叙述しているのかを、本人の専門の近代史のカテゴリーの中で、政治史・経済誌・社会史と、少しアプローチの仕方が違う論文を、分析していく。歴史を学ぶ者た

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    2024年10月31日
  • 生きづらい明治社会 不安と競争の時代

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    読みやすかった。江戸時代からの変貌は大きいものがあるのは分かっていたけどそれ故に大変だった事も多かったのだと知ることができた。

    努力すれば必ず報われる精神が広まったのはこの頃だったのか

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    2023年09月03日
  • 大人のための社会科--未来を語るために

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    ネタバレ

    国が生まれた理由について、アリストテレスは、我々が生存するための必要によるものであったが、今やそれは我々の生活を良くすることにあると言いました
    歴史的な賃金の下落圧力
    技術革新やグローバル化の影響も大きなものでした。ITの発展は様々な仕事を陳腐化させました。

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    2023年08月06日
  • 生きづらい明治社会 不安と競争の時代

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    頑張れば成功する。
    安丸良夫さんの提唱する明治期の通俗道徳に囚われているのが明治期の生きづらさと説かれている。
    貧民窟、売春のような環境、貧民に対する視線の冷たさ、立身出世による頑張れば報われるという考え。
    一見、努力=貧困からの脱出のように思われるが、努力した結果、環境からの脱出が出来なかった場合どうなのかという点が問われている。
    明治期の生きづらさと現代の生きづらさは共通はする事があるのではというのが要旨。
    共通化しているようで、一概にそうとも言えないというのが自分の意見。
    明治期と現代の間を省略して論じるのは無理がある。
    それぞれの時代に課題があり、環境も違う。
    通俗道徳の概念に違いもあ

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    2022年08月28日
  • 生きづらい明治社会 不安と競争の時代

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    明治時代の主に貧困層にフォーカスされている。

    貧しいのは努力が足りないという、通俗道徳と言われる価値観は明治から始まっており、現代の生活保護を受ける者に対するバッシングのようね感情は、明治にもあるそうだ。
    もう少し広く庶民の生活とかが分かる本なのかなと思っていたら、そうでもなかった。

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    2022年05月15日
  • 生きづらい明治社会 不安と競争の時代

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    明治に生きる人

    と、我々

    生きづらいって人生で、自由かも

    罠にハマっているって言われてもそうだと素直に思えないのは
    私が今すでに罠にハマっているからなのかもしれない

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    2021年10月18日
  • 生きづらい明治社会 不安と競争の時代

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    明治政府の誕生や廃藩置県といった政策を見ても、ほぼクーデター、大正初期までは暴動が絶えなかった。伝統社会に明治政府という「異物」が覆いかぶさって搾取しているイメージ、現代日本に重なる。しかし現代日本では政府への反乱が中々起きない、何故だろうか。

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    2021年03月11日
  • 大人のための社会科--未来を語るために

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    仕事関係のとあるきっかけで手に取った本。

    社会科って実用的なイメージだったけど、社会科学となるとまた違った効用があるんだな、と知ることが出来た。

    身の回りのことを分析して、自覚して、
    「これは出来ている」「これはまだ出来ていないから、このあとどうしちゃおう」
    と将来を楽しみにするのが、役立て方の一つということかな。

    来てない未来を楽しみにするためには、それだけの能力がないといけないと思う(先天的に楽天的な人は別として)。
    その能力は、考える力だったり、考えるための材料を集める力だったり、集めた材料を編集する力なんだろう。

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    2019年12月23日
  • 生きづらい明治社会 不安と競争の時代

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    明治という社会が大きく動いた時期、その中での人々の日常はどうだったのかを紹介されています。そしてそれを現代社会との比較を通しての問題提起に結び付けられています。明治政府というのが生まれたばかりで力の無い(金の無い)存在であったことが、消極財政となり、社会的な弱者は後回しにされ、それを許容する社会風習があったこと。それは現代社会にも似たところがあり、それを学ぶことで、現代の闇を知ることにもつながります。そのうえで、現代社会の常識に対して、著者からの問題提起がなされています。
    日本人は昔から変わっていないという根本的なところかもしれませんが、ひょっとしたら人間そのものの闇なのかもしれないなと思いつ

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    2019年10月01日
  • 大人のための社会科--未来を語るために

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    『運動が起き、それが広がるためには、「参加者の間で何らかの価値が共有されていること」そして「その価値が相手にも共有されていると考えていること」が必要』

    相手にも共有されていると考えていること、これが難しい。運動まで行かなくても、仕事の部下と上司の関係でも同じことがいえるんじゃないだろうか。多様な価値があると考えることのできる経験と想像力と余裕が必要だと思う。


    『事実の認識問題は、「出来事レベルでの認識の共有に失敗」と「解釈レベルでの認識の亀裂」がある』

    出来事レベルでの認識の共有は日常でもよくある。それをなくすために丁寧にこまめに伝えようとするとそれはそれでくどい(笑)
    でも、仕事

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    2018年10月28日
  • 大人のための社会科--未来を語るために

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    全体としての問いかけにはすごく共感できるものがあるが、いかんせん学者さんなのでソリューションがぼやっとしている感は否めない。また、章ごとに質が異なっていて、身近に感じるもの感じないもの、抽象的なもの具体的なもの、賛同できるものできないものとバラついている。勉強になったところもあるので、気持ち的には星3つ強です。

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    2018年10月21日
  • 大人のための社会科--未来を語るために

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    大学教授等の専門家が、現代社会での事柄について、上から目線で述べたもの。本書作成の発想はとても良いと思うが、共著となっているので章によって、質にばらつきがあり、感動的な内容がある一方、読むに堪えない稚拙な部分もある。特に松沢氏の意見は、左翼的で賛同しかねる箇所が多く、また下から目線で本書作成方針に反すると思う。
    「シェアリングが広まれば、人生の生活水準は上がりますが、GDPは上がりません。物を大切に使うことや、再利用に努めることも、やはりGDPを上げません。エコロジカルな暮らし方はGDPの上昇には結びつきにくい傾向があります」p15
    「(勤労)まじめに労働にいそしむことを大切にする考え方は、

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    2018年10月21日
  • 大人のための社会科--未来を語るために

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    高校生でも十分に読める易しい語り口で、論点がすっきりと整理されている本。学問を通じて「世の中をちょっとでもましなものにしたい」という思いが前面に表れていて、好感が持てる。
    表紙もgood。

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    2018年09月13日
  • 大人のための社会科--未来を語るために

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    日本の社会を、12のキーワードの切り口から、社会科学の手法により考察、分析している。ポストGNP、多数決の基準の取り方で変わる結果は考えさせられる。本書でも述べられているが、近代を主導する理念が、進歩から希望に変わり、未来への思考が楽観的から懐疑的に変わりつつある意見は一聴に値する。

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    2018年05月15日
  • 大人のための社会科--未来を語るために

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    20180503 自分なりに今の政治にモヤモヤした気持ちを持っていた。そんな時にこの本を見かけた。そうだ、基本を理解していないから答が出てこないんだとの思いで読み始めた。各担当者の知識はもちろんだがテーマに発生するだろう疑問に対しての回答もわかりやすい。今をつかむために気になるテーマからでも読む事を勧めます。

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    2018年05月03日
  • 大人のための社会科--未来を語るために

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    現代社会を切り込んでいるように思えて、そうでもない書きっぷり。SEALDSの運動が18歳選挙権を促したように書かれてあるが、そうとは思えない。
    章立てしてあるが、論点がいまいちわからず、読み投げ。

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    2018年04月28日
  • 大人のための社会科--未来を語るために

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    これからの社会をよりよくするためのヒントとして、一人一人が考えていかなければならないテーマを4人の著者が解説した本。取り上げられているテーマは、GDP,勤労、時代の分け方、多数決、社会運動、私、公正、信頼、等々全12項目。
    できるだけ平易に書いてくれているのだとは思うが、それでも筆者にとってはまだ難解な個所が多かった。
    そもそも本書カバーのイラストが田中圭一だったので、内容もそれなりにやわらかいものだと期待してしまったのが間違いだった。田中圭一の作品を知っている人には、カバーイラストは明らかにミスリーディング。
    著者達、あるいは出版社側は確信犯なのか、それとも偶然なのか、田中圭一の起用に至るま

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    2018年01月04日
  • 大人のための社会科--未来を語るために

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    GDPに代わるもの=HDI(ヒューマンデベロップメントインデックス)。概してGDPに比例する。
    国民総幸福量=GNH。

    功利主義基準(全員の効用の足し算)、ナッシュ基準(掛け算)、マクミラン基準(最低のレベルに着目)。
    どの基準が幸福の算定にいいか注意する。

    日本人には「働かざるもの食うべからず」という背景があるため、生活保護や貧困対策よりも、公共投資による勤労のチャンスを用意することが大事だ、と考えるようになった。

    日本の政治は、特定の誰かの利益、の寄せ集めになっている。教育の無償化、医療の無料化などみんなの利益となる分野が少ない。

    選挙は決め方次第で結果が変わる。決戦投票方式やぼづ

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    2017年11月19日
  • 大人のための社会科--未来を語るために

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    もともとあまり「社会科」は好きではなかったし,今でも「社会学」とか「社会学者」って漠然としてアヤシイと思っているんだけど,読んでみた。
    読みやすいし,「そうだね」「なるほど」と共感することは多いものの,結局「社会科」って何なのかはよく分からない。

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    2017年09月10日